Tier 6 ドイツ 重戦車 Tiger131 (ティーガー アインフンダートアインウントドライスィッヒ)
後側から。
イメージ画像。
1943年にイギリス軍によって鹵獲され、今なお自走可能な状態で現存する唯一のティーガーI。その名前は砲塔番号*1が131番であることにちなむ。
外観の細かい点では差はあるものの貴重な「史実通りの姿をしたティーガー」であり、性能はともかく史実に忠実な姿のティーガーで、史実通りのライバルたちと戦いたい、というリアル志向の人にはお勧めできる車両である。
- 主砲「8,8 cm Kw.K. 36 L/56」:
- AP 砲弾の平均貫通力が 145 mm から 150 mm に、APCR 砲弾の平均貫通力が 195 mm から 200 mm に上昇
- 防弾盾の後ろに 100 mm の装甲が追加
- 再装填時間が 8.15 秒から 7.67 秒に短縮
基本性能(v7.8.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 実用出力重量比(hp/t) | 本体価格 (ゴールド) |
Tiger 131 | VI | ドイツ | 重戦車 | 1150 | 100/80/80 | 40/12 | 56.57 | 11.5 | 未定 |
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武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VII | 8.8 cm Kw.K. 36 L/56 | 7.82 | AP APCR HE | 150 200 44 | 220 190 270 | 1721 1486 2112 | 0.38 | 2.3 | 92 | 252 2800 7 252 | - | +15° -8° |
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砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
VI | Pz.Kpfw. Tiger Ausf. E | 100/80/80 | 20 | 240 | - |
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射界 | 全周 |
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エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
VII | Maybach HL 210 TRM P45 | 650 | 20 | - |
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履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VI | Pz.Kpfw. Tiger Ausf. E | 61.00 | 27 | - |
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乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
関連車両
- Tiger I(ベース車両)
- Tiger Kuromorimine SP/Icebreaker(Tier6のTigerたち)
解説
改良砲塔+初期砲装備のTiger I(以下「本家」と表記)を、Tier6相当に調整した車両である。
基本的な性能は先んじて登場していたTiger Kuromorimine SP(以下「黒森峰」と表記)と似通っているが、装甲配置や機動性など若干の差異がある。
とはいえ大きく立ち回りを変えるほどの差ではないため、あちらに乗り慣れていれば同じ感覚で扱えるだろう。
主砲
- 8,8 cm Kw.K. 36 L/56
Tiger Iの史実砲。基本的な性能は開発ツリー車の同名砲と同じ。
照準時間や拡散に優れる一方、かなり弾速が遅く遠距離狙撃は苦手。俯角は-8°と必要十分な値であり、地形を利用した戦術にもそれなりに対応できる。
バージョン7.8のバフでIcebreakerに並んだものの、貫通力は通常弾で150mm、課金弾で200mmと、通常のTier6重戦車の最終砲と比べやや見劣りする。
本車はプレミアム車両であり、そもそも赤字になりにくい。課金弾の出し惜しみはしないようにしよう。
装甲
形状などはほぼ本家と同一である。詳細な装甲配置などは本家や黒森峰のページを参照されたい。
敵対する車輌の平均Tierが本家より低い分、相対的に本家より装甲を頼りに出来る場面は多い。昼飯・豚飯などの角度を適切に使う事で格下の通常弾はかなりの割合で防ぎうるだろう。
- 砲塔
正面は数値上100mmだが、防盾込みで全域が200mm以上あるため、同格以下からの攻撃にはかなり強い。
かつては中央付近の防盾裏に開口部があり薄くなっていたが、バージョン7.8でバフが入り、隙のない重装甲となった。
俯角が8°と良好なこともありハルダウンにも向いているが、キューポラの基部が実質90mm、中央付近が150mm前後とやや薄い。格下でも貫通可能であるため、前後運動・砲塔振りで狙いを逸らそう。
- 車体
車体前面は上部がほぼ垂直の100mm、下部がやや傾斜しており実質110mm前後。黒森峰にあるような部位ごとの厚みの違いはなく一枚板である。
側面は上部スポンソン(車体の張り出し)が80mm、下部は履帯の40mmと下部本装甲の60mmで計100mm。
格下(Tier5)でも通常弾の貫通力が120mm前後であることを考えれば、正面から敵を相手取るにはやや頼りないと言わざるをえない。
当然ながら下部のトランスミッション、側面の弾薬庫も懸念材料となる。昼飯・豚飯を徹底すること。
機動性
黒森峰と比べると出力重量比が若干低下しているものの、カタログスペックはほぼ同一。
重戦車としては悪くない機動性を発揮でき、平地や下り坂なら40km/h弱の直線速度で陣地転換の苦労もさほどではない。
もちろんティーガーなので超信地旋回も可能であり、狭い場所でも小回りがきく。
ただし、重戦車らしく砲塔旋回は遅く、快速戦車に対するとっさの対応は苦手である。中戦車に回されるとあっさりやられてしまうため、浮いた行動はとらないようにしたい。
総論
ごく普通に最前線を担えるTier相応の重戦車である。
本家の初期砲装備ほどの頻度ではないが、同格以上の重装甲車両と相対した際に、通常弾では正面装甲を貫通できない場合が多い。
課金弾は可能な限り大量に持ち込んで、弱点狙撃や側背面への回り込みと合わせて活用していきたい。
また、56口径の88mm砲を搭載しているため、ほぼ史実通りの初期型ティーガーの姿であるというのもポイント。
ティーガーが好きな人や、シャーマンやチャーチル、ファイアフライといった史実のライバルたちと対等な条件で戦いたいという人にはおすすめできる車両である。
特徴
長所
- 取り回しやすい主砲
- 堅牢な砲塔装甲
- 多めのHP(
イレギュラーを除けばTier6HT中第2位タイ) - (テクスチャだけだが)今のところBlitzで唯一初期型ティーガーの転輪を再現している
短所
- 頼りない車体装甲
- 若干不足気味な貫通力
- 性能だけ見るならTiger Kuromorimine SPと差別化出来ない
- 再現度の低いモデリングやテクスチャ
歴史背景
戦車事典より
VI 号戦車ティーガー (Pz. Kpfw. VI Tiger) のうち、完全に動作する状態で保管されている唯一の車輌がこちらです。この車輌は 1943 年 4 月 21 日にチュニジアにおいてイギリスの第 48 王立戦車連隊によって鹵獲され、後に修理が施されました。同年中にイギリスに輸送され、詳細に試験され、戦後の 1951 年、ボービントン戦車博物館の展示品となったのです。
ティーガー131(Tiger 131)は、1943年にイギリス軍に鹵獲され、現在はイギリス・ドーセット州のボービントン戦車博物館に保存・展示されているティーガーI。
現存するティーガーIのうち唯一自走可能であることで知られており*2、「ティーガーデー」とも呼ばれるイベントの日には多くのファンが詰めかける。
また自走可能なことを生かし、2014年の映画「フューリー」では敵役としてなんと実際に戦闘シーンを演じた。
トレーニングモードで実際にFuryと対決する、あるいは逆に小隊を組んで共闘してみるのも一興だろう。
実車及び本家WoTのモデル(以下、実車とのみ表記)とBlitz内のモデル(以下Blitz)には外観上の明確な違いがいくつかある。
- 防楯
Blitz:照準孔(中央左側の小さな穴)が一つのみで、その周辺がやや厚くなっている。
実車:照準孔が横並びに2つあり、周辺の肥厚はない。
実車の仕様は、ゲーム内で言うとTiger (P)のものに近い。
- キューポラ
Blitz:ペリスコープの並んだ間接視認式キューポラ。
実車:単純な円筒形の直接視認式キューポラ。
こちらもゲーム内で言うとTiger(P)のものに近い。ただし史実通りの初期型の方がキューポラは大きいため、ゲーム的には若干有利になっている。
- 砲塔天板
BlitzではクラッペやSマイン射出器など実車にない物が装備されており、ベンチレーター(換気扇)の位置も異なる。
これもTiger(P)のもの(最終砲塔)がおおよそ実車の仕様である。
以上の三点はそのまま『初期生産型Tigerと中期型~後期型との差』とも言え、後期型を再現したツリーのTigerからモデルを流用した為に実車(初期型に属する)との差が生まれてしまったものと思われる。
それ以外にも以下の点が挙げられる。
- 転輪の配置
実車では千鳥式配置の転輪の1・3・5・7番目が2・4・6・8番目を挟み込む(横から見て奇数番の転輪が手前に重なって見える)のだが、Blitzでは逆に偶数番が奇数番を挟み込む配置になっている。
これもツリーのTigerと同じ配置だが、意外な事に転輪自体は初期型のものを再現している。
- エンジン
ボービントン戦車博物館でのレストアの際、本来のマイバッハHL210エンジンが使用できない状態であった為、同博物館収蔵のTiger IIからマイバッハHL230エンジンが移植されている。(なお本家WoTではこの違いも再現されている)
しかし、BlitzではHL210のままとなっている。
余談になるが、Tiger Kuromorimine SPも本来は(少なくとも外見上は)実車の131と同一仕様である。
あちらも上記のほとんどが当てはまるため、同じくツリーからモデルを流用したらしい。
ただし、黒森峰は車体後部など一部は新造されている。該当部分は本車のモデルでも同形状であるため、ツリー→黒森峰→131と流用(+小改造)を重ねてきたのかも知れない。
あるいは、「現在の姿」を再現したPC版に対し、「戦場で活躍していたころの姿」を再現したBlitz...ととることもできなくはない。
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ツリー化、枝化とは?
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