Tier 5 フランス 駆逐戦車 (配布戦車)
車体前部にフランス特有のボカージュを倒す為の「culin hedge cutter*1」が装備されているのが特徴。生垣を乗り越える際に乗り上げて車体下腹部を晒してしまうのを防止する。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 470 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 38/19/19 |
最高速度(前/後)(km/h) | 48/12 |
重量(t) | 30 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.67 |
本体価格 | 1G相当 1,500ボンズ |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
3-inch AT Gun M7 | 19.35 | AP APCR HE | 130 170 38 | 115 115 185 | 2,226 | 0.37 | 1.8 | 792 1,037 853 | 65 | 96 2,800 68 | 903 | -10°/+30° |
---|
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
M10 RBFM | 57/25/25 | 16 | 370 | 4,950 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
General Motors 6046 Series 71 | 410 | 15 | 2,318 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
M10 RBFM | 31.7 | 30 | 7,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 610 | 420 | 100 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
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拡張パーツ
× | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 17.78% | 4.62% |
移動時 | 10.66% | 2.77% |
車両に関する変更履歴
v1.4.1 | スーパーテスト用に追加 |
v1.5.0.4 | 正式実装 |
v1.9.0 | 総弾数を54発から65発に変更 修理費用を23%ダウン HPを360から470に変更 |
解説(v1.5.0.4)
- 概要
v1.5.0.4で追加されたTier5のフランス配布駆逐戦車。
大戦後期、フランス海軍歩兵装甲連隊(RBFM)*2で運用されたM10 Wolverineである。
なお、売却価格はわずか200クレジット(1G相当)である。
配布車輌ではあるが、現在はクライアント内のショップでボンズによる購入も可能である。
- 火力
俯仰角は-10°/+30°と十分であり、地形対応は容易。- 3-inch AT Gun M7
名称こそM10 Wolverineの初期砲と同じだが、性能は最終砲と同レベルになっている。
貫通力や精度などは微妙に違うものの、基本的にはWolverine最終砲の上位互換。
DPMは非常に良好だが、Tier5駆逐戦車としては単発火力がやや低いため、狙撃ポイントに先回りする事で継続的に撃ち続けられるようにしたい。
- 3-inch AT Gun M7
- 装甲
M10 Wolverineとほぼ同じであり、あまり装甲はあてにできない。
それでも真正面からのAP・APCRを砲塔側面で強制跳弾したり、格下の攻撃を防盾で防いだりは出来るので、ハルダウンは有効。
車体前部のカッターは6.4mmの空間装甲となっている。
- 機動性
エンジンはAchillesの初期エンジン(ディーゼル)と同じでM10 Wolverineの中間エンジン相当の出力しか無い。
加えて、本家Wolverineに比べて重量が重いため、機動性はかなり劣る。
- その他
- 通信/視認範囲・隠蔽性
無線機の通信範囲が420mと短く、同Tier駆逐戦車ではStuG III Ausf. Gより5m長いワースト2位だが、StuG III Ausf. Gやワースト3位のS35 CAと異なり専任の無線手がいるため搭乗員スキル「信号の増強」による強化を行いやすい。
一方で視認範囲はM10 Wolverine同様370mとかなり広い。Wolverineに比べ機動性が劣るため偵察運用はやや難しいが、スキルや拡張パーツで強化すればアシストダメージも十分稼ぐことができる。
非発砲時隠蔽率はWolverineと同値で高めの値となっている。更に76 mm AT Gun M1A2搭載時のあちらより発砲補正が少々だが改善されている。 - 搭乗員
マラソンミッション報酬として取得した場合はセカンダリスキル1つ分の経験値を持つ搭乗員が付属しており、育成に活用しやすい。
- 通信/視認範囲・隠蔽性
- 総論
76 mm砲搭載時の本家同様、高いDPMと全周砲塔を両立した扱いやすい駆逐戦車である。
マラソンミッションの報酬として搭乗員と共に配布されたため、見かける機会も少なくない。
本車輌が敵にいる場合、発見できずに一方的に撃たれる展開にならないように注意しておこう。
史実
RBFMに配備されたものと同型のM10 (フランス第1軍第8アフリカ猟兵連隊車輌)
フランス海軍歩兵装甲連隊(RBFM = Régiment Blindé de Fusiliers-Marins)とは、もともとはフランス領マダガスカル島に駐屯していたフランス海軍(ヴィシーフランス側)に配属されていた水兵を中心に編成された機甲部隊である。マダガスカル島が連合軍に占領されるとこれら水兵は捕虜となり、イギリスの捕虜収容所に収容された。連合軍が北アフリカに上陸すると、これら捕虜は連合軍に参加を志願し、そのうち艦艇に乗せるには数がそろわず余った水兵が陸戦の訓練を受けて従軍、最終的にRBFMとして編成され、自由フランス軍第2機甲師団配下で活動した。装備はすべてアメリカ軍のものが供給されており、装甲戦闘車輌として36両のM10、ほかにM3A1スカウトカーやハーフトラックなどが配備されていた。階級や制服・制帽は海軍のものをそのまま使用した。
M10各車輌にはフランス海軍艦艇名にちなんだ名前が付けられており、Siroco(シロコ)もそのひとつでノルマンディー上陸以降3度の勝利に名を連ねている同連隊のエース車輌。ほかにDunkerque(ダンケルク)やRichelieu(リシュリュー)などがあった。
第2機甲師団創設時点で同師団に配備された戦車(3個連隊)は75mm砲搭載のM4 Shermanであり、Pantherに対して有効打を期待できる装甲車輌は3インチ砲を搭載するRBFMのM10だけだった。
「パリ解放は自由フランス軍の手で」という方針の下、第2機甲師団が先鋒となりパリに侵攻した。パリ中心部に到達した4両のM10(Siroco、Cyclone、Simoun、Mistral)がシャンゼリゼ通りを進軍しているとき、Simoun(シムーン)は1800m先のコンコルド広場に潜むPantherから3発の砲撃を受けた(いずれも命中せず)。Simounは2発の砲撃でこのPantherを撃破した。
RBFMは最終的に60両以上の敵戦車を撃破し、10両のM10を失った。Sirocoは現在もソミュール戦車博物館に走行可能な状態で保存されている。
http://www.rbfm-leclerc.com/index.html
https://fr.wikipedia.org/wiki/R%C3%A9giment_blind%C3%A9_de_fusiliers-marins
最近のSirocoの画像(2ページめ)
動いているSirocoの動画
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