Tier6 ソ連 駆逐戦車 (課金戦車)
厳密には自走砲なため、ソ連戦車としては駆逐戦車らしくない垂直な装甲が目立つ。重戦車を連想させる、重厚そうな見た目をしているが、防盾も含めて、防御力は頼りない。史実では自走砲として扱われていた車両が、このゲームでは駆逐戦車として扱われている事も多く、本車もその一つである。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 780 |
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車体装甲厚(mm) | 60/60/60 |
最高速度(前/後)(km/h) | 35/12 |
初期重量(t) | 64 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.91 |
主砲旋回速度(°/s) | 26 |
視認範囲(m) | 350 |
本体価格 | 2,900G |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 支援型駆逐戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
130 mm B-13-S2 | 3.75 | AP AP HE | 196 171 65 | 440 510 580 | 1,650(通) 1,913(金) | 0.38 | 2.9 | 870 870 870 | 30 | 630 4,000 410 | 5,290 | -5°/+15° |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
GAM-34-BT | 890 | 20 | 632 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
SU-100Y | 67.4 | 30 | 15,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
71-TK-3U | 440 | 100 |
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乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Gunner | 4 | Driver | 5 | Loader | 6 | Loader |
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拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 6.67% | 1.53% |
移動時 | 3.99% | 0.92% |
射界
射界 | 左10°/右10° |
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車両に関する変更履歴
v0.9.15.1 | HDモデル化 |
v1.9.0 | 修理費用を10%ダウン HPを700から780に変更 |
解説
- 概要
v0.8.4で追加されたTier6のソ連課金駆逐戦車。
大戦初期、T-100多砲塔重戦車の車体を利用して試作された自走砲である。名前が似ているSU-100との関連は特に無い。
マッチング優遇は無く、Tier8戦車ともマッチングする。
- 火力
本車両の隠れた強みとして、車高の高さが挙げられる。防御面ではデメリットにしかならないが、射撃時に限れば僅かな起伏を超えて射撃できるため、射撃位置の自由度が高い。
ただしソ連らしく俯角が-5度と悪いため注意が必要。また、左右の可動範囲も10度ずつと広くない。- 130 mm B-13-S2
大口径ゆえに威力はかなり高く、同格中戦車の体力を半分程度削り取るほどの威力を持っている。その口径の大きさにより一撃でのモジュール破壊が狙えるため、エンジンや燃料タンク破壊による火災発生や弾薬庫を爆発させる可能性が高く、乗員にも被害を与えられることが多い。
さらに見逃せない点として、このような単発火力を備えながらソ連砲としては例外的に砲の精度が高い。遠距離から弱点を狙うには厳しい数値ではあるが、本車は味方のかなり後方に構える必要があるため、この砲精度はありがたい。
更には、距離減衰に強い、AP弾の2倍ルール、3倍ルールに入りやすいという長所もあり、43mm以下の部分なら3倍ルールで傾斜に関係なく貫通させることが出来る。豚飯した相手にも有効なことがあるので、相手の装甲厚を覚えておくと良いだろう。
大口径砲全てに言えるが装填は遅く、拡張パーツのラマーと換気扇を装備しても13.4秒もかかる。近距離戦では装填中の隙を突かれやすい。
大口径のため高威力のHEが撃てるのもメリットであり通常のAP弾で貫通できない時のためにHEを数発持っておくのもよいだろう。
- 130 mm B-13-S2
- 装甲
大柄で投影面積が大きい上、装甲も全周垂直60mmしかない。二重の防楯が外観上特徴的だが、貫通150mmもあれば難なく貫通する。
隠蔽率も同格重戦車並みに悪いため、他の駆逐戦車よりさらに後ろに構えるなどしないとすぐに発見されてしまう。
格下にも簡単に貫通される装甲しか持たないため、一度スポットされてしまうと瞬く間に撃破されてしまうことも珍しくない。さらに(砲塔のない車両全てに言えることだが)機動力のよい車両に回り込まれてしまうと簡単に撃破されてしまう。孤立しない程度に後ろに構え、不測の事態にも対処できるような位置にいるのが望ましい。発見されていた時のことも考慮し、一発撃つたびに遮蔽物に身を隠すなどするとよいだろう。
- 機動性
車重60t超であるが、エンジン出力は890馬力もあり重量の割には速度を出しやすく、旋回速度もそれほど悪くない。ラムアタックによる攻撃でも大抵の戦車になかなかのダメージを与えることが出来る。
大抵の重戦車よりは良好な程度の機動力を持つので、距離の確保や退避は怠らないようにしよう。
- 総論
撃つことに関しては非常に優秀であり通常弾でも貫通に困らず、マッチング優遇がないこととも相まって稼ぎやすい課金戦車といえる。その一方で撃つ以外のことに関しては最低クラスの能力しか持たず、油断していると簡単に撃破されてしまう。その巨大な車体に似合わず繊細な扱いが求められる戦車といえるだろう。
史実
SU-100Yは量産が中止になったT-100多砲塔戦車に海軍の130mmB-13艦砲を搭載した自走砲である。
本車はトーチカや敵戦車を無力化することを目的としており、1940年3月にプロトタイプ1両が製作されたが量産には至らなかった。
基となったT-100多砲塔戦車は1939年11月30日 - 1940年3月13日までに勃発した、第1次ソ連・フィンランド戦争(冬戦争)において、同じ多砲塔戦車のSMK重戦車・単一砲塔のKV-1重戦車の試作車両で重戦車中隊を構成して実戦に参加したが、競合相手のSMK重戦車は早々雪溜りによって行動不能に陥った。(地雷または収束爆薬による肉薄攻撃による損傷説もあり)
機甲局総監D.G.パブロフの指令により回収が試みられたがSMKの重量により不可能であったためその後スクラップとなり、その後KV-1重戦車の優越が証明された為、T-100はお払い箱になってしまった。
一方、T-100をベースにした工兵戦車の開発が進められていたが、D.G.パブロフは目的を対トーチカ戦への変更を命令。
これに従ってT-100Xが設計されたが、生産効率を向上させるためにキーロフ工場は砲塔を簡易化したものに変更。これがT-100Yつまり、SU-100Yとなった。
3月14日には完成、早速第1次ソ連・フィンランド戦争に投入される筈だったが、その翌日にフィンランドとの休戦が成立したことでやはり実戦には参加できなかった。
その後モスクワの戦車部隊に配備された所までは確認されているが、独ソ戦など、実戦に関わったという記録は残っていない。
現在SU-100Yはクビンカ戦車博物館でその姿を見ることができる。
参考文献
マクシム・コロミーエツ「労農赤軍の多砲塔戦車」大日本絵画
引用元
http://ja.wikipedia.org/wiki/SU-100Y_(%E8%87%AA%E8%B5%B0%E7%A0%B2)
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