Matilda IV

Last-modified: 2020-08-27 (木) 18:45:14

Tier5 ソ連 中戦車 (課金戦車)

Matilda4_01-min.PNG
丸っこい顔と緑色の車体以外は、ほぼ本家マチルダ。

HD化以前
matilda4.jpg

丸っこい顔と緑色の車体以外は、ほぼ本家マチルダ。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値800
車体装甲厚(mm)75/70/55
最高速度(前/後)(km/h)25/10
初期重量(t)27.42
実用出力重量比(hp/t)9.99
本体価格1,500G
修理費(Cr)
超信地旋回不可
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
76 mm F-9616.15AP
APCR
HE
86
102
38
110
110
156
1,7770.411.71680
850
680
7056
2,400
56
1,155-14°/+25°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視認範囲(m)重量(kg)
Matilda IV75/75/7534.133503,500
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
AEC327415400
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Matilda II31357,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
WS No. 19R570110
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器Class2追加グローサーClass2
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時15.1%3.93%
移動時11.34%2.95%
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.7.0コリジョンモデルの調整
v0.8.2名称を「Matilda」から「Matilda IV」に変更
v0.8.4当たり判定を修正
v0.9.16車輌モデルをHD化
v1.9.0総弾数を60発から70発に変更
修理費用を24%ダウン
HPを610から800に変更

解説

  • 概要
    Tier5のソ連課金中戦車
    イギリスからソ連へレンドリースされたMatilda歩兵戦車であり、それにソ連独自の改造を施した試作車輌である。
    マッチング優遇があり、Tier7戦車とはマッチングしない。
     
  • 火力
    俯角はソ連車両中最高の-14°と非常に良好である。
    • 76 mm F-96
      砲はKV-1の初期砲ZiS-5と性能的にほぼ同じだが、こちらの方が精度・連射速度が微妙に高い。単発威力は決して低くないものの、貫通力はTier5戦車の中でほとんどの車輌に劣るワーストクラス。実質的にTier4程度の貫通力しか持たず、同格の中・重戦車、場合によっては格下相手ですら正面から当たっていくと苦戦を強いられる。
      APCRの貫通力上昇は僅か16mmで102mmにしかならないが、これでも貫通可能な相手は大きく増える為ある程度持っていくと良いだろう。APCRなのに通常弾よりも距離減衰が少ないのも利点。
      ダメージを与えられる相手ならば、持ち前の14度の俯角を活かしたハルダウン(被弾投影面積の減少)と高いHP、また高めの単発の割にDPMも維持されており、勝算は十分ある。
       
  • 装甲
    ほぼTier4のMatildaと変わりはなく、相対的に頼れる状況は少なくなっている。砲塔の形状がMatildaとは大きく異なっているが、実質75mm程度の場所が多く防御性能に大きな違いは無い。それでも一般的な中戦車よりは厚いので格下の攻撃ならばある程度は防ぐことができる。
    耐久値はTier5MT最大の800。重戦車には及ばないが、同格MTに比べると砲弾1~2発分くらいは余裕がある。
    機動力に問題がある本車ではこの装甲をなんとかやり繰りして戦わざるを得ない。
    ちなみに、車体前部は一見普通の平面に見えるが、ライトが乗っている場所はHD化により当たり判定そのものが消失しており、車体側面から前方に絞られたような傾斜装甲になっている。
     
  • 機動性
    歩兵戦車(歩兵に随伴する支援戦車)として開発されたせいで鈍足。しかし本家Matildaよりはエンジン出力が上がっている為、幾分改善されている。
    とは言えやはり中戦車的な動きは不可能で、重戦車と同等の機動性である。
     
  • 総評
    本車は機動性が低く重戦車的な動きでありながら、低すぎる貫通力のせいで重戦車と同じ場所では戦うことができないという大きな矛盾を持った車輌である。
    このTierで弱点と言われる75mm装甲程度ですら傾けられると貫通することが困難になり、精度が低い為に弱点狙撃もままならない。格上は言うまでも無く、ExcelsiorAT 2のような隙の無い装甲を持つ相手には完封され、StuG III Ausf. Gと言った普通の戦車では気にすることの無い装甲でもいちいち弱点を狙撃する必要に駆られる。
    よってこの戦車が活躍できる場所は、最前線ではなく中戦車や格下戦車が狙いに来る迂回戦線であり、まさしく本来の車輌タイプである中戦車の戦場である。ただし機動性が低い為あまり大きな迂回路に向かうと主戦場に戻ることができなくなる。
    格下戦車が相手なら悪くない旋回性と砲塔旋回速度で軽戦車を追い散らし、小さな車体に重戦車KV-1並みの重装甲、本家から大幅に増加した耐久値で、十二分な防御力を発揮する。しかし同クラスの他の中・重戦車と比較して傑出しているところがないため、同クラス以上を相手にするのは難しい。
     
    敵としてこの車両を相手する際は、接近戦をする時は昼飯の角度を忘れないように。ただし接近すると体力勝負に持ち込まれて苦戦する時もあるので、基本的に遠距離から対処するほうがいい。
     

史実

tam35300pic.jpg
(2013/12/14、HobbyLink Japanより引用)

 

イギリスで開発された歩兵戦車Mk.II Matilda IIは、レンドリース法により援助物資としてソ連へと供与されドイツ軍との戦闘に投入された。
ソ連軍の本車に対する評価は、鈍足過ぎる上に足回りを覆う装甲スカートを取り外すことが困難だったため泥や雪が足回りに詰まりやすく、同じく供与されたバレンタイン歩兵戦車と比較すると余り高くなかった。
しかしそれでも本車の攻撃力を強化するため、KV-1に搭載されていた76mm ZiS-5を改造した76mm ZiS-96を搭載する試作車が製作されたものの、本格的な改造は行われなかった。この試作車がゲーム中に登場する車両である。

 

参考資料
http://forum.worldoftanks.com/index.php?/topic/38433-british-tank-tree-discussion-pictures-and-info/page__st__100
このゲームのフォーラム。中ほどに試作車の写真がある。

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