SU-100Y

Last-modified: 2024-03-09 (土) 17:55:03

Tier6 ソ連 駆逐戦車 (課金戦車)

SU-100Y-min.PNG
厳密には自走砲なため、ソ連戦車としては駆逐戦車らしくない垂直な装甲が目立つ。重戦車を連想させる、重厚そうな見た目をしているが、防盾も含めて、防御力は頼りない。史実では自走砲として扱われていた車両が、このゲームでは駆逐戦車として扱われている事も多く、本車もその一つである。

v0.9.15まで

shot_032.jpg

 

shot_034.jpg

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値780
車体装甲厚(mm)60/60/60
最高速度(前/後)(km/h)35/12
初期重量(t)64
実用出力重量比(hp/t)13.91
主砲旋回速度(°/s)26
視認範囲(m)350
本体価格2,900G
修理費(Cr)
超信地旋回
ロール支援型駆逐戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
130 mm B-13-S23.75AP
AP
HE
196
171
65
440
510
580
1,650(通)
1,913(金)
0.382.9870
870
870
30630
4,000
410
5,290-5°/+15°
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
GAM-34-BT89020632
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
SU-100Y67.43015,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
71-TK-3U440100
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Gunner4Driver5Loader6Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器Class2追加グローサーClass2
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時6.67%1.53%
移動時3.99%0.92%
 

射界

射界左10°/右10°
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.9.15.1HDモデル化
v1.9.0修理費用を10%ダウン
HPを700から780に変更

解説

  • 概要
    v0.8.4で追加されたTier6のソ連課金駆逐戦車
    大戦初期、T-100多砲塔重戦車の車体を利用して試作された自走砲である。名前が似ているSU-100との関連は特に無い。
    マッチング優遇は無く、Tier8戦車ともマッチングする。
     
    2015年3月に開始されたデイリーログインボーナスミッション60日達成の報酬にもなっていたため、無課金でもクレジットを稼ぎやすい車両として戦場で見かけることも比較的多い。
     
  • 火力
    本車両の隠れた強みとして、車高の高さが挙げられる。防御面ではデメリットにしかならないが、射撃時に限れば僅かな起伏を超えて射撃できるため、射撃位置の自由度が高い。
    ただしソ連らしく俯角が-5度と悪いため注意が必要。また、左右の可動範囲も10度ずつと広くない。
    • 130 mm B-13-S2
      大口径ゆえに威力はかなり高く、同格中戦車の体力を半分程度削り取るほどの威力を持っている。その口径の大きさにより一撃でのモジュール破壊が狙えるため、エンジンや燃料タンク破壊による火災発生や弾薬庫を爆発させる可能性が高く、乗員にも被害を与えられることが多い。
      さらに見逃せない点として、このような単発火力を備えながらソ連砲としては例外的に砲の精度が高い。遠距離から弱点を狙うには厳しい数値ではあるが、本車は味方のかなり後方に構える必要があるため、この砲精度はありがたい。
      更には、距離減衰に強い、AP弾の2倍ルール、3倍ルールに入りやすいという長所もあり、43mm以下の部分なら3倍ルールで傾斜に関係なく貫通させることが出来る。豚飯した相手にも有効なことがあるので、相手の装甲厚を覚えておくと良いだろう。
      大口径砲全てに言えるが装填は遅く、拡張パーツのラマーと換気扇を装備しても13.4秒もかかる。近距離戦では装填中の隙を突かれやすい。
       
      課金弾は威力が高い代わりに貫通力が低いAPHE弾(弾の特性はAPと同じ)となっている。しかし課金弾でも同格以下なら貫通が見込める為、拠点戦などTier上限が固定されている戦いにおいては課金弾も有効に活用できるだろう。ハードルは低くないが、装填手スキルの直観を取得するのも手か。
      大口径のため高威力のHEが撃てるのもメリットであり通常のAP弾で貫通できない時のためにHEを数発持っておくのもよいだろう。
       
  • 装甲
    大柄で投影面積が大きい上、装甲も全周垂直60mmしかない。二重の防楯が外観上特徴的だが、貫通150mmもあれば難なく貫通する。
    隠蔽率も同格重戦車並みに悪いため、他の駆逐戦車よりさらに後ろに構えるなどしないとすぐに発見されてしまう。
    格下にも簡単に貫通される装甲しか持たないため、一度スポットされてしまうと瞬く間に撃破されてしまうことも珍しくない。さらに(砲塔のない車両全てに言えることだが)機動力のよい車両に回り込まれてしまうと簡単に撃破されてしまう。孤立しない程度に後ろに構え、不測の事態にも対処できるような位置にいるのが望ましい。発見されていた時のことも考慮し、一発撃つたびに遮蔽物に身を隠すなどするとよいだろう。
     
  • 機動性
    車重60t超であるが、エンジン出力は890馬力もあり重量の割には速度を出しやすく、旋回速度もそれほど悪くない。ラムアタックによる攻撃でも大抵の戦車になかなかのダメージを与えることが出来る。
    大抵の重戦車よりは良好な程度の機動力を持つので、距離の確保や退避は怠らないようにしよう。
     
  • 総論
    撃つことに関しては非常に優秀であり通常弾でも貫通に困らず、マッチング優遇がないこととも相まって稼ぎやすい課金戦車といえる。その一方で撃つ以外のことに関しては最低クラスの能力しか持たず、油断していると簡単に撃破されてしまう。その巨大な車体に似合わず繊細な扱いが求められる戦車といえるだろう。
     
    なお注意点として、この駆逐戦車は砲手が2人必要である。ソ連の非プレミアム駆逐戦車で砲手が2人必要な車両は存在しない。ソ連駆逐戦車用砲手が1人しかいない場合は、一から育てる事になるので注意しよう。

史実

8007240251_611f74a239.jpg

SU-100Yは量産が中止になったT-100多砲塔戦車に海軍の130mmB-13艦砲を搭載した自走砲である。
本車はトーチカや敵戦車を無力化することを目的としており、1940年3月にプロトタイプ1両が製作されたが量産には至らなかった。

基となったT-100多砲塔戦車は1939年11月30日 - 1940年3月13日までに勃発した、第1次ソ連・フィンランド戦争(冬戦争)において、同じ多砲塔戦車のSMK重戦車・単一砲塔のKV-1重戦車の試作車両で重戦車中隊を構成して実戦に参加したが、競合相手のSMK重戦車は早々雪溜りによって行動不能に陥った。(地雷または収束爆薬による肉薄攻撃による損傷説もあり)

機甲局総監D.G.パブロフの指令により回収が試みられたがSMKの重量により不可能であったためその後スクラップとなり、その後KV-1重戦車の優越が証明された為、T-100はお払い箱になってしまった。

一方、T-100をベースにした工兵戦車の開発が進められていたが、D.G.パブロフは目的を対トーチカ戦への変更を命令。
これに従ってT-100Xが設計されたが、生産効率を向上させるためにキーロフ工場は砲塔を簡易化したものに変更。これがT-100Yつまり、SU-100Yとなった。
3月14日には完成、早速第1次ソ連・フィンランド戦争に投入される筈だったが、その翌日にフィンランドとの休戦が成立したことでやはり実戦には参加できなかった。
その後モスクワの戦車部隊に配備された所までは確認されているが、独ソ戦など、実戦に関わったという記録は残っていない。
現在SU-100Yはクビンカ戦車博物館でその姿を見ることができる。

参考文献
マクシム・コロミーエツ「労農赤軍の多砲塔戦車」大日本絵画
引用元
http://ja.wikipedia.org/wiki/SU-100Y_(%E8%87%AA%E8%B5%B0%E7%A0%B2)

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。