Tier2 ソ連 軽戦車 (読み方:テー・シッヂッシャット)
↑ T-40 + 12.7 mm DShK
初期状態。戦車砲というよりは機関銃である。
↑ T-60 + 37 mm ZiS-19
最終状態。だいぶ戦車砲らしくなった。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 325⇒340 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 35/15/25 |
最高速度(前/後)(km/h) | 45/15 |
重量(初期/最終)(t) | 6.17/6.52 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.04 |
本体価格(Cr) | 3,300 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称(通常砲) | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 | |
37 mm ZiS-19 | 22.22 | AP APCR HE | 58 92 19 | 40 40 50 | 888 | 0.39 | 2.5 | 915 1,144 915 | 250 | 35 800 10 | 200 | -5°/+20° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称(機関砲) | 連射弾数/間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
12.7 mm DShK | 5/0.1 | 30 | AP | 22 | 8 | 400 | 0.57 | 1.7⇒1.5 | 825 | 50/2,000 | 1 | 34 | -7°/+25° |
20 mm TNSh | 4/0.1 | 8.6 | AP APCR | 28 39 | 10 10 | 200 | 0.53 | 1.9⇒1.7 | 817 1,021 | 20/1,480 | 2 400 | 68 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
T-40 | 15/15/15 | 32 | 280 | 450 |
---|---|---|---|---|
T-60 | 25/25/25 | 34 | 300 | 550 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
GAZ 202 | 70 | 20 | 275 |
---|---|---|---|
ZiS-16 | 85 | 20 | 360 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
T-60 | 6.3 | 48 | 2,000 |
---|---|---|---|
T-60 enhanced | 8.6 | 52 | 2,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
71-TK-3 | 300 | 100 |
---|
乗員
1 | Commander(Gunner/Radio Operator/Loader) | 2 | Driver |
---|
拡張パーツ
Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 17.44% | 4.45% |
移動時 | 13.05% | 3.33% |
派生車両
開発ツリー
12.7 mm DShK (初期/2,000) | ━ | 20 mm TNSh (35/2,380) | ┏ ┃ | T-70 (1,150/39,300) |
T-40 (初期/400) | ━ | T-60 (85/570) | ┃ ┻ | 37 mm ZiS-19 (160/4,250) |
71-TK-3 (初期/570) | ||||
GAZ 202 (初期/330) | ━ | ZiS-16 (90/1,040) | ||
T-60 (初期/290) | ━ | T-60 enhanced (100/550) |
車両に関する変更履歴
v0.8.5 | 新規実装 |
v0.9.14 | 一部モジュールを削除 |
v0.9.18 | HDモデル化 |
v1.9.0 | 12.7 mm DShKの総弾数を1,000発から2,000発に変更 20 mm TNShの総弾数を740発から1,480発に変更 37 mm ZiS-19の総弾数を125発から250発に変更 修理費用を50%ダウン 収益性を18%ダウン T-40砲塔時のHPを150から325に変更 T-60砲塔時のHPを170から340に変更 |
解説
- 火力
総弾数の多い(1弾倉50発)12.7mmDShK重機関銃を初期搭載しているが、本砲の貫通力では貫通できる敵を見極める必要がある。また、弾倉装填時間は30秒と長く、やや癖が強い。
もう一つの機関砲20 mm TNShは弾倉火力こそ下がってしまうが、同時に弾倉装填時間の大幅な短縮と貫通力の向上を得ている。また機関銃とは違って貫通力を補える課金弾が使えるため、重装甲車輌にもある程度対抗できる。
改良砲塔を開発することで、精度と貫通力に優れた37mmZiS-19が搭載できるが、こちらは単発砲となる。
配布戦車のT-45に威力こそ上回るが、あちらは装甲が頑丈である。差別化のためには20mm機関砲を搭載した方がいいかもしれない。
お勧めできるのは20mm機関砲と37mm砲のいずれかである。好みに応じて選択するとよい。
- 装甲
車体正面は強烈な傾斜を持つ上部と垂直な操縦手視察口・車体下部に別れており、いずれもこのTierではそれなりの防御力がある。
65°と鋭く傾斜した上部は肝心の装甲厚がたったの13mmしかないので、角度を加味しても35mm程度とそれまでである。
やや角度を付けることで強制跳弾になり得るが、後述するが側面の薄さ故にそこまで傾けすぎても、今度は側面を貫通されてしまう。
また、27mm以上の口径を持つ砲に撃たれると標準化の関係で28mm程度の装甲厚となり、単発砲はまず防げないと考えてよい。
代わってハッチや下部の装甲はスペック通りの35mmとそれなりに厚く、ほぼ垂直とはいえ弱点ではない。
正面が厚い一方で車体側面は垂直の15mm装甲であるため機関銃すら貫通される。敵に対してはなるべく垂直に側面を晒さないことである。
砲塔は改良することで防楯35mm、それ以外は25mm+傾斜と車体正面同様に厚めで、こちらも機関砲までは十分耐えてくれる。防楯と主装甲の重なる部分のみ60mmとかなり分厚いが、範囲が狭く過信はしないように。
全体的に正面ならば機関砲までならその殆どを弾いてくれるが、単発砲を弾くには低貫通のものに限る。それでも機関銃・砲で溢れるこのTier帯では水準以上の装甲と言える。
- 機動性
速力は平均的だが優れた旋回性能を持ち、軽快な立ち回りが可能である。
しかしエンジンのトルク不足のため加速は今ひとつであり、いわゆる走り撃ちや回り込みにはあまり向かない。
ちょっとした登り坂でも大幅に減速するため、起伏の大きい地形では注意が必要だ。
背の低い車体に小さな砲塔がオフセットで配置されており、隠蔽率は優秀。
視界範囲は改良砲塔で300mとBT-2よりは優れているが、全体から見れば平均的だ。
- 総論
同Tierのソ連戦車と比べると、機動力ではBT-2に、砲性能ではT-26に劣る。
快速車両としても攻撃車両としても中途半端な性格は否めない。
加えて俯角の小ささによる地形適応力の不足と、砲塔旋回がやや鈍いという弱点を持つ。
しかし上記の点に注意し、隠蔽率の高さや小回りの効く機動性、機関砲を弾く正面装甲を活かせれば、本車両ならではの強みを発揮できるだろう。
前線での待ち伏せや主戦場での裏取りなど、一撃離脱を心がけたゲリラ的な機動戦でこそ輝く戦車である。
素直なレスポンスを活用し、臨機応変に立ち回っていきたい。
史実
T-60は、水陸両用軽戦車T-40を元に開発された偵察用軽戦車である。
水陸両用能力をオミットし、浮力を稼ぐための車体容積を削ったことで、原型のT-40では13mmしか無かった正面装甲は最大25mmにまで強化されていた。
T-60は1941年10月に採用され、より高性能のT-50を生産する余裕が無かったこともあり1万輌という大量生産の命令が出され、より強化されたT-70の生産に切り替わるまでに6045輌が生産されている。
実戦に於いては、想定されていた偵察任務に用いる余裕が当時のソ連に無かったことから、タンクデサントを伴った攻撃任務に主に使用された。
しかしながら、原型から強化されているとはいえ薄い装甲しか持たないT-60に攻撃任務は到底耐えられるものではなく、"二人兄弟の墓"というありがたくないあだ名をつけられている。
また、車体底面と地面との間隔が狭いために、雪原や泥濘地でスタックしやすいという、偵察戦車としても致命的な欠点を抱えていた。
味方からさえ存在価値を疑われたT-60であるが、T-34やKV-1といった強力な戦車の数がそろうまでの間、時間稼ぎの戦いを続けることとなった。
なお、本ゲーム中に登場する車両は、前面装甲を35mmに強化し、スポーク型だった転輪を円盤型に変更した後期型のT-60Aである。
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