AMX Chasseur de chars

Tier 8 フランス 中戦車 (課金戦車) / 略称:AMX CDC (読み方 ア･エム･イクス シャッセー・ドゥ・シャー)

スペック(v1.10.0)

車体

武装

砲塔

エンジン

履帯

無線機

乗員

拡張パーツ

	Class2		Class2		Class1		Class1		Class1		Class1
	○		○		Class1		Class2		Medium

隠蔽性

車両に関する変更履歴

解説

• 概要
  v0.9.6で追加されたTier8のフランス課金中戦車。
  戦後、AMX社が提案した90mm戦車砲搭載型駆逐戦車の計画案である。
  マッチング優遇はなく、Tier10戦車ともマッチングする。
   
  徹底的に軽量化された車体に強力なエンジンを搭載し、非常に高い機動性を有した快速中戦車である。
  （公式ではゲーム内最高の出力重量比とあるが、実際は一部軽戦車に劣る。もちろん中戦車の中では堂々のトップである。）
   

• 火力
  • 90 mm AC DCA 45
    同格の課金重戦車であるFCM 50 tとほぼ同じ主砲を搭載しており、精度と照準時間があちらより優れている代わりに、発射速度はこちらの方が遅い。高い貫通力とある程度のDPMは確保されているものの、昨今のTier8(課金)中戦車としては火力面では見劣りする。
    後述の高い機動力によって裏取りや陣地転換が容易なため、正面からは貫通が見込めない相手にも側背面からの攻撃で十分に打撃を与えていこう。
    また、装甲が壊滅的といえる本車両にとって-10°という広い俯角は、ハルダウンで被弾面積を極力小さくすることができ非常にありがたい。マップの知識を培い、機動力を活かして戦いやすい場所を確保していこう。
     

• 装甲
  Tiger II並に車体が大きいにも関わらず砲塔、車体ともに最も厚い前面装甲ですら30mmしかないと紙装甲の一言に尽きる。同格の中戦車どころか一部の軽戦車にも劣り、榴弾すら直撃すれば容易に貫通してしまう。多くの砲弾がAPやAPCRの3倍ルールに入ってしまうため、角度による跳弾もほぼ期待できない。車体の大きさから被弾面積が大きいため、敵に車体を大きく晒け出すのは自殺行為である。側面に至っては弱体化された自走砲の榴弾にさえも貫通される恐れがある。
   
  砲塔正面の防盾部分は傾斜もあって敵の砲撃を弾く可能性があるが、防盾自体が小さいためあまり当てにならない。基本的に「撃たれない」ように心がけ、どうしてもという場合はHPで受けるつもりで戦おう。
   

• 機動性
  34tの軽量な車体にTier10クラスの1,200馬力エンジンを搭載しており、全中戦車中1位という高い実用出力重量比による圧倒的な瞬発力を誇る。
  平地では容易に最高速度57km/hに達し、坂道でもほとんど減速しないため陣地転換に関してはまず不満点がない。
  その一方で履帯の性能が悪く、少し旋回するだけで速度が大きく低下してしまう。出力重量比が高いからと言って軽戦車のような機動戦ができるわけではない。基本的に接近戦を挑むためのものではなく、戦場を臨機応変に移動するための機動力であると思っておいた方が良いだろう。
   

• 視界・隠蔽率
  視認範囲は390mと広めであるが、隠蔽率は全中戦車の中でも低い。カモスキルや迷彩がなければ容易に発見されてしまうレベルのため、他の中戦車と同じ感覚で移動しているとまず先に発見され、先制攻撃されてしまう。移動中は常に見られていると思って行動し、可能ならば車長スキルの第六感を取得済みが望ましい。
   
  v0.9.5から、ミニマップの拡張機能で敵の車種名と最終スポット地点が記録されるようになり、敵車両がどの範囲に潜んでいるかがある程度予測できるようになった。ミニマップから情報を読み取り、隠蔽率で大きく劣る本車両に適した進行ルートを模索していこう。
   

• 総論
  「走攻守」のうち、守を徹底的に削って走攻につぎ込んだかのような尖った性能の車両である。
  課金戦車としては高い攻撃力と優れた機動力から基礎能力はかなり高水準な一方で、装甲と隠蔽率に致命的な弱点を持つ。ほぼ先に発見され、ほぼ全ての弾が貫通してしまうという制約の下で、強みである攻撃力と機動力をどこまで活かせるかに本車両の全てがかかっていると言っても過言ではない。そのためには各車両の視界や隠蔽率、マップの地形などに関する知識や経験が求められ、潜在能力を引き出すには熟練を要する課金戦車である。
  一方で課金戦車としては攻撃面に優れ、高い機動力から射撃機会も得やすいので、使いこなせればクレジットやフリーEXPを稼ぎやすい車両と言える。
   
  何かと比較対象になるのが同格のフランス課金重戦車であるFCM 50 t。
  単純な性能ではあちらより砲性能と機動力に優れ、防御面で劣るといったところだが、マッチング優遇の有無からTier10車両と会敵するこちらがより扱いが難しくなっている。
  乗員育成の面で見れば車種の違いで差別化が可能。乗せ換えによる再訓練を前提とする場合、どちらを選ぶかは個人の好みによる。
   
  後発の同じ中戦車であるLorraine 40 tと比較すると、機動力・装甲では互角なものの火力で明確に劣っており、引け目を感じることがあるかもしれない。
   

史実

1946年に、AMX（イシィ・レ・ムリノー兵器廠）が「Chasseur de chars(駆逐戦車)」として 新車両開発に向けて発表したデザイン。
強力なエンジンと軽量な車体は非常に高い機動力をもたらし、また90mm砲は高い発射レートのための砲弾装填装置を搭載する予定だった。
しかし薄い装甲、設計の複雑さ、そして大きすぎる車体などから本車両は軍の興味を引かず、試作車が完成する事なく計画は中止された。

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