Tier 7 フランス 重戦車
スペック
HP | 1,200 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 90/40/40 |
最高速度(km/h) | 35 |
重量/最大積載量(t) | 52.05/53.0 |
本体価格(シルバー) | 1,395,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | Maybach HL 230 | 90 mm DCA 30 | AMX M4 mle. 45 | ARL 44 | 1,200 | SCR 508 | |
575 | 22 | 110/30/30 | 400 | ||||
11.03 | 1.4/1.6/2.7 | 32 | 370 | ||||
105 mm Canon 13TR開発時 | Maybach HL 230 | 105 mm Canon 13TR | AMX M4 mle. 45 | ARL 44 | 1,200 | SCR 508 | |
575 | 22 | 110/30/30 | 400 | ||||
10.95 | 1.4/1.6/2.7 | 32 | 370 | ||||
90 mm F3開発時 | Maybach HL 230 P45F | 90 mm F3 | AMX M4 mle. 45 | ARL 44 | 1,200 | SCR 528F | |
750 | 22 | 110/30/30 | 750 | ||||
14.28 | 1.4/1.6/2.7 | 32 | 370 | ||||
90 mm DCA 45開発時 | Maybach HL 295 | 90 mm DCA 45 | AMX M4 mle. 45 bis | AMX M4 mle. 45 | 1,350 | SCR 528F | |
850 | 24 | 100/70/40 | 750 | ||||
15.38 | 1.3/1.5/2.5 | 30 | 380 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
90 mm DCA 30 | AP APCR HE | 255 12G 225 | 135 175 45 | 240 240 320 | 7.89 | 1,894 | 2.30 | 0.40 ? 2.05 | 74 | +14 -10 | |
105 mm Canon 13TR | AP APCR HE | 270 10G 280 | 165 223 54 | 300 330 360 | 6.00 | 1,800 | 2.90 | 0.41 ? 2.41 | 60 | +14 -10 | |
90 mm F3 | AP APCR HE | 255 12G 255 | 170 248 45 | 240 240 320 | 7.69 | 1,846 | 2.30 | 0.39 ? 2.00 | 74 | +14 -10 | |
7.5 | 1,800 | 2.30 | 0.38 ? 1.60 | 60 | +12 -10 | ||||||
90 mm DCA 45 | AP APCR HE | 255 12G 255 | 212 259 45 | 240 240 320 | 7.69 | 1,846 | 2.70 | 0.36 ? 1.51 | 74 | +12 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
ー仏門改宗 足を鍛えはじめるー
Tier7フランス重戦車。
ARL 44からAMX-50へ至る過渡期の計画案の一つである。
フランス重戦車ルートに於いて、鈍足重装甲から俊足軽装甲火力特化へ移行する過渡期の車両。
ここに来てようやく車体構造が近代的になり、正面からの履帯貫通がダメージに直結しなくなった。
重戦車としては装甲は水準以下だが、攻撃面と機動性が良く、同じTier7で比較するとISやIS-2に似た特性を持つ。 - 火力
俯角はT29と同じく-10°取れるが、正面から左右79°以降は俯角が極端に制限される。
敵の側面を取ろうとしたが回り込み過ぎて敵の弱点に照準できない、NDKに対抗して砲塔を回しても照準できない、といった事態に陥りやすいので注意。
後述の通り砲塔装甲が強固という訳ではないので、基本的に頭出しを使っての被弾率の低下を狙いたい。- 90 mm DCA 30
BDR G1 Bの最終砲。この主砲では完全に論外レベルで、最低でもARL 44で90 mm F3は開発してからこちらに乗り出すべきである。 - 105 mm Canon 13TR
単発火力300と火力重視の105mm砲。
課金弾を使うことで貫通力の向上と単発火力+30の底上げが可能。
課金弾使用時のDPMはあのTiger Iと同等という高さで、重戦車としてはかなり高い攻撃性能を得る事が出来る。
Tierが一つ上の重戦車よりも高い火力を発揮できるポテンシャルを秘めており、撃ち合いに自信のある諸兄はこちらを最終砲にするといいだろう。
だが課金弾では火力の向上も出来ることを考えると依然として通常弾を使う場面は少なく、やはりクレジット効率はかなり悪い。課金弾の貫通力も223mm止まりと格上車輌を相手するにはやや心許ない。 - 90 mm F3
アメリカの90mm砲に似た、通常弾は並だが課金弾で貫通力が大幅に向上する特性を持つ。後砲の2門よりも照準時間が短く、中距離戦闘での照準に掛かる時間では90 mm DCA 45に勝る。
非常に扱いやすいが、やはり通常弾だけでは格上を相手するには貫通力が不十分。課金弾は多めに積む必要があり、クレジット効率は悪い。 - 90 mm DCA 45
AMX M4 mle. 45が搭載予定だった史実砲。
ドイツやイギリスには劣るが高水準の精度と、同格HT中トップクラスの貫通力が特徴であり、課金弾では平均259mmと、似たような性能のTiger Iの最終砲8,8cmを大きく上回る。
しかし単発はやや低く、DPMもtier7HTの中で最低クラスになってしまっており、全体として低火力となるのは否めない。
上記の2門とは違い、得意の高貫通・高精度を活かし中遠距離からの支援を中心とする運用が基本となる。ただし、曲がりなりにも重戦車の本車が支援役の立ち回りをしてもよいかは、マッチングやマップをよく確認してから判断しよう。
- 90 mm DCA 30
- 装甲
装甲自体があまり頼りにならないため、重戦車らしい防御力を発揮するのは難しい。- 車体
前身から一気に形状が近代化され車高がやや低くなった他、履帯裏を正面から抜かれるようなこともなくなった。また前面にエンジン判定が無いのはドイツ戦車よりも優れたメリットである。
一方車体前面装甲は90mmに大幅減。傾斜を加味(55度150mm厚相当)しても貫通120~130mm程度を弾くのが精々となってしまった。正面下部は70mm+傾斜で上部と同程度の防御力。
車体側面は40mmと極めて薄く、口径122mm以上のAP弾やAPCR弾には3倍ルールによりほぼ確実に貫通されるため昼飯や豚飯は迂闊に使えない上、例え榴弾でも口径105mm以上は致命傷になり得るので注意が必要。特に自走砲の榴弾でも直角に近い角度で当たると貫通の危険性もあり、相手にとって本車は絶好の獲物となっているため、細心の注意を払いたい。 - 砲塔
砲塔前面は100mmとISと同程度で、曲面で構成されている為に数値以上の防御力を見せる事もある。なおかつ俯角はISと比べて良好であり、薄めの車体を地形で隠すことは容易な部類。
天板は40mmと薄く、車体側面と同様3倍ルールで貫通される可能性がある。勿論口径120mm以下の砲は天板で弾かれるので、相対する時は自車両の口径を考えると楽かもしれない。
キューポラは90mm程度だが、ここを狙うくらいならより面積が広い砲塔正面を狙ったほうが良い。
側面は70mm。
- 車体
- 機動性
機動性は他国HTに比べると機敏で、ISやIS-2にやや劣るか同程度。
ARL 44と同程度の最高速だが、850hpの高出力エンジンが追加されて出足が早くなるとともに、車体砲塔と旋回速度も大きく上がっている。
この辺りから機動性は段々に向上していくため、本車で早めに足を活かした側背面狙いを覚えていくのも悪くない。 - 総論
攻撃力は俯角10度とれるがDPMが極端に低く、機動力はあまり高いとはいえないものの重戦車にしては良好。
防御面はTier7重戦車でも最低水準であり、同格とまともにぶつかると単純にパワー負けしてしまう。また単発火力がそれほど高くないためダメージ交換にも向いていない。
ただし105mm砲を搭載する場合は単発火力が良くなる反面、貫通力に若干の難を抱えてしまう。それぞれ好みで使い分けて行こう。
HPも多くは無いため、敵の発砲を聴いてから撃ちに出て確実に一発与える方がより効果的と言える。
地形の利用を主体とする、中戦車のような柔軟な立ち回りと連携が求められるだろう。90mm砲であれば高貫通高精度を活かした支援中心の運用も視野に入ってくるなど、単純なHT運用では活躍しにくい、中~上級者向けの扱いの難しい車両である。
史実
第二次世界大戦後、時代遅れの重戦車に固執していたフランス陸軍はARL-44を開発しましたが、この車両は強力な90mm砲を装備してはいたものの、サスペンションが旧式で近代的とは言いがたいものでした。
そうした経緯から、戦争集結間際の1945年3月にはすでに、フランスの工業界ではさらに申し分のない性能を持つ戦車の開発に取り組み始め、同年AMX社(仏,イシー・レ・ムリノー兵器設計工廠)はM4と呼ばれる、シュナイダー製の90mmF3砲を搭載したプロトタイプの開発計画、プロジェクト141を提出しました。
このM4は傾斜装甲を持つ大型の車体・そして特徴的な形状の大型砲塔をもち、ドイツのティーガーIIに概形としては非常に良く似ているのですが、砲塔は溶接された区画で構成されるも要求された30tの重量制限のため装甲はむしろ薄く、最大でたった30mmでしかないというものでした。
足回りには大戦後期のドイツ戦車が装備していたような、転輪が互いに重なり合った、千鳥式配置の転輪を装備していました(この車両の転輪数は8枚でした)。
この計画の一部には、近代的なトーションバーサスペンションの研究の意味合いも含まれたそうです。
M4の試作車両は2両が発注されましたが、陸軍はすぐ、30mmの防御性能をあまりにも低いと判断し、これに応じて装甲の増強を図ることとなりました。
重量を当初の計画通りに保つため、FAMHによって設計された奇抜な揺動砲塔を搭載することになりましたが、それでも予定の重量は置き換えられ、1949年に製作された試作車両の重量は53.7tになり、名称もAMX-50と変更されました。
AMX-50シリーズは、ここから新たな試行錯誤の道を歩んでいくこととなるのでありました。
コメント
- フランス車輌屈指のイケメンに見える -- 2016-09-27 (火) 20:56:06
- PCでは埼玉ティーガーって言われてるみたいね -- 2017-08-30 (水) 20:18:22
- 軍事評論家が「TigerIIを埼玉で作ったような戦車」と言ったのが埼玉ティーガーと呼ばれる所以だとか。 -- 2018-07-18 (水) 12:28:48
- 産廃フランス戦車の筆頭 -- 2019-03-11 (月) 21:29:20
- 金を溶かしまくって圧倒的な火力を手に入れるか貫通力と黒字を手に入れて火力を犠牲にするか。同格なら前者安定だがE75などが相手だと詰む -- 2019-11-03 (日) 16:34:42
- 全くの最弱戦車。ⅤのMTに正面抜かれる、でかくて隠れれず自走砲の良い餌食、なんでPC版でテコ入れしないのか不思議。 -- 2022-03-15 (火) 22:01:07