Tier5 日本 重戦車 / 略称:O-I Exp.*1 / 日本語表記:試製大型イ号戦車(通称 試製オイ車)
↑ O-I Experimental + 12 cm Short Barrel Gun
初期状態かつ最終状態その1。短い砲身は頼りないが、火力は高い。
↑ O-I Experimental + 7.5 cm Tank Gun Type 3
Type 3 Chi-Nuの史実砲を搭載しているが、巨体に対してやはり頼りない。
↑ O-I Experimental + 7.5 cm Tank Gun Type 5
最終状態その2。他の砲と比べると、だいぶ車輛とのバランスがまともになった。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 920 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 125/70/70 |
最高速度(前/後)(km/h) | 25/12 |
重量(初期/最終)(t) | 99.1/99.97 |
実用出力重量比(hp/t) | 12 |
本体価格(Cr) | 445,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
12 cm Short Barrel Gun | 5.71 | AP HEAT HE | 60 140 60 | 360 360 440 | 2,057 | 0.54 | 2.9 | 290 290 290 | 120 | 130 4,800 240 | 634 | -10°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7.5 cm Tank Gun Type 3 | 16.67 | AP AP HE | 90 112 38 | 115 115 175 | 1,917 | 0.4 | 2.1 | 683 683 683 | 240 | 64 2,800 60 | 1,400 | |
7.5 cm Tank Gun Type 5 | 16.22 | AP AP HE | 124 155 38 | 125 125 175 | 2,027 | 0.39 | 2.3 | 821 821 821 | 240 | 82 2,800 60 | 1,489 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視認範囲(m) | 重量(kg) |
O-I Experimental | 125/75/75 | 20 | 360 | 8,000 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
2x Kawasaki Type 98 V-12 (550) | 1,100 | 20 | 1,020 |
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2x Kawasaki Type 98 V-12 (600) | 1,200 | 20 | 1,020 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
O-I Experimental | 100.5 | 20 | 20,000 |
---|---|---|---|
O-I Experimental Kai | 105.5 | 22 | 20,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Type 94 Mk. 4 Otsu | 300 | 40 |
---|---|---|
Type 94 Mk. 4 Hei | 350 | 90 |
Type 96 Mk. 4 Bo | 425 | 50 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Radio Operator | 6 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 2.17% | 0.54% |
移動時 | 1.08% | 0.27% |
開発ツリー
12 cm Short Barrel Gun (初期/44,000) | ━ | 7.5 cm Tank Gun Type 3 (2,350/30,500) | ━ | 7.5 cm Tank Gun Type 5 (3,800/42,500) |
O-I Experimental (初期/8,000) | ||||
Type 94 Mk. 4 Otsu (初期/600) | ━ | Type 94 Mk. 4 Hei (430/2,350) | ━ | Type 96 Mk. 4 Bo (1,400/14,000) |
2x Kawasaki Type 98 V-12 (550) (初期/51,000) | ━ | 2x Kawasaki Type 98 V-12 (600) (27,500/77,500) | ||
O-I Experimental (初期/4,000) | ━ | O-I Experimental Kai (2,850/11,400) |
車両に関する変更履歴
v0.9.10 | 新規実装 |
v0.9.13 | ビジュアルモデル変更 |
v0.9.15 | O-I Experimental suspension: 旋回速度を22°/sから20°/sに変更 O-I Experimental suspension: 車体旋回中の散布界を+9%に変更 O-I Experimental Kai suspension: 旋回速度を24°/sから22°/sに変更 O-I Experimental Kai suspension: 車体旋回中の散布界を+10%に変更 10 cm Cannon Type 14 : 照準時間を2.6sから2.8sに変更 10 cm Cannon Type 14 : 再装填時間を9.7sから10sに変更 12 cm Short Barrel Gun : 照準時間を2.6sから2.9sに変更 12 cm Short Barrel Gun : 再装填時間を9.6sから10.5sに変更 12 cm Short Barrel Gun: 砲塔旋回時の散布界を+29%に変更 7.5 cm Tank Gun Type 3 : 再装填時間を3.5sから3.6sに変更 7.5 cm Tank Gun Type 3 : 砲塔旋回時の散布界を+17%に変更 7.5 cm Tank Gun Type 3 : 照準時間を2.2sから2.3sに変更 7.5 cm Tank Gun Type 3 : 再装填時間を3.6sから3.7sに変更 7.5 cm Tank Gun Type 5 : 砲塔旋回時の散布界を+20%に変更 O-I Experimental turret: 旋回速度を26°/sから22°/sに変更 |
v0.9.20 | 最高速度(km/h)を40/12から25/12に変更 車体装甲(mm)を75/70/70から125/70/70に変更 砲塔装甲(mm)を75/75/75から125/75/75に変更 砲塔旋回速度を22°/sから20°/sに変更 10 cm Cannon Type 14を削除 |
v1.9.0 | 7.5 cm Tank Gun Type 3の総弾数を200発から240発に変更 7.5 cm Tank Gun Type 5の総弾数を200発から240発に変更 12 cm Short Barrel Gunの総弾数を100発から120発に変更 修理費用を24%ダウン 収益性を6%ダウン HPを700から920に変更 コレクション車輌に移行 |
解説
- 概要
v0.9.10で追加されたTier5の日本重戦車。(コレクション車輌)
O-Iの走行試験車両をモチーフにした超重戦車である。
重量100トン、全長でMausにすら匹敵する超重戦車であり、言うまでもなくTier5最大の車両。 - 火力
初期砲として12 cm Short Barrel Gunを装備しており、この時点でかなりの火力なので購入直後でもある程度戦うことができる。
俯角はいずれの砲でも全方向-10°と優秀。
ただし砲の取り付け位置が非常に高いため、側面に車高の低い戦車が張り付くとうまく狙えなくなる場合がある。
Tier5戦車としては破格の性能を誇っていた10 cm Cannon Type 14は、v0.9.20にて削除された。- 12 cm Short Barrel Gun
劣悪な精度と遅い弾速を持つ代わりに大威力を誇る榴弾砲。デフォルトで装填されるAP弾は榴弾と貫通力が等しく使い物にならないため注意してほしい。
KV-1の122mm榴弾砲と比べて威力・貫通力・弾速で劣るものの、精度・照準時間・装填速度で上回っている。
課金弾のHEATの貫通力は140mmと、同格相手なら十分有効。近距離戦では圧倒的な破壊力を持つため、金銭的余裕があればHEATを多めに積んでおきたい。
一方で弾速がKV-1の122mm榴弾砲に比べて非常に遅く、特に中距離以遠では全くと言っていいほど当たらないので、ボトムマッチングであろうと近距離戦を余儀なくされる。
単発火力を重視し、擬似ターン制の近距離戦が得意なプレイヤー向け。 - 7.5 cm Tank Gun Type 5
Type 3 Chi-Nuと互換性のある7.5cm砲。
装填速度は100%乗員+装填棒で3秒強とChi-Nuより大きく上回っており、高いDPMを誇る。
精度も良好であり、装甲が役に立たないボトム時にある程度距離を保っての命中も期待できる。
履帯切りを絡めて攻撃する、装甲とHPに任せてDPM勝負に持ち込むなど、手数を稼ぐ戦い方が得意な場合は最終砲の候補となるだろう。
貫通力は格上には課金弾でもやや物足りないため、弱点を狙うなど多少工夫は必要である。 - 体当たり
60トンを超えない車両が殆どのTier5帯*2で、100トンという桁違いの重量を誇る本車両ならではの攻撃方法。スピードに乗った状態で衝突すれば、同格重戦車のKV-1やChurchill Iであってもまず無事では済まない。
もちろん重い相手にぶつければこちらにも相応のダメージが発生するし、相手も避けようとするので乱用は禁物。また、v0.9.20アップデートにより機動力が大きく低下してしまったため、以前のように攻撃手段の主力として使用することは出来なくなった。速度と重量が両立している為、搭乗員スキルの衝突の制御の恩恵を実感しやすいだろう。
市街戦のような狭い場所、逃げ道の少ない場所では有効な手段になる事が多い。
高速車両には真正直に狙っても避けられるが、相手が横をすり抜ける、あるいは側面に張り付く動きをした場合に、少し位置をずらしたり旋回したりすることで敵の方から「ぶつかられる」ように動くと決まりやすい。
また、正面で敵車両と接触した後、小型で軽装甲の相手であればそのまま強引に前進する事で継続してダメージを与えられる場合がある。
- 12 cm Short Barrel Gun
- 装甲
v0.9.20アップデートにより大きく強化され、正面の大部分が125mm厚、もしくは125mm相当とTier5としては非常に分厚い装甲を持つ。10榴*3のHEAT弾程度であればほぼ完璧に防ぐ。
砲塔は125mm+傾斜で140mm以上の防御力がある。よそ見をすると傾斜が相殺されるためできるだけまっすぐ向くようにしよう。
車体砲塔共に側面・背面も70mm以上あり、全周にわたって重装甲。
一方副砲塔部分は115mm、キューポラは75mmとやや薄い。正面下部も110mm前後*4の弱点。
同格重戦車の通常弾であれば正面向きでも半々程度は防いでくれるが、更に昼飯や豚飯を活用すれば相当に耐える。
ただし貫通力が150mmを超えた辺りからは一気に脆さを露呈する。昼飯の角度を取ってもほぼ全身が貫通可能となり、大きな砲塔と車体正面の面積ゆえに豚飯も攻撃に移る瞬間は非常に弱い。
15榴*5も、正面からなら貫通こそ防げるものの命中すれば多大な被害を被る。側背面に食らうと、貫通される危険がある。
また、その狙いやすい巨体と脅威度の高さから、自走砲からは格好の標的となってしまっている。天板装甲30mmはTier5~6重戦車としてはO-IとKVシリーズに次いで厚いが、決して安心はできない。
地形や障害物を巧みに駆使し、慎重な立ち回りを心掛けなければならない。
- 機動性
v0.9.20アップデートにより最高速度が40km/hから25km/hに減じられ、総合的な機動力はアップデート以前より大きく落ち込んでしまった。
現在はChurchill Iとどっこいかそれ以下の鈍足となり、機動的な挙動はできなくなっている。ただし、出力重量比は12と、重戦車全体で見れば悪くなく、前進の加速力は見た目から想像されるほど劣悪ではない。
最終エンジンに必要な経験値は27,500であり、これは次のO-Iの開発に必要な経験値よりも更に多いため、面倒ならO-Iに開発を回してしまってもよい。
だがこの最終エンジンはTier9まで使いまわすことになるため、ここで開発すれば日本重戦車ルートは常に最終エンジンで乗り出す事ができる。
- その他
- 視界・隠蔽
視認範囲は360mとTier5重戦車の中では非常に優秀。
一方、隠蔽性能はその巨体ゆえに壊滅的であり、敵の視界に入った瞬間に見つかってしまう。 - 通信範囲
地味な欠点として、無線性能がイマイチな点がある。
幸い遠距離狙撃や先行偵察をするような車両ではないため致命的ではないが、逆サイドの戦況が分からなくなる場面は多いかもしれない。
無線手が2人もいるので、片方に信号の増強を覚えさせて補うと良いだろう。もう片方には視界強化の為に状況判断力を覚えさせると無駄がない。 - 拡張パーツ
Tier5は10榴を装備する車両が多くマッチングするTier帯であり、HEを撃たれる機会が必然的に多くなる。
ゆえに内張り装甲が効果的に働きやすく、自走砲の至近弾対策も兼ねて装備しておくと良いだろう。
搭乗員は目に見えて負傷しにくくなり、正面の125mm部分なら口径90mmクラス以下のHEは0ダメージにでき、10榴でさえほとんどダメージは出ない。*6
副次的な効果として、体当たりの威力も強化される。
- 視界・隠蔽
- 総論
v0.9.20のアップデートにより以前とは別物といえるほど性能が変化し、良くも悪くも重戦車らしい重戦車となった。
以前の重戦車らしからぬ機動力はなくなった一方、正面装甲が強化され、相手の攻撃を弾きつつの反撃がしやすくなっている。
火力についても、Tier5として絶大な威力を誇っていた10cm砲は削除されたものの、12cm砲と7.5cm砲はともに同格重戦車と比べて遜色なく、プレイスタイルによって選択が可能。
同格最大のHP・良好な視認範囲などの強み、当たり判定の大きな巨体・皆無に近い隠蔽率などの弱みは健在であり、運用する際には必ず頭に入れておきたい。
機動力が失われたことでさらに被弾しやすくなっている点には特に注意し、遮蔽物がない場所で突出し過ぎて集中砲火を受けることがないようにしよう。
側面に車高の低い戦車が張り付くと何もできずに撃破される可能性もあるため、味方との連携が重要である。
史実
大型の「オ」とイロハの開発順で「イ」で1番型大型戦車という意味であり、なおかつ試作型(Experimental)である。
1939年(昭和14年)、ソ連軍との間で発生したノモンハン事件の機甲戦における戦訓などから、翌1940年(ノモンハン事変発生とほぼ同時期という説もある)、陸軍技術本部を訪れた陸軍省の岩畔豪雄大佐が、正規の手続きを踏まずに巨大戦車開発の極秘命令を下した。これは岩畔大佐独断の私物命令だったとも言われている。九五式重戦車の寸法を2倍に延ばして作ることを要求したとされる。
技本第5部車両課長村田大佐の下で計画は極秘に進行し、1940年に実車が完成した。本車は超重量での走行実験のために試作された物で、走行不能の場合は本土防衛のため地中に埋め砲塔だけ出した要塞として使用する計画があった。試作車はかなりの大きさになり、車内は人が楽に立って歩けるほど広く、また操縦室(前部)・戦闘室(中部)・機関室(後部)の3つに分かれ、16mmの鋼板の隔壁で仕切られていた。11人予定の乗員は梯子を使って搭乗する。
主砲は105mm加農1門、副砲に75mm砲1門、7.7mm機関銃(九七式車載重機関銃)1挺、主砲弾は百発以上を装備する予定であった。砲塔リングギアは直径2,000mmであった。
装甲外板は軟鋼が使われ、前面厚は75mm、さらに増加装甲として75mm鋼板を貼れるようになっていた。側面厚は35mmであったが、最外側にさらに35mmの垂下板が付けられており、実質的には70mmの板厚効果があった。
クラッチは機械式多板クラッチの一般的構造で、高低速つき五段変速機はギア選択摺動式のため変速は重く、レバーは操縦手の前中央で両手で操作するようになっていた。操向変速機には遊星歯車式が採用された、これらの動力装置が、エンジンと共に車体後部に取り付けられ後輪駆動方式が採用された。
試作車の試験走行は相模陸軍造兵廠のテストコース(一部は戦車道路)で行われ、原乙未生少将もこの試験走行に立ち会った。しかし廠内試走路は山林や畑を整地しただけの場所で、直進しただけで無限軌道が自重で沈み走行ができなかった。さらに不整地試験では、100t戦車は旋回するだけで車体が沈み腹部が地面につっかえて断続的な旋回しかできなくなり、走行中に下部転輪が次々と脱落した。またコンクリートの舗装路走行では無限軌道が道路脇からはみ出てコンクリートが割れて沈下し、走行した跡はことごとく破壊されていた。
結局実戦投入は困難とされて廠内倉庫にシートをかけられて放置されていたが、1944年(昭和19年)にバーナーで寸断解体され、設計図も焼却処分された。
Wikipediaより引用
初期砲の12 cm Short Barrel Gunは、帝国海軍の開発した短12糎砲(wikipedia)。この砲は高角砲とされてはいるが、短砲身ゆえに最大射程、最大射高共に低い為に対潜戦闘をメインに使われた榴弾砲であり、TM型戦時標準船*7等に装備された。チハ車の新砲塔にそのまま本砲を載せた短十二糎自走砲(wikipedia)もある。
"元"最終砲の10 cm Cannon Type 14は十四年式十糎加農(wikipedia)の事である。1920年代初期に開発・採用された大日本帝国陸軍の加農(加農砲)である。俗称は十四年式十糎加農砲。
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使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。