Tier 3 フランス 駆逐戦車(課金戦車) / FCM36Pak40
フランスのFCM 36の車体に、ドイツが自国の7,5 cm Pak 40を載せている。
フランスの車体にドイツの戦闘室・主砲という同じ経歴を持つ105 leFH18B2とは戦闘室の形状が似ている。
なお、その外観に緑系の迷彩が合わさるとスイカに見える事から、海外ではウォーターメロン等と呼ばれる事も。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 320 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 40/20/40 |
最高速度(前/後)(km/h) | 24/10 |
初期重量(t) | 13.89 |
実用出力重量比(hp/t) | 6.55 |
砲塔旋回速度(°/s) | 44 |
視認範囲(m) | 400 |
本体価格 | 850G相当 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
7,5 cm Pak 40/2 | 15.92 | AP APCR HE | 98 126 38 | 110 110 175 | 1,751 | 0.37 | 1.5 | 790 988 790 | 70 | 46 2,800 19 | 1,520 | -8°/+17° |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Berliet MDP | 91 | 15 | 200 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
FCM 36 Pak 40 | 14.6 | 37 | 2,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Fu.Spr.Ger. "d" | 310 | 50 |
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乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
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拡張パーツ
× | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 18.3% | 6.42% |
移動時 | 10.94% | 3.84% |
射界
射界 | 左7°/右7° |
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車両に関する変更履歴
v0.9.16 | HDモデル化 |
v1.9.0 | 総弾数を40発から70発に変更 修理費用を44%ダウン HPを180から320に変更 |
解説
- 概要
v0.7.3で追加されたTier3のフランス課金駆逐戦車。
大戦後期、ドイツがFCM 36をベースに改造した対戦車自走砲である。
駆逐戦車最高の視認範囲と優秀な主砲を併せ持っているが、紙装甲と壊滅的な機動性という癖の強い駆逐戦車となっている。 - 火力
俯角は-8°と悪くないが、戦闘室が軟らかいので投影面積の削減の効果しかない。
また、射界が左右7°ずつとかなり狭い点には注意。- 7,5 cm Pak 40/2
Marder IIの最終砲と同一のものだが、名称や諸性能が異なる。
あちらと比べると射界・貫通力で劣り、精度・照準時間・発射速度で優れる。
特にDPMはValentine ATの榴弾砲といった例外を除けば、トップクラスの優秀さを誇る。
しかも欠点の一つであった貫通力は、v0.9.18でTier5戦車とマッチングしなくなった為、間接的に解消されている。
射界の欠点についても照準時間が1.5秒と非常に速い為、ある程度は緩和されているのが嬉しいところだ。
- 7,5 cm Pak 40/2
- 装甲
基本的に頼りにならない。
車体はFCM 36をベースにしている為、前面後面だけなら表記通りの40mm+傾斜があり、運が良ければ弾いてくれる。
しかし、巨大な戦闘室は20mm程度しかない紙装甲であり、被弾すればHEにも撃ち抜かれてしまうだろう。
また、オープントップなので自走砲の直撃弾にも警戒する必要がある。 - 機動性
極めて劣悪であり、鈍足揃いのフランス低Tier戦車の中でも群を抜いて酷い。
最高速度24km/h・後退速度10km/h・出力重量比6.55と超重戦車並にとにかく遅く、平地でも20km/h未満が当たり前である。
旋回性能は悪くないとはいえ、発見されたらまず回避運動すらままならないだろう。
基本的に中距離以遠で敵を近付けさせない位置取りが重要であり、茂みの利用はもちろん、遮蔽物や退路はしっかり確保しておこう。 - その他
本車を語る上で欠かせないのは、視認範囲が400mと全駆逐戦車中トップタイ*3な事である。
また、隠蔽性能はTier3駆逐戦車が軒並み高隠蔽ゆえに見劣りするが、駆逐戦車としては実用的な数値を有している。
待ち伏せで先手を取る事に関しては、マッチングする他車輌の追随を許さない為、これをいかに活用するかが重要となるだろう。
一方で無線の通信範囲は310mと低く、狭いマップでも頻繁にロストする。幸い広大な視認範囲のおかげで問題になる事は少ないが、ロストした味方が撃ち漏らした敵に思わぬ所から発見されたり攻撃を受けたり、自分が危機的状況になったことが伝わらないこともままあるので、警戒は怠らないようにしたい。 - 総論
マッチング帯に並ぶ者のない視界とTier3駆逐戦車の中でも優秀な火力を併せ持った、課金戦車としてはかなり異色の車輌である。
防衛戦闘に関してはこの上ない適性を持ち、劣勢の戦況を容易に覆す力を有している。
しかし、超鈍足・紙装甲という欠点が常に付いて回る為、発見されると配置変えがしづらく、能動的な偵察も即詰んでしまうようなリスクと隣り合わせになる。もちろん市街地などの視界が活かしづらいマップは苦手であり、不得意な接近戦が多発する場では厳しさが否めない。
とにかくピーキーな車輌だが、上手くハマった時の「戦場を支配している」感は他では味わえないものがあり、根強い愛好家のいる駆逐戦車となっている。目は良いが足が非常に遅いという特性上、陣地近くの茂みで待ち伏せしている事がほとんどである。
よって、前半戦は有効な火力支援を行えず(開幕特攻でもしないかぎり)驚異になることは少ない。だが、後半戦で相手を壊滅状態に持ち込み、敵の数が少ないと高を括って敵陣地へ攻め込んだら、この車両によって痛い返り討ちに遭うというパターンが多い。このような状況の場合、単独で挑む事は避けるべきである。
また、単独で味方を向かわせるのも止めるべきである。驚異的な視界と高いDPMと精度を持つ主砲を搭載したこの車両の前では、順番に処刑されに行くようなものである。相手を発見できずに無茶な突撃を続けた結果、気が付いたら逆転負けか、引き分けに持ち込まれた・・・となっては目も当てられない。
そうなる前に、味方が動いたらペアで行動する、あるいは応援を要請して同時に2両以上で接近しよう。敵陣地付近まで先行している場合は、味方が到着するまで待機するように。
また、固まって接近するのではなく、なるべく二手に分かれ挟み込むように接近しよう。いくら強力な車両でも2両以上同時に相手する事はできない。相手はどちらか一方を対処する事になるのでどうしても隙ができる。そうすれば発見も容易になるはずだ。茂みで身を隠しても大抵の場合、視界負けする。見つかる事は覚悟の上で障害物を利用して行動し、見つかったり攻撃を受けたら即座に安全な場所へ身を隠そう。敵の自走砲が生き残っている場合は、その攻撃にも警戒するように。ラジオコマンドで味方に自分の置かれた状況を伝えるとなお良いだろう。
見つかったら撃破されやすい脆さがあるFCM 36 Pak 40のプレイヤーも必死になる。最終的には相手との我慢比べとなるので、隙を見逃さず戦いを有利に導いていこう。
史実
この対戦車自走砲はドイツ軍の手により、鹵獲したフランスのFCM 36軽歩兵支援戦車を改造したもので
10輌転換されて西方戦線の戦車旅団に配備された。
連合軍のノルマンディー上陸作戦では、第21装甲師団で運用され実戦に参加。
その後、連合軍によって再度鹵獲され、自由フランス軍により実戦運用された。
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