Tier7 日本 重戦車 / 日本語表記:オニ
↑ O-Ni + 10 cm Cannon Type 92
非常に車高が高く、特に側面の投影面積が大きい。v0.9.13アップデートにて梯子が追加された。
↑ O-Ni + 15 cm Howitzer Type 96
Type 92と同様に、前身で装備していた時と違い元の野戦砲をそのまま載せたような見た目。
↑ O-Ni + 10 cm Experimental Tank Gun
史実ではホリ車などに装備が予定されていた10cm戦車砲。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,550 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 175/70/150 |
最高速度(前/後)(km/h) | 25/10 |
重量(初期/最終)(t) | 100.04/100.9 |
実用出力重量比(hp/t) | 11.89 |
本体価格(Cr) | 1,490,000 |
修理費(Cr) | 約9,000 |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 攻撃的重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
10 cm Cannon Type 92 | 5.45 | AP AP HE | 175 201 53 | 300 300 360 | 1,636 | 0.41 | 3.2 | 720 720 765 | 100 | 250 3,600 190 | 1,792 | -10°/+20° |
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15 cm Howitzer Type 96 | 2.5 | AP HEAT HE | 121 150 75 | 700 700 890 | 1,750 | 0.56 | 3.5 | 500 500 540 | 60 | 540 4,800 660 | 1,432 | |
10 cm Experimental Tank Gun | 5 | AP AP HE | 190 215 53 | 330 330 430 | 1,650 | 0.42 | 3.3 | 916 916 900 | 100 | 455 4,400 245 | 2,500 |
※副砲塔と干渉する角度では10cm砲は-9°~-10°、15cm砲は-5°~-9°。更に15cm砲では俯角制限の範囲も広くなる
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
O-Ni | 200/150/150 | 18 | 380 | 17,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
2x Kawasaki Type 98 V-12 (550) | 1,100 | 20 | 1,020 |
---|---|---|---|
2x Kawasaki Type 98 V-12 (600) | 1,200 | 20 | 1,020 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
O-Ni | 100.5 | 16 | 28,000 |
---|---|---|---|
O-Ni Kai | 105.5 | 18 | 28,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Type 94 Mk. 4 Hei | 350 | 90 |
---|---|---|
Type 96 Mk. 4 Bo | 425 | 50 |
Type 3 Otsu | 550 | 240 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Radio Operator | 6 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 0.06% | 0.01% |
移動時 | 0.06% | 0.01% |
派生車両
開発ツリー
10 cm Cannon Type 92 (初期/68,500) | ┳ ┃ | 10 cm Experimental Tank Gun (16,200/110,000) | ━ | O-Ho (110,200/2,680,000) |
O-Ni (初期/20,000) | ┃ ┗ | 15 cm Howitzer Type 96 (14,750/71,200) | ||
Type 94 Mk. 4 Hei (初期/2,350) | ━ | Type 96 Mk. 4 Bo (1,400/14,000) | ━ | Type 3 Otsu (4,000/22,000) |
2x Kawasaki Type 98 V-12 (550) (初期/51,000) | ━ | 2x Kawasaki Type 98 V-12 (600) (27,500/77,500) | ||
O-Ni (初期/15,000) | ━ | O-Ni Kai (10,800/29,200) |
車両に関する変更履歴
v0.9.10 | 新規実装 |
v0.9.13 | 車両モデルを改良 |
v1.5.0 | 15 cm Howitzer Type 96の装填時間を23秒から24秒に変更 15 cm Howitzer Type 96のHE弾の攻撃力を910から890に変更 |
解説
- 概要
v0.9.10で追加されたTier7の日本重戦車。
O-Iの想像図の一つをベースにした100トンの超重戦車である。
名称は架空の物であり、大型の「オ」とイロハの開発順で4番目の「ニ」で、「オニ」。すなわち4番型大型戦車という意味である。*1
- 火力
同格の重戦車の多くは初期砲に難を抱えているが、この車両は初期砲の10cm加農砲・前車で開発済みの15cm榴弾砲ともに充分な性能を持っており、改良砲塔も存在しないのでフリー経験値を用いずとも乗り出しから戦力となれる。
いずれもDPM・精度・照準時間に難を抱えており、相手との距離感が難しい。- 10 cm Cannon Type 92
O-Iと同じ初期砲。性能的にも発射速度と精度以外はほぼ同じ。
通常弾の貫通力が175mmあり、初期状態でも最低限、そこそこは戦える。しかし課金弾が日本特有の強化AP弾で貫通力があまり伸びず、相手によっては全く歯が立たない。精度がやや低めで照準時間も長い為、弱点に当てるのも難しい。
また、やや遅い弾速が精密狙撃などの際に地味に足を引っ張る。
HEも威力不足で、同格以上の重戦車には正面から撃ってもまともなダメージが期待できない。
モジュール開発が進んだ後は10 cm Experimental Tank Gunに換装しよう。 - 15 cm Howitzer Type 96
O-Iでも使用した15cm榴弾砲。最終砲候補その1。
技術ツリー上必ずO-Iで開発済み、かつ初期砲より軽いため乗り出しから使用できる。
相変わらず発射速度は遅いが、O-Iから各性能が少しずつ向上しており、扱いやすさは多少改善されている。格上への対抗力は10cm戦車砲と比べて優れており、市街地等での重戦車との近距離戦においてその真価を発揮する。
一方、正面の一部で副砲塔と干渉して俯角が-5°程しか取れなくなる欠点がある。後継のO-Ho程酷くはないものの、O-Iのように正面から俯角を使う戦い方が難しくなっている。
側背面はO-Iと異なり俯角を-10°取ることができるが、稜線ハルダウンから俯角ぎりぎりを狙う場合や、車両同士が触れ合うような近距離戦では注意が必要。重戦車IS-3等が正面から来た場合でも、ぴったり張り付かれると副砲塔の間からしか撃てなくなる。
ちなみに、こういった張り付き戦法に対しては、砲塔天板へのHEかAPの撃ち下ろしが有力な対抗手段となる。
本車は砲の位置が高いため、近距離ではちょうど目の前に天板がある場合が多く、APならほぼ確実に貫通が、HEでも多大なダメージが期待できる。
うまく副砲塔の間に拘束して、スコープで狙ってみよう。
(例えば前述のIS-3は、砲塔正面は堅いが天板はたったの20mmしかないため貫通させやすい) - 10 cm Experimental Tank Gun
最終砲候補その2。10 cm Cannon Type 92と異なり、弾速も遅くない。
通常弾の貫通力、単発火力は平均的で、15cm榴弾砲と比べると安定した攻撃力が期待できる。あちらとは異なり、車体側面を晒さずに俯角を大きく取れるため、撃ち合いになった場合の防御力はこちらが大幅に上回る。
しかし課金弾が日本戦車特有の強化AP弾であり貫通力があまり向上しない。
砲精度がそこそこ止まりで、さらに照準の収束がかなり遅いため精密狙撃や飛び出し撃ちは苦手。弱点の狭い重装甲車輌相手にはかなり苦労するだろう。
そういった車輌とやむを得ず相対した場合、相手が隙をさらすまでダメージを抑えてひたすら耐えるか、ダメージを受けてでも距離を詰めて弱点を狙うかの二択となるため、初動の段階で動きを想定してから前進するべきであろう。
なお、初期砲と比べてHEの火力が高く、ひたすら粘って相手を拘束したい場合やミリ残りの車両を削り殺す際には非常に精度の高い10榴としても使用できる。IS等の122mm砲のHEに比べれば活躍の場は限られるが、総弾数には余裕があるため、いくらか持ち込んでおくのも良いだろう。
- 10 cm Cannon Type 92
- 装甲
O-Iから満遍なく正面装甲を増厚したような隙のない重装甲を備える。
O-Iから全幅は削減されているものの、車高がかなり高くなっており、特に側面からの攻撃への脆弱性が増している。
耐久力はその見た目どおりTier7最高の1,550を誇り、過半数のTier8重戦車を上回る数値。- 砲塔
いまいちな防御力だったO-Iの砲塔から形状・装甲厚ともに改善されている。正面は垂直とは言え200mmに強化され、同格の通常弾に抜かれることは少なくなった。
側背面は万遍のない150mm厚。正面からなら角度約55°実装甲厚250mmオーバーと硬い。一方、側面や斜め前からの攻撃には弱い。よそ見は危険であり、常に真正面を向けるのが理想。
キューポラは150mmある上に、位置や形状のために狙いづらく、大きな弱点とは言えない。
副砲塔は垂直部分が175mm、側面150mmであり冷静に狙われると格下にも抜かれることがある。円筒形であるため昼飯等も無効。 - 車体
正面は上部、下部ともに均一な175mm厚。貫通175mm以下の相手には鉄壁といえる。機銃やハッチも弱点ではない。
しかしながら傾斜は緩く、実装甲厚は190mm~220mm程度にとどまる。
昼飯でも副砲塔や車体の側面先端といった広めの弱点部位を隠す事が難しいため、数値以上の防御力はあまり期待できない。
Tier7以上ともなると通常弾ですら200mmを超える貫通力を持つ敵も現れるので、相手によっては装甲ではなくHPで受ける戦い方に切り替える必要がある。
均一な分厚い装甲であるため榴弾には強く、内張り装甲 (特大)を装備していれば口径120mmクラスのHEすら極小ダメージに、150mmクラスのHEも100ダメージ程度まで抑える事が出来る。
榴弾砲装備の相手と戦うときは、角度を付けずにきっちりと真正面を向けた方が良い(他の車両にも言えるが、正面が均一に分厚く、側面の薄い本車では特に)。
瓦礫や破壊された車両の残骸、あるいは味方戦車で履帯を隠すことを意識して動こう。
- 砲塔
- 機動性
装甲は厚くなったが、全重は前身のO-Iから大幅に軽減されO-I Exp.と同等の100t前後になったため、出力重量比は重戦車の中では悪くない。履帯を改良すればある程度の加速力・旋回速度を得られ、最高速度こそ25km/hと低いもののおおむね普通の重戦車程度には動ける。
- その他
隠蔽率は非常に劣悪で、かのWaffenträger auf E 100を大きく下回り全車両中で最低*2の数値である。Tier7にもなると全体の視界が伸び、偵察能力を強化するプレイヤーもかなりの割合で出てくるので、移動中に発見されてなす術もなく撃破されることも珍しくない。
長距離を移動する際は射線を遮る障害物・起伏が多いルートを選ぶか、あるいは一般的な重戦車よりも遠回りなルートを通ることを心がけよう。ゲームシステム上、茂み等をはさんでいなければ、静止していても相手の視認範囲に入った瞬間に発見される最低値である。
例えカモスキルをMAXにしても被発見距離は1mたりとも縮まらない(換気装置・戦友・おにぎりやディレクティブの擬装で最大限強化しても0.5m弱)ので取得する必要はまったくない。(重戦車であるにもかかわらず移動時に隠蔽性が低下しないのはこのためだと思われる。)
ただし、迷彩塗装は加算式なので一応の効果がある。 - 総論
O-Iを順当に強化した超重戦車である。
Tier7重戦車としては優秀な攻守性能を持ち、重戦車としての仕事を申し分なく担ってくれる。
一方で側面装甲が前身から据え置きである為、Tierが上がった分だけO-I以上に斜め方向からの攻撃に弱くなっている。もちろん移動中に発見されると薄い側面を滅多撃ちにされる為、隠蔽が皆無である事も考慮し、移動ルートの選定には細心の注意を払わなければならない。- 15 cm Howitzer Type 96
O-Iと同じく装甲の薄い格下相手なら一撃必殺も可能だが、貫通しなかった場合のダメージにはあまり期待できない。O-I以上に弱点への狙撃が求められる。
一方格上の重装甲車輌にも少ないながらダメージを与えられるため、格上への対抗力ではこちらに軍配が上がるだろう。
10cm砲と比べて金弾を多用しない為、クレジット収支に優しいのも長所に上げられる。 - 10 cm Experimental Tank Gun
15榴と比べて対格上性能は大きく劣るものの、装填の隙が少なく、貫通可能な相手には安定してダメージを取れるのが強みである。
展開が早い戦闘では、装填の遅い15榴の非貫通ダメージだけでは十分な与ダメージを稼げない事も多く、そういったもどかしさがこの10cm砲の支持基盤となっている。
一方、通常砲としては精度・照準性能が悪いという欠点があり、金弾の貫通力の伸びが悪い事を加味すると、15榴よりもかなり緻密な扱いが求められる。
総じて中・上級者向けの砲性能だが、O-Iの10cm砲と同じく根強い人気のある主砲と言える。
- 15 cm Howitzer Type 96
史実
オニ車 (O-Ni) は、オイ車 (O-I) の発展型であり、より強力な対戦車砲を搭載する計画でした。軍司令部の計画では、先行型を改良し、装甲防御力の強化を図ることを目指していました。本計画は設計案のみに終わり、試作車輌が完成することはなく、実戦投入はありませんでした。(ゲーム内解説より)
100t戦車は当時第四技術研究本部の車輌課長であった村田大佐のもと少人数により極秘裏に計画された。名称は軍側ではオイ車(大きいイ号車の意味)、三菱ではミト車(三菱・東京のイニシャル)であった。
この戦車の主な要目は、全長10m、全幅4.2m、全高4m、履帯幅900mm、車体前面装甲75mm+α、車体側面装甲35mm×2、発動機は水冷航空用ガソリンエンジンhp550×2、リングギア直径2m、最大速度25km/hである。車体前面装甲は75mmで、さらに75mmの板を貼れるようになっている。車体側面装甲は35mmであるが、履帯の外側に35mmの垂れ下がり板が設けられていて実質70mmの装甲である。また、装甲は軟鋼版であった。
試験走行は村田大佐が出征してしまい後任の中野中佐に代わってから、当時相模造兵廠長だった原乙未生少将の立会いのもと廠内で行われたが、不整地では旋回するたびに車体が沈む、舗装路ではコンクリートを割ってしまうなど散々な結果だった。
試験走行後は廠内倉庫でオーニングをかけられたまましばらく放置され、昭和19年には寸断解体されスクラップになってしまった。
『戦車と戦車戦』島田豊作ほか (2012年) 光人社 より
上記内容は当時三菱重工戦車設計技師であり100t戦車の設計に参加した大高繁雄氏の寄稿によるものである。ゲーム内に登場する本車は大高氏の描いた図面を元に作られていると考えられる*3。
一方、O-Iの史実欄にある三菱の公式図面とは形状が異なる。
計画段階の形状、寄稿者の記憶違い、実は別物など可能性はいくつかあるが、要は旧説の100t戦車をベースにした架空戦車である。
鬼とは関係はないが、鬼のように強い戦車を日本軍が三菱に注文して目標にしていたことは変わりはない。
情報提供
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使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。