Tier 10 パンユーロ (ポーランド) 重戦車 60TP Lewandowskiego (シェシジェショントテープー・レヴァンドフスキエゴ) / 略称:60TP
価格は3,000 。
適用中は車両名が「60TP Krzemien」となる。
濃淡カーキ・茶・ベージュ4色のスプリッター迷彩。砲身と車体にはポーランド軍のラウンデルがあしらわれる。
また砲塔前面に爆発反応装甲(ERA)、砲塔後部に荷物箱、天板にランチャーがそれぞれ装着されよく目立つ。向いている方向がバレるという欠点はあるが。
ちなみにランチャーは上下に動くアニメーション付きで、戦闘中でも動いている。一息つきながらガレージでゆっくり眺めるのもいいだろう。
二つ名「Krzemien」(クシェミエニ / クレシェミエン)*1はポーランド語で「燧石(すいせき)」の意味。
英語ではフリント(flint)と言い、石英からなる非常に硬い鉱物のこと。石器や火打石、フリントロック銃の点火装置などの材料として用いられた。
堅牢な正面装甲と優れた火力で前線を突破する本車にふさわしいネーミングであろう。
バージョン8.4で実装されたポーランド重戦車ルートの頂点となる車両。
これまでの重装甲・高単発路線をさらに拡大し、152mm砲による優れた単発火力と優秀な正面装甲を備える。
単発型固有の隙の大きさや脆いモジュールと言った欠点はあるものの、最前線を張る重戦車らしい重戦車として高いポテンシャルを秘めた一両である。
基本性能(v8.4.0)
※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値
車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/時) | 重量 (t) | 超信地 旋回 | 射界 (度) | 隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%) | 本体価格 (クレジット) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
60TP Lewandowskiego | X | パンユーロ (ポーランド) | 重戦車 | 2600 | 120/100/90 | 36/15 | 60.02 | 不可 | 全周 | 10.5/5.2/2.36 | 6,100,000 |
主砲
Tier | 名称 | 装填時間 (秒) | 発射速度 (発/分) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) | 総弾数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
X | 152 mm J 2 | 16.78 | 3.58 | APCR HEAT HE | 630 550 720 | 252 315 80 | 2253 1967 2575 | 780 680 770 | 0.402 | 2.40 | +20°/-7° | 40 |
※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) | 視認範囲 (m) |
---|---|---|---|---|
X | 60TP Lewandowskiego | 280/160/100 | 17.73 | 250 |
エンジン
Tier | 名称 | 出力 (馬力) |
---|---|---|
X | MT-50TM | 750 |
履帯
Tier | 名称 | 旋回速度 (度/秒) |
---|---|---|
X | 60TP Lewandowskiego | 25.03 |
派生車両
派生元:50TP Tyszkiewicza
派生先:なし
開発ツリー
50TP Tyszkiewicza | ━ | 60TP Lewandowskiego 265,000 | ━ | 152 mm J 2 |
━ | 60TP Lewandowskiego | |||
━ | MT-50TM | |||
━ | 60TP Lewandowskiego |
:必要経験値
:必要クレジット
解説
車体
車体上部は真正面が120mmだが、70度に迫る強い傾斜が掛かっており実質装甲は330mm程と、同格重戦車の課金弾でも安定した貫通は狙いづらい。
一方で車体下部は傾斜を加味しても200mm程度の装甲しかなく、格下軽戦車にすら易々と抜かれてしまうほど貧弱。
ただし上部でも中央のドライバーズハッチは真正面で270mm程と若干薄めであり、車体下部を隠して正面を向いている場合は車体は基本的にこの部分が狙われる。
また、車体端に見えているターレットリング部分も装甲240mmほどと範囲は狭いもののこの部分も弱点である。
側面は前面寄りの車体上部は200mm程度とやや厚いものの、それ以外の大部分は110mm程度と非常に貧弱。ソ連重戦車の様に車体上部に強い傾斜は掛かっておらず、基本的に側面を取られたら高確率で抜かれると思っておいた方が良い。
豚飯は一応できるのだが、豚飯時に上述のターレットリングが露出するので、あまり推奨はしない。一応空間装甲が付いているので、HEATとHEへの耐性はそれなりに存在する。(そもそも側面部分をわざわざ課金弾のHEATで撃ってくる相手は殆どいないが・・・)
背面は90mmで傾斜も20度程度しかかかっておらず、運が悪ければ口径15cm以上の榴弾に抜かれてしまう。
注意すべき点として、正面上部の切り欠きのすぐ裏と車体底面に弾薬庫が鎮座しており、しかも脆い。
よって大口径砲に撃たれたり、連続で被弾したりするとIS-7以上に簡単に吹っ飛ぶおそれがある。
傾斜はきついため昼飯の角度をとっている限りは比較的安心できるが、できれば車体(特に側面)をさらさないように立ち回りたい。
総じて、車体上部に幾つか弱点が存在するもの、狙いの甘い弾であれば正面は相手の攻撃は寄せ付けないと考えて良い。
側背面は脆弱である上に、弾薬庫に弾が直撃しやすいため、できる限り敵を懐に入れないポジショニングが要求される。
砲塔
非常に強固。装甲厚は160mmであるものの全体に70度近い傾斜が掛かっているので薄い部分でも大体400mm程度の装甲がある。特に砲塔上部は70度以上の強制跳弾の角度となっており、あのTier10駆逐戦車Ho-Ri Type IIIの金弾(強化AP)すら弾き返してしまう。
防楯部も傾斜が45~50度の250mmの空間装甲+本装甲100mmで薄い部分でも実質450mm以上、砲身の付け根部分でも380mmと全く隙が無い。
俯角も7度とそれなりに取れるので基本はハルダウン戦法で戦おう。
だが、僅かながら弱点もある。砲身脇と防楯下の部分の僅かな部分が300mm程度とやや薄く、金弾飛び交うTier10戦場では精度の良い戦車が狙って抜いてくる可能性がある。
もう一つはキューポラで装甲は大体220~240mm程度、格下戦車の通常弾でも抜かれてしまう程度の厚さであり、車体下部が狙えない場合相手戦車は高確率でこの部分を狙ってくる。最大俯角を取った時でもキューポラは隠れないので慢心せず小刻みに動くようにしよう。
砲塔後ろ側の丸いハッチのようなところには弾薬庫があり、そこに弾を撃つと弾薬庫が損傷する。もちろん誘爆も狙える。大口径駆逐戦車の場合はアドレナリンを併用すると一撃で誘爆も簡単にできる。
主砲
- 152 mm J 2
152mm砲ということもあって、通常弾の単発火力は630と、マッチングする重戦車の中ではE 100に次ぐ非常に高い値である。
さらに特殊消耗品「タングステン砲弾」を使用すれば、平均ダメージを724.5まで引き上げられる。最低ダメージも661が保証されるため、単発交換ではほぼ確実に優位に立てる。
貫通力は通常弾が252mmとTier10重戦車では平均的な値なものの、課金弾がたったの315mmしかない。これは同格重戦車の平均的な貫通力(330から340mm)と比較するとかなり低いと言わざるを得ない。アプデ前のIS-7は305mmだったのでそれよりはマシだが。(ただしIS-7の課金弾はAPCRだったため、本車の課金HEATよりも使い勝手や傾斜装甲への貫通力は高かった)
そのため砲弾調整を選ばないと同格重戦車相手に非常に苦労することとなるため、DPM不足解消のために装填棒を積むべきではない。短所は上記の非常に低い課金弾貫通以外に、劣悪な精度と照準時間、遅い弾速、そして長い装填時間と低いDPMがある。
DPM以外はいずれも同格ワーストクラスで、遠距離戦闘は苦手。せっかくの射撃機会を無駄にしないためにも、後述の機動力を活かした接近戦と慎重な照準が求められる。
拡張パーツ「強装薬」と特殊常備品「改良型装薬」のどちらかだけでも搭載することで、そこそこの弾速に改善することができる。弾速の遅さに悩んでいる人は前者の強装薬を検討してみると良いだろう。常備品の方でも良いが、食料はもちろんギアオイルや保護キットを優先して搭載するべきであり、改良型火薬を載せる枠はない。なお、口径が15cm級にも関わらず榴弾のダメージが720と異様に低く、ダメージの伸びが非常に悪い。(E 100は1020,同じタングステン砲弾を積めるVK 72.01 (K)の榴弾は900ダメージ)
スポールライナーを搭載していそうな敵(Grille 15・FV4005など)には通常弾よりもダメージが低くなる可能性が高い上に吸収されるリスクもあるので、ミリ残り時以外では榴弾を撃たないのが得策だろう。どこかで見た事例である。おのれWG......
機動性
機動性は加速こそ鈍いものの、最高速度自体は36km/hとまずまずである。本車両は特殊常備品として、改良型ギアオイルの搭載が可能であり、搭載することで最高速度は36/15kmから40/19kmまで上昇し、特に後退が加速も含めてかなり大きく改善する。
実際に乗って改良型燃料との差を比べてみると、加速の差はどちらも誤差程度だと言えるはずだ。しかし改良型ギアオイルの方が4km/h分前進後退ともにより素早く移動することができるので、実戦ではこちらの搭載を優先する方が良いと思われる。この記事の筆者同様に性能差が気になる方は実際に乗って比べてみれば、たったの4km/h最高速度が変わるだけで大きな差が付くことが分かってもらえるはずだ。さらに+2km/h最高速度を強化するために、追加でギアオイルを搭載するのも良いだろう。二つ搭載すれば、同格重戦車の中でも飛びぬけて優秀な後退スピードを手に入れることができる。
一方、残念ながら旋回性は車体砲塔共にかなり悪い。特に砲塔の旋回がかなり遅く、敵と撃ち合う際車体と砲塔の向きを合わせる際に大きな隙を与えてしまう。
立ち回り方
砲精度の低さを補いつつ、高い単発火力を活かすためにも最前線での単発交換が主な運用となる。硬い砲塔によるハルダウンや機動性を活かした通行料の徴収など、しっかり敵とのダメージ差を作れるように立ち回ろう。
特にオートローダー戦車と相対する場合は、1発撃った後に1マガジン全てを撃ち込まれて逆に劣勢にされてしまわないように気を付ける事。
特徴
長所
- 堅牢な砲塔装甲
- そこそこ硬い車体上部装甲
- 狭く狙いづらい車体下部
- 高い単発火力630
- 特殊消耗品とアイテムが使える
- 単発の割に高いモジュールダメージ(E 100の15cm砲と同じ)
短所
- 格下重戦車並みの課金弾貫通(315mm)
- 車体は傾斜装甲であるため、撃ち下ろしに弱い
- 格下にも抜かれるほど薄い車体下部装甲
- 豚飯の邪魔となるターレットリング
- 装填が長いため隙が大きくDPMが低い
- 152mm砲故の悪い砲精度、照準速度
- かなり遅い弾速(780m/s)
- 152mm砲としてはとても低い榴弾火力
- とても脆い弾薬庫
歴史背景
wot 公式より
ワルシャワ軍事技術アカデミーの士官候補生リチャルド・レヴァンドフスキによって 1956 年に開発された重戦車の計画案であり、200 mm 厚の装甲を備えた 60 トン級の戦車でした。開発は草案の段階で中止されました。
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ツリー化、枝化とは?
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