Tier 9 中国 重戦車 WZ-114
適用中は車両名が「WZ-114 Zhulong」となる。
いつものWGオリジナルの中国重戦車。とは言え元ネタはあるようである(歴史背景を参照)。Tier9では他の車種も含めて、初めての中国課金車両でもある。
装甲偏重の戦車だが、意外にも扱いが難しい。戦車長の技量が大きく響く、玄人向きの戦車である。
ver10.6.0での変更点
照準時間を 4.3 秒から 4.4 秒に延長しました。
装填時間を 14.86 秒から 14.67 秒に短縮しました。
AP/HEAT/HE 弾の平均貫通力を 254/310/65 mm から 252/308/65 mm にそれぞれ変更しました。
エンジン出力を 470 馬力から 495 馬力に強化しました。
直近90日の平均勝率:54.93%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
この車両の購入を検討している初心者の方へ
豚飯などの車両テクニックやマップ、味方の構成など基本的なことを把握できていないうちはこの車両を購入することをおすすめしない。
なぜなら購入(課金)したからといって勝ちやすくなるわけではないため、自分も勝てずにイライラするし、味方にも迷惑をかけてしまう。
購入するときは自分にとってふさわしいか、使いこなせるか否かをよく考えよう。
基本性能(v9.6.0)
※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値
車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (m/秒) | 重量 (t) | 超信地 旋回 | 射界 (度) | 隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%) | 本体価格 (クレジット) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
WZ-114 | IX | 中国 | 重戦車 | 2200 | 170/76/54 | 32/14 | 43.69 | ◯or不可 | 左右0°or全周 | 00.0/00.0/00.0 | 0,000,000 |
主砲
砲塔:砲塔名
Tier | 名称 | 装填時間 (秒) | 発射速度 (発/分) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) | 総弾数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
IX | 130 mm 59-130M | 14.86 | 4.04 | AP HEAT HE | 470 390 600 | 254 310 65 | 1897 1574 2422 | 810 726 693 | 0.384 | 1.92 | +18°/-9° | 00 |
※「着弾分布」:100mでの着弾分布。なおBlitzHangarでの着弾分布の値が間違っているので、ここだけBlitzStarsでの値を用いている。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) | 視認範囲 (m) |
---|---|---|---|---|
IX | WZ-114 | 280/124/60 | 00.00 | 250 |
エンジン
Tier | 名称 | 出力 (馬力) |
---|---|---|
IX | V-2-54SC | 470 |
履帯
Tier | 名称 | 旋回速度 (度/秒) |
---|---|---|
IX | WZ-114 | 21 |
解説
中国のTier9コレクター重戦車。典型的な鈍足・低火力の防御力傾倒タイプである。しかし肝心の防御力は車体・砲塔ともに優秀な部分もあるが、弱点も多く繊細な立ち回りを求められる。
車体
車体は平面の傾斜装甲で構成されている。正面上部は170mm装甲に傾斜がかかっており、実質400mmほどと非常に強固である。格上重戦車の貫通上げ課金弾でさえ貫通が困難という頑丈さを誇るが、撃ち下ろされると比較的簡単に貫通されるため、ドイツ戦車のような車高の高い車輛との接近戦を行う際には注意しよう。
左右の切り欠きは139mm装甲で正面より傾斜が鋭くなっているものの、380mmほどと正面と比べると薄くなっている。そして範囲は広くないものの切り欠きと正面装甲の間には逆三角形状の330mmの部分も存在する。また切り欠きの傾斜は69°とギリギリ強制跳弾角度に達してしないこともあって、標準化を含めるとAPでは300mm、APCRでは315mm相当となり、貫通される可能性がある。昼飯や豚飯を行うとこの切り欠きの防御力がさらに落ちるので出来ればハルダウンを徹底したい。
車体下部は傾斜を含めても実質195mm程度の弱点である。面積も広い上に薄く、昼飯をしてもガンガン抜かれてしまうので、平地での弾きはほとんど期待できない。
側面はIS-3等に見られる空間装甲+逆傾斜の構造で更に15mmのサイドスカートで覆われるが、それでも215mm程度で範囲も広くない。その上、今のは側面上部に限った話であり3分の2ほどを占める履帯裏は垂直の76mm、最下部に至っては微かな傾斜がついた62mmと重戦車としては非常に心許ない。このため履帯裏や駆動輪付近はかなり弱いので、前述の切り欠きと合わさって豚飯や昼飯は困難である。
ちなみに本車輛はサンドバッグ装甲と反応装甲が搭載可能で、体力も2200と豊富。サンドバッグ装甲大+改良型アセンブリ+反応装甲という構成では、実質的な最大体力は2200×1.12×1.2=2956にものぼる。弱点の多い装甲から本車両は弾くというより、TOG II*みたく耐久力で耐えるタイプと言える。
砲塔
砲塔正面は280mm装甲と傾斜により実質370mm~400mm以上の非常に強固な防御力を持つ。ただ防盾脇向かって左は垂直装甲で280mmのままとなるほか、正面より外側は一部300mmの箇所が存在するため油断は禁物。そして前に絞ったような砲塔形状からTiger II同様、多方面からの攻撃にはめっぽう弱い。遅い砲塔旋回速度もあって、多方面に敵がいるような場所でのハルダウンは避け、なるべく正面にのみ敵は置いておきたい。
防盾は垂直ではあるものの、290mmの空間装甲と100mmの本装甲が重なり、強固である。
キューポラは186mm~200mmほどの弱点である。2つあるうちの向かって右側はかなり小さくハルダウンで隠せる。しかし大きい左側はキューポラの前の装甲が下方に傾斜しているため、全く被弾面積が変わらずよく狙われる。しかもキューポラ前の装甲の下への傾斜のせいで、ここに当たって弾かれた砲弾がキューポラに直撃する「トラップショット」を引き起こすことがある。他のキューポラのある戦車同様、前後運動などでゆらゆら揺らして狙わせないことは必須...なのだが、なにぶんこの戦車は鈍足でしかもトラップショットまであるので弾くには限界がある。何度も抜かれるようなら思い切ってリポジして、別の相手との撃ち合いを詮索しよう。
なお太い砲身での砲身ガードが有効そうであるが、それは砲塔を傾けて傾斜を殺すことを意味し、かえって抜かれやすくなってしまう。
主砲
- 130 mm 59-130M
このティアの重戦車ではよくある130mm砲。しかし通常弾の単発火力は470ダメージとほかの130mm砲よりもわずかに高くなっている(課金弾や榴弾の威力は他の130mm砲と同等の390と600)。一方でDPMは最大でも2161と非常に低く、ダメージレースは避け一発一発を丁寧に撃ち込むことが求められる。
貫通力は通常弾が254mmと良好である一方で課金弾は310mmとまずまずの値。幸いにもHEATであるため強化時の伸び(341mm)は良く、格上重戦車にも対抗可能である。照準速度は優秀で、その代わり拡散が非常に劣悪と中国戦車らしい側面を見せる。精度は他の同口径重戦車より少し劣る。つまり咄嗟撃ちは大の苦手で、逆に一旦落ち着いて絞ればまずまずの精度で撃つことが可能。個人の好み分かれるところであろう。
俯角は9°とソ連や中国などの主砲に見られる劣悪さは一切なく、扱いやすい。ただ、弾速においてはいつものチャイナクオリティーで非常に遅い(AP/HEAT/HE=810/726/693)ため、遠距離はもちろんのこと中距離の射撃でもしばしば悩まされる。それに加えて通常弾APの距離減衰も15.35%と非常に大きいので、拡張パーツは強装薬を選択する方が無難だろう。総じて、照準速度や単発火力、俯角、通常弾貫通など優秀な面もありつつ、劣悪な照準拡散に微妙な精度、遅い弾速、低いDPMと弱点も多い主砲である。これらの性能から、焦らずじっくりと絞ってから撃つこと必須であり、慣れを要す。
機動性
最高速32km/h、後退速度14km/hと重戦車の中でも低い。
が、それ以上に問題なのは470hpと非力なエンジン馬力であり、出力重量比も11.77とE 75に次ぐ劣悪さである。しかも他の鈍足重戦車と異なり、エンジン馬力が非力なので登坂性能はさらに悪い。そして最高速度も32km/hで頭打ちなためストレスを感じることも多いだろう。
ここまで来ると旋回性能も予想通りで、特に車体旋回が酷く、砲塔もなかなかに遅い。薄い側面装甲もあり、快速戦車とのインファイトは避けるべきである。
なお車重は見た目に反して43.94tと中戦車並みの軽さであり、ラムアタックは非常に危険。E50兄弟のラムアタックも致命傷になりかねない。
劣悪な旋回・加速、低い最高速度と、「取り残される・逃げきれない」ためのスペックは全て揃っている。薄い車体下部と側面ゆえ他の鈍足重戦車と違って装甲で耐えることも困難なので、これらは即ち"死"を意味する。数多ある鈍足重戦車の中でも、より一層慎重でかつ早めの判断を必要とするのは想像に難くない。
立ち回り方
基本的には上で述べたことの繰り返しになる。
まずハルダウンを徹底してなおかつ斜めからの射線を遮れるような位置取りをする。場合に応じて一歩下がったりしてとにかく敵は正面に限定しよう。もちろんキューポラを狙わせない努力も怠らないように。
そして攻撃は焦らずじっくり狙ってから行う。重戦車という車種に加えて弾速が遅く精度も微妙なので後ろでの芋狙撃は言語道断。
劣悪な機動力から、押したり引いたりする判断もいち早く行う。さもなければダメージを逃したり、敵に囲まれてあっという間に昇天してしまう。
総論
先にも述べたように防御型の重戦車だが、その防御性能が満足に発揮されるのは、正面からの攻撃かつハルダウンの状態と注文が多い。見た目、コンセプトに反して繊細な戦車である。
その繊細さは主砲や機動力にも言え、一発一発丁寧に給仕し、そして仲間に遅れないように早め早めの、なおかつ突出しすぎないように慎重な判断が求められる。
したがって上級者向けの戦車でティア9と高ティア戦車でもあるので、WoTBウェイターとしての経験の浅い諸氏にはあまりおすすめ出来ない。課金戦車ではKpz 70や50TP prototyp、Object 452Kが、通常ツリーではE 75やST-I、50TP Tyszkiewicza、TNH T Vz.51が似た性能でかつ扱いやすく高性能なので、これらの戦車の方をお勧めする。
特徴
長所
- 高めの単発火力(470ダメージ)
- 優秀な照準速度
- 中華戦車としては破格の俯角(-9°)
- 正面からの攻撃にはある程度信頼のおける砲塔装甲
- 堅牢な車体上部装甲
- 豊富な耐久値(2200)
- サンドバッグ装甲と反応装甲が搭載可能(実質、最大3000弱の体力となる)
短所
- 低いDPM(サンドバッグ装甲や砲弾調整の搭載でさらに下がりがち)
- 非常に劣悪な照準拡散
- 劣悪な弾速とAP貫通力の距離減衰
- 一部垂直部分があり多方面からの攻撃にも弱い砲塔装甲
- わかりやすい弱点のキューポラ(俯角をとっても被弾面積は変わらない上ショットトラップを抱えている)
- 薄く広い車体下部
- 薄い車体側背面装甲(豚飯や昼飯は困難)
- 劣悪な機動性(特に旋回と加速)
歴史背景
中国での重戦車開発計画はWZ-111のみであり、112や113などは存在せず、ゲーム内のそれらの車輛はWG産である。
本車輛もそのうちの一つだが、公式等で言及されているわけでないものの、元ネタとして砲塔はOject.120(Oject.120の詳細はコチラ)という対戦車自走砲のものを調整して搭載しているのではないかと考察されている。
本家のWZ-114を紹介している下記の中国のサイトでは車体はWZ-112を改造したものでポーランド中戦車のCS-63と同様の形状にしているとある。
>https://new.qq.com/rain/a/20211118A0DACM00
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
- コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
- コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
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