Tier 10 ソ連 重戦車 IS-7 (読み方 イーエース・スェーミ)/スターリン七型戦車
実に考えぬかれた避弾経始の砲塔と車体が印象的であり、高い防御力を発揮する.
本車には2種類の伝説迷彩が存在する。
価格は2,550
適用中は車両名が「IS-7 Battle-hardened」となる。
価格は5500
適用中は車両名が「IS-7 Baba-Yaga」となる。
ver8.2以前
ver2.3.0以前
ドイツのティーガーIIに対抗するべく構想された重戦車。
避弾経始を徹底的に考え抜かれた堅牢な車体と砲塔を持つ上に、スペック上の最高速度は42km/hと重戦車としては非常に快速で走り回ることが出来る。
・・・とはいえあくまでそれはスペック上であり、実際に平均して出せるのは大体40km/h程度で、車体・砲塔の旋回速度や後退も遅く中戦車のように機動力で敵を翻弄するような戦い方はできない。あくまで重戦車らしく装甲を活かして戦おう。
v10.3 | ・主砲 130mm S-70 課金弾APCRの貫通力を 303mm から 320mm へ向上 ・特殊消耗品:ダンクステン砲弾の追加 ・車輛の耐久性を 2,450 HP から 2,500 HP に上昇 ・最高速度を 45km/h から 42km/h に低下 |
v9.0 | ・車体の旋回速度を 23.99 度/秒から 28.16 度/秒に向上 ・100 m の散布界を 0.384 m から 0.393 m に拡大 ・車輌の重量を 68.19 t から 71.99 t に増加 ・車輌の耐久性を 2,500 HP から 2,450 HP に低下 ・最高速度を 50 km/h から 45 km/h に低下 |
v.7.2.0 | 砲弾数が30発から40発に増加 |
v4.3.0 | サイドスクリーンの装甲厚が5mmに減少 |
v3.9.0 | 砲塔旋回速度が18.77度/秒から15.64度/秒に減少 |
v3.1.0 | 旋回速度が25度/秒から23度/秒に減少 |
直近90日の平均勝率:51.53%(2021年7月14日現在、BlitzStars調べ、ver8.0.x)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v9.0.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高速度 前進/後退 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
IS-7 (Battle-hardened) | X | ソ連 | 重戦車 | 2550 | 150/150/100 | 45/15 | 71.99 | 6,100,000 |
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実用出力重量比(hp/t) | 12.9 |
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武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
X | 130 mm S-70 | 4.73 | AP APCR HE | 260 303 63 | 460 390 600 | 2175 1844 2838 | 0.393 | 2.9 | 40 | 1118 4000 10 978 | 2,980 | +18° -6° |
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砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
X | IS-7 | 240/185/94 | 15 | 250 | 14,200 |
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エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
X | M-50T | 930 | 15 | 700 |
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履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
X | IS-7 | 70.95 | 28.16 | 11,000 |
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乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
派生車両
派生元:IS-8
派生先:なし
開発ツリー
IS-8 | ━ | IS-7 250,000 | ━ | 130 mm S-70 |
━ | IS-7 | |||
━ | M-50T | |||
━ | IS-7 |
:必要経験値
解説
装甲
避弾経始を徹底的に考え抜かれた装甲は、真正面を向いていれば車体上部は340~350mm弱、砲塔は薄い部分でも350mm、場所によっては500mm近くとMausに匹敵する装甲を持つ。
・・・とは言えそれは真正面を向いた時の場合であり、楔形装甲故車体を少しでも傾けてしまうと車体装甲の傾斜が殺されてしまうため、基本的には常に敵戦車に真正面を向く必要がある。
ただし、どうやっても貫通される駆逐戦車相手には小刻みに左右に振り続けると貫通できる場所がコロコロ変わり、相手がミスをして弾くことがあるので試してみる価値は十分にある。
課金弾が飛び交うTier10の戦場では少しでも甘い角度を取ると、車体装甲をスパスパ抜かれかねないので相手戦車の向きには細心の注意を払う必要がある。
ちなみに砲塔にはキューポラがあるもののあまりにも小さく、たとえ密着していたとしても非常に抜きづらい。
車体下部は250mmとやや薄く中戦車の通常弾には多少耐性があるが、重戦車では余裕で貫通できるため、基本的には多くの重戦車同様に車体下部を隠して立ち回ることになる。
車体下部を隠す具体的なテクニックとしては、障害物を利用するかハルダウンが挙げられる。相手より高所をとっていれば前面装甲にさらに傾斜がかかり実質的な装甲圧が増加するため、地形を上手く利用することでゲーム内屈指の堅牢さを発揮する。
ハルダウンできない状況かつ一対一の場合、敵に密着し砲塔を撃たせる戦法も有効である。
但し、車高が高く俯角のある車両には逆に傾斜が殺された車体装甲を撃ち抜かれるのでやらない事。
ハルダウンが決まった時の本車両は非常に堅牢ではあるが、同格駆逐(特にJg.Pz.E100や、Ho-Ri Type IIIや、Object 268等)の課金弾は車体はともかく砲塔のほっぺすら撃ち抜いてくることがある。いくら本車両が堅牢であるとは言え、駆逐戦車との対峠時にはあまり装甲を過信し過ぎないように。
ちなみに、砲搭に付いている特徴的なリモコン機銃には当たり判定が無い。(空間装甲等の判定も無く、砲弾を撃っても弾がすり抜ける。ただし機銃が高く伸びているため稜線裏にいても砲の向き程度は確認可能)
そして、本車両の最も注意すべき点として、弾薬庫のモジュール耐久値がソ連・中華中戦車並と非常に低く(Tier10最低値)、他車両以上に弾薬庫が飛びやすい。
しかもその弾薬庫は車体正面から狙えてしまうため、特に正面から大口径砲が貫通すると非常に危険。気になる人は常備品「保護キット」を搭載することを強く推奨する。
ハルダウンで車体下部を隠し弱点を晒さない、真正面を向いて傾斜を殺さないなどを徹底し、駆逐戦車の高貫通砲に貫通されないような立ち回りを心がけよう。ちなみにこのことから、海外動画では「Don't Buy IS-7 (IS-7を買うな) 」とネタにされている。...が、PBR化に伴う装甲バフで以前ほどは弾薬庫は飛びにくくなった。
ちなみにこの特性を引き継ぐ後輩が現れた。
側面にはソ連重戦車お馴染みの空間装甲が付いており、この部分は280mm近くの装甲がある上に、HEATは吸収されるため、裏取りした軽、中戦車の課金弾や、狙いの甘い弾を弾くことが非常に多い。
弱点である駆動輪・誘導輪付近の履帯裏部分(履帯裏の装甲は100~150mm程度)さえ撃たれなければ、重・駆逐戦車の通常弾も弾くこともある。
この空間装甲部分と車体下部の傾斜がきつくなっている部分は本車の側面を撃った時に跳弾を発生させる原因箇所なので、相手した時は側面を取っても油断せずにしっかりこの部分を避けて射撃しよう。
↑空間装甲の配置箇所
主砲
- 130mm S-70
総じて言うとIS-8より取り回しは悪くなっている。
単発火力が460と前身から上昇しているためDPM自体にさほど変化がないが、砲口径が130mmと大きくなった代償で精度が0.384と悪化している。(IS-8は0.364)
本車は特殊消耗品「ダンクステン砲弾」を搭載でき、使用すると平均火力が529にまで上昇し、より単発交換で優位に立つことができるようになるなど一応良くなっている点もある。
だがそれ以上に課金弾貫徹力が前身から40mmも下がって303mmと、中戦車並の貫徹力しかないというのは過去の話である。
10.3アップデートで課金弾貫通力が320mmに大幅バフされた。
砲弾調整を積むと336mmまで強化することができ、ついにまともな貫通力を手に入れた。
しかし砲精度とAPCRの距離減衰を考慮すると、遠距離戦は基本的に厳禁である。
同型と鉢合わせた際には課金弾を使用しても中々有効打が入らない泥沼の戦いとなるだろう。
さらに、上手く防御姿勢を取ったMausに至っては殆ど抜ける場所がなく、Mausと正面を切って勝負するのは極力避けたいところ。
この問題は砲弾調整を積むことで劇的に改善されるため、砲弾調整を選ぶべきである。
どうしても硬い戦車を相手をしなければいけない場合は車体下部を狙うか側面に回り込んで有効打を与えよう。
幸い貫通困難な重戦車や重駆逐戦車相手ならば、側面に回り込めるだけの足回りはあるので、工夫して戦おう。
当たり前だが遠距離でMausをはじめとする硬い戦車と戦うのはこちらがダメージを与えることがほぼ不可能になるので論外である。装填速度もさほど速いわけではないため1発弾かれたり、外したりするとかなりの痛手となる。
単発火力は平均460ダメージ、タングステン砲弾使用時は平均529ダメージとかなり大きいので、一発一発慎重に絞って砲撃しよう。
以上の弱点故、ISシリーズを通して言えることだが、後述の機動性を生かして貫通力の不足を補ったり、ハルダウンしつつ照準を絞る、距離を詰めて戦うなど、装甲を活かして砲性能を補う立ち回りが重要になる。
機動性
ISルートの特徴として快速であることが挙げられるが、本車も重戦車としては優秀な機動力を持っている。
最高速度は42km/hと優秀。かつては中戦車であるT-62Aと同じ数値であったりもした。*1
しかし、平地では40km/h前半程度と微妙に最高速度に到達しない。
旋回性能はIS-8より大幅に劣化し重戦車らしい値になった。
しかし出力重量比がやや高いため加速は良好である。
車体旋回も砲塔旋回も重戦車水準になったので、IS-8以上にNDKには気をつける必要がある。
つまるところ、あくまで直線番長の加速性能であり、間違っても中戦車のような運用ができると勘違いしてはいけない。
総評
IS-8とはまた違った立ち回りを求められる。装甲は高レベルであるのでハルダウン等適切な防御姿勢が取れれば、充分に前線を張れる。
状況によっては機動力を活かし相手の側面や背面を突くのも可能。
防御力・機動力が高いレベルでまとまっているので、幅広い戦術を取れるのがIS-7である。
同じ防御型のTier10重戦車のMausと比較した場合、単純な防御力ではあちらにはやや劣る。
しかし本車両には快速で走れる足とタングステン砲弾があるので、Mausには出来ない素早いポジション取りや大胆な陣地転換を行い、重い一撃を敵に与えることが可能である。
防御特化型の戦車には真正面から張り合うのではなく、自慢の足を活かして迂回し別の戦車から先に狩っていくことも時には重要である。(無論前線が崩壊したらマズい場合には陣地転換は御法度であるが)
優秀な機動力による多彩な戦術を活かして戦おう。
IS-8との違い
IS-8は「高い砲性能による前線での砲撃支援」、「機動力を活かして横からちょっかいをかけて相手の布陣を崩す」という立ち回りが重要であった。
しかし、IS-7は砲精度が劣化しているため、IS-8と同じ立ち回りではなかなか敵を倒しきれず、味方が先に溶けてしまうだろう。
IS-7は重戦車にしては快速な足による「展開・対応能力」とIS-8には無かった良好な装甲による「前線を形成する力」を両立しているのが強みなのである。
前線を張るには装甲が心許なかったIS-8と違い中戦車ルート・重戦車ルートのどちらのルートでも最前線を張ることが可能なので、戦況や味方の車両に応じて、味方戦車の最前線に立ち、後方に居る味方の中戦車・駆逐戦車を動きやすくすることが本車両では重要になってくる。
大切なことなので繰り返す、装甲とヘルスを使って敵のヘイトを稼ぎながら前線を作り、味方が動きやすくなるようにすることが本車両では最も重要である。
基本的なことだが、前線がもたない、味方が付いてこないと判断した場合はおとなしく引こう。
どれだけ自分が奮闘しても、突出しすぎて味方が付いてこなければそのまま孤立し敵にタコ殴りにされてしまうだろう。
本ゲームはあくまでチーム戦である、ある程度は味方と連携しないとどうやっても勝つことは不可能である。
注意点
今までのISシリーズと比べてIS-7は車体サイズ(破弾面積)が大きくなっていることを意識すること。
楔型装甲であるため、昼飯は得意とは言えない。
前面上部の装甲は昼飯をすると、傾斜が殺されて抜かれてやすくなってしまう。
しっかりと車体下部と前面上部の装甲を隠せる豚飯をしよう。
また、前部砲塔のため、豚飯では砲撃を弾いても、こちらが照準を向ける頃には相手は隠れてしまっていて射撃が間に合わない。
無理に撃ちに行くのではなく、一旦弾いてから落ち着いて顔を出し、敵が出てきたタイミングを狙おう。
可能であれば相手が顔を出すのを待つ時も、豚飯・逆豚を徹底しよう。
豚飯ハルダウンと豚飯・逆豚を徹底する事で大抵の場面において有効な防御態勢をとれる本車は、優秀な機動力も相まって、オールラウンダーな活躍を期待できる。
どのポジションに陣取り、どんな体勢で砲弾を弾き、どの敵を攻撃するか、しっかり考えながら戦おう。
特徴
長所
- 避弾経始に優れ、正面はもちろんのこと側面まで堅牢な砲塔装甲
- キューポラが非常に小さい(密着しても非常に抜きづらい)
- 硬い車体上部装甲(坂道等で傾斜が殺されないように注意)
- いやらしい構造の側面装甲
- ISシリーズで最も重く、装甲も硬いため、ラムアタックが強力
- 中戦車並の高い最高速度
- Tier10重戦車内では15cm砲組に次いで高い単発火力460
- ダンクステン砲弾が使用可能。(平均529ダメージ);
- 上記のことからバランスが良く、扱いやすい
短所
- 非常に劣悪な主砲精度・照準速度
- Tier10底辺のDPM(下はMaus,VK 72.01 (K),Kranvagnのみだが、タングステン砲弾である程度改善可能)
- 前身から約20mmも減少した課金弾貫徹力(320mm)
- 格下からでもスパスパ抜かれる車体下部装甲
- 弾薬庫が飛びやすい(特に口径152mm以上の砲には御用心)
歴史背景
IS-7はドイツのティーガーIIに対抗するべく構想された重戦車である。1945年初頭、ニコライ・シャシムーリン技師の設計チームによりオブイェークト260として開発が開始された。
本車の開発にあたっての特徴としては、主砲や機関に海軍関連の技術が転用されていることで、これは独ソ戦の劈頭からドイツ軍に包囲されていたレニングラードが1944年1月に解放されたため、レニングラードにあった海軍研究所の各種技術資料を利用することが可能となったためである。
まず1945年に車体が設計され、これに基づいて木製の実物大模型を試作した。1946年夏に車体と砲塔が製作され、9月には試作1号車が完成した。
試作車は1948年夏までに4輌が生産され、工場でのテストでは優秀な成績を収めた。火力・防御力は優秀であり、またテスト段階での機動性も高かったが、70トン近い大重量は駆動系統に掛かる負荷が大きく、試験中にエンジン火災の事故を起こした。また足周りの構造が脆く、転輪内部の緩衝用ゴムの摩耗が激しく、転輪が1、2組破損するだけで行動不能となった。これらの欠点から重量を50トン程度に軽減するよう、設計の見直しが命じられた。
更に、大きな車体と砲塔のわりには車内が狭く、主砲の装填作業が困難であり、多数が搭載された外装式機銃は戦闘中の予備弾装填が難しい、という問題が指摘された。
これを受けて実用化のための改良と試験が続けられたが問題点の改善は達成できず、IS-7の実用化計画は放棄された。
IS-7は現在でも試作車のうち1両がモスクワ郊外のクビンカ軍事博物館に展示されている。
IS-7の構造はIS-3の拡大版といえるもので、砲塔車体ともに、全周囲からの砲撃に対する良好な避弾経始をもったデザインを施されていた。
車体前面はIS-3にも共通する、3枚の鋼板を突き合わせ、中央で鋭角に突出する構造を持つ。これはソ連戦車兵の間で「シチュカ」(カワカマスの意)と呼ばれる特徴的なものであった。車体側面、後部も単に鋼板を延長した箱形ではなく、角の部分を面取りするように装甲板を組んであり、良好な避弾経始を持つ。
エンジンは車体中央から後部におかれた。1500馬力の航空用水冷エンジンをディーゼルエンジンに改修する予定であったが、エンジンの開発が遅れたため、海軍の魚雷艇で用いられていた、1,050馬力のM-50ディーゼルエンジンが転用された。トランスミッションは車体最後部に配置され、6速シンクロナイズドギアのもの(LKZ開発)と、8速ZKタイプ(MVTU)が用意され、比較試験された。機関室内部に自動消火装置付きのゴム製タンクを集中配置し、1,300リットルを搭載した。
足回りは7組の大型転輪とシングルピンで連結される幅広の履帯で構成され、転輪はドイツ戦車が大戦後期に採用したものを参考にした緩衝用ゴム内蔵式のものとなっている。これをトーションバーサスペンションで懸架した。重量は68トンから70トンに達したが、その大重量にもかかわらず、1,050馬力のディーゼルエンジンと、エンジンから油圧によりサーボされる変速・操行システムによって操縦は実に容易であった。さらに試験走行において60 km/h を発揮し、試験を観た将校達を驚嘆させた。
砲塔はソ連戦車伝統の鋳造構成で、椀を伏せたように滑らかな外形を持つ。砲塔は非常に大きなもので、前後長は車体長の2/3程もあった。前面に向かって右に戦車長席、左に砲手、ほかに2名の装填手が搭乗した。砲塔バスルは後方へ大きく延長されており、このバスルには機械式装填補助装置を装備した。
主砲は、砲身長54口径の130 mm 戦車砲 S-26 が搭載された。この砲はもともと艦載砲 B-13 であったものを改修したものである。垂直鎖栓によって薬室を閉鎖、弾量33.4 kg から33.6 kg の砲弾を初速900 m/s で発射できた。砲弾は分離装薬式であり、弾頭と装薬を合わせ60 kg に達したが、上述の装填補助と2名の装填手により、理論上毎分6~8発を発射できた。主砲上に同軸機銃として14.5 mm 重機関銃を、左右に7.62 mm 機関銃を設置した。さらに砲塔後部に180度の限定射界を持つ動力旋回銃塔を配置、これに7.62 mm 機銃を連装で装備した。のちにこの銃塔は廃止され、砲塔左右に1挺ずつ外装式の固定装備となった。
車体両側面、機関室の近くに前方掃射用の固定機関銃2丁がマウントされた。これは金属のカバーで防護されている。弾薬は130 mm 砲弾30発、14.5 mm 機銃弾1,000発、7.62 mm 機銃弾6,000発、および手榴弾が25発である。砲弾は車体袖部と操縦席両側におかれた。また戦闘室床上に装填補助具付きの榴弾と徹甲弾、それぞれ6発が逆さに縦置きされていた。本車はそれまでのソビエト戦車に比べて人間工学的な配慮があり、戦闘室の床は砲塔と連動して可動し、乗員は戦闘に専念することができた。
本車はドイツ製の対戦車砲に耐える装甲を施されており、8.8 cm 砲、12.8 cm 砲、また本車の搭載する130 mm 砲に対しても十分な抗堪能力を示した。実際に犬を乗せて被弾試験を行ったが、犬はすべて無傷であった。130 mm 砲の威力が射程1,000 m で厚さ250 mm の装甲板を貫通するものであったことから、本車の防御力はそれ以上であったことがうかがえる。
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
この「ツリー化」を行わないと、どのコメントに対する意見なのか分かりにくくなることがあり、混乱を招くため、必ず関連するコメントをするときは「ツリー化」を行ってください。
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