Tier 5 ドイツ 駆逐戦車(配布戦車) / 日本語表記: IV号突撃砲 (Sturmgeschütz IV シュツルムゲシュッツIV)
Tier6にはJagdpanzer IV(IV号駆逐戦車=IV駆)が存在するが別車両となる。
「IV駆」の事を「IV突」と誤って呼んでいるプレイヤーが一部いるが、本車両こそが正真正銘の「IV突」である。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 470 |
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車体装甲厚(mm) | 80/30/20 |
最高速度(前/後)(km/h) | 38/10 |
初期重量(t) | 25.90 |
実用出力重量比(hp/t) | 11.58 |
主砲旋回速度(°/s) | 44 |
視界範囲(m) | 310 |
本体価格 | 2,000G相当 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
7,5 cm Stu.K. 40 L/48 | 16.22 | AP APCR HE | 110 158 38 | 110 110 175 | 1,784 | 0.35 | 1.6 | 790 988 790 | 75 | 70 2,800 38 | 1,520 | -6°/+20° |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 120 TRM V12 | 300 | 20 | 920 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
StuG IV | 27.8 | 44 | 6,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Fu 16 | 620 | 50 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader(Radio Operator) |
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拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 20.86% | 5.15% |
移動時 | 12.54% | 3.1% |
射界
射界 | 左10°/右10° |
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車両に関する変更履歴
v0.9.5.1 | 実装 |
v1.9.0 | 総弾数を61発から75発に変更 修理費用を23%ダウン HPを360から470に変更 |
解説
- 概要
v0.9.5.1でパーソナルミッションの第1オペレーション達成報酬として追加された、Tier5のドイツ配布駆逐戦車。
Pz.Kpfw IVの車体とStuG III Gの上部構造を組み合わせて開発・量産された突撃砲である。
通称「IV突」。
プレミアム戦車と違いクレジットボーナスは無いので注意。
- 火力
俯角は-6°とやや悪く、地形適性は微妙なところである。
射界は左右10°と平均的。- 7,5 cm Stu.K. 40 L/48
StuG IVの史実砲。
StuG III Gの中間砲7,5 cm Pak 39 L/48を微強化したような性能であり、同格中戦車のPz. IV HやPz. III/IVが搭載する7,5cm砲に似通っている。とにかくTier5駆逐戦車としては非力。
単発火力・貫通力ともに駆逐戦車としてはTier4相当の性能であり、Tier5重戦車はともかくTier6重戦車を正面から撃ち抜くには貫通力が不足している。
マッチング優遇があるので何とか戦えるが、課金弾のAPCRは多めに積んでおこう。
ただし、クレジットボーナスが無いので課金弾は赤字前提の運用となるので注意。
- 7,5 cm Stu.K. 40 L/48
- 装甲
StuG III Gから更に頼りにくくなっており、基本的にあてにならない。
正面の垂直部分は殆ど80mmあるものの、車体傾斜部分は20mm、主砲左側の傾斜は10mmと極端に薄く、多くの戦車砲に対し3倍ルールによりほぼ確実に貫通されてしまう。
砲身周辺の防楯を含めた装甲が120mm、車体下部と戦闘室上部の傾斜のきつい部分は30mmで、辛うじてここでなら弾くことが可能かといった程度。
またキューポラは垂直の30mmであり、運悪くここに十榴をはじめとした榴弾砲の弾が当たると大ダメージをもらうため、正面でも決して安心はできない。
天板は10mmしかなく、自走砲のHEにより大ダメージを受けやすい。極力射線の通らない位置取りも必要になってくる。
代わりに側面のシュルツェンは5mmの空間装甲として機能しており、HEなどには効果を発揮する。榴弾砲を受けそうになったらあえて側面を向けるのも手かもしれない。(もっとも相手が必ずHEを込めているとは限らないが)
ただし実装甲は30mmなのでHE以外は防げるものではない。
- 機動性
陣地転換などは十分こなせるが、あまり優秀とは言えない。
StuG III Gと比べると旋回性能は良好だが、加速力がかなり鈍くなっている。
また、後進は10km/hと遅めなので気を付けたい。
- その他
視界はStuG III Gと同じ310mと近視であり、自分から敵を捕捉するのは得意ではない。
隠蔽率はStuG III Gより若干劣るものの、かなり優秀である。
地味に無線範囲は620mとあちらより優れている。
- 総論
マッチング優遇の代償として火力・貫通力・加速力を劣化させたStuG III Gである。
低い貫通力は同格・格下相手なら何とかなるものの、Tier6重戦車は厳しい相手となる。
特にO-IやAT 8に関しては課金弾を使っても正面はほぼ貫通不可能なので、側背面への回り込みが求められてくる。
そうなると今度はStuG III Gから大幅に劣化した加速力が響いてきてしまう。
総じてプレイヤースキルに大きく依存した性能であり、かなり難度の高い車両となっている。
クレジットボーナスが無い事から金策にも不向きであり、良くも悪くも史実マニアやコレクター向けの駆逐戦車だろう。
史実
IV号突撃砲(Sturmgeschütz IV、制式番号Sd.Kfz.167)は1943年末から製造されたドイツの突撃砲。
本車についての最初の記録は、1943年2月に設計されたクルップ社の設計番号W1468である。
これはIV号戦車の車体にIII号突撃砲F型の上部構造を合わせ、傾斜した前面装甲を付ける設計だったが、戦闘重量が28.26トンとなりIV号戦車の車台では無理と判断され、この計画は放棄された。
1943年8月19-20日の会議で前月のクルスクの戦いの報告を読んだヒトラー総統は、突撃砲は敵戦車に包囲されない限り、当時の主力戦車であったIV号戦車よりも優れた戦闘力を持つと確信した。彼はIV号駆逐戦車の開発を命じ、同年10月20日にフォーマーク社の試作車が完成した。
これはIV号戦車の車体に戦闘室を設け、この内部にパンター戦車の7.5cm L/70砲を搭載するものであった。
しかし、長砲身(70口径)の7.5cm L/70砲はパンターの主砲として利用されていたため、試作車(O型)はIV号戦車と同じ砲身長(48口径)の7.5cm L/48砲を搭載していた。
ヒトラーはIV号戦車の生産を戦車駆逐車に切り替えることを計画、名前もIV号駆逐戦車(Jagdpanzer IV)に変更した。
1943年11月、III号突撃砲を生産していたアルケット社の工場が爆撃され、生産がほぼ中断された。
10月のアルケット社の生産量は255輌、12月には24輌に低下。
計画中のIV号駆逐戦車の大量生産にはまだ数ヶ月を要し、すぐにIII号突撃砲の代わりが必要であった。
代案として再びIV号戦車の車体を利用した突撃砲の生産が企画された。
1943年12月6-7日の会議で、ヒトラーはこれに賛成した。
最初の設計で目指された前面傾斜装甲は諦めることにして、IV号戦車の車台にIII号突撃砲G型の上部構造を取り付けたIV号突撃砲が開発された。
ただし、IV号戦車の車体の長さはIII号戦車シャーシのそれよりも長いため、操縦手席は前方に突出し、専用の乗降ハッチとペリスコープが設置された。
本車はIII号突撃砲より大きく見えるが、重さは23,000kgでIII号突撃砲の23,900kgより1トン近く軽かった。
IV号戦車の車台もIII号突撃砲の上部構造も既製部品の流用であり、IV号駆逐戦車のように生産ラインの治具を変更し生産を遅らせることもなかった。
そして、当時は突撃砲の生産に係わらずにIV号戦車を生産していたクルップ社が、これを生産することとなった。
12月16~17日には早くもIV号突撃砲の生産型が完成し、ヒトラーの謁見を受けた。
そして2ヶ月の間、低下した突撃砲の生産数を回復するため、IV号突撃砲の生産に集中することが決定された。
本車は1943年末から30輌がダイムラー・ベンツ社のマリーエンフェルデ工場で、続いてクルップ・グルゾンヴェルク社により1945年4月までに1,111輌が生産された。
IV号突撃砲の登場により、それまで単に突撃砲とよばれていた物はIII号突撃砲と呼ばれるようになった。
本車の乗員は4名で、III号突撃砲やIV号戦車の車体の改良に合わせて細部の異なるバリエーションがある。
同時期のIV号駆逐戦車(Pak39/L48搭載型)に比べ、本車は火力は同等ながら防御力では劣っていた。
しかし、主砲の搭載位置と前面装甲の面積の関係で、ノーズヘビー傾向の強かったIV号駆逐戦車より重量バランスが良く、機動性と操縦性では勝っていた。
III号突撃砲の生産数には遙かに及ばなかったが、ドイツにとって戦闘車輌が最も必要だった1944年から、III号突撃砲と共に終戦まで戦った。
Wikipediaを参照
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