Tier 1 ソビエト連邦 軽戦車
スペック
HP | 100 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 16/16/16 |
最高速度(km/h) | 32 |
重量/最大積載量(t) | 4,69/4,89 |
本体価格(シルバー) | 0 |
修理費(シルバー) | 0 |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
MS-1 | GAZ-M1 | 37 mm Hotchkiss | T-18 | MS-1 mod. 1930 | 100 | 71-TK-1 | |||||||
65 | AP APCR HE | 34 44 19 | 30 30 36 | 96 | 0 1G 8 | 24 2.50 0.54 | 55 | 16/16/16 | 41 | 280 | 265 | ||
T-18U | GAZ-M1 | 45 mm mod. 1932 | T-18 | MS-1 mod. 1930 | 100 | 71-TK-1 | |||||||
65 | AP APCR HE | 51 88 23 | 47 47 62 | 54 | 14 2G 14 | 20.69 2.50 0.46 | 55 | 16/16/16 | 41 | 280 | 265 |
解説
- 火力
- 45 mm mod. 1932
Tier1の軽戦車で一番の貫通力とダメージを持つ。
特に高い視認範囲を持つドイツ軽戦車Leichttraktorから視認範囲を得られれば先制攻撃。上手く行けばワンサイドゲームに持ち込めるだろう。
照準時間と精度に関してはこのTier帯ではイギリス、アメリカといい勝負なので左程不便を感じるわけでもないが、ドイツ製戦車を中心に戦っているプレイヤーからすれば長い照準時間と精度に戸惑う事も多いだろう。
- 45 mm mod. 1932
- 装甲
ルノー系列の戦車としては珍しく薄い。HPも少なく、機関砲を搭載した戦車の近距離からの全弾命中で呆気なく破壊されてしまう。
特にライバル的には同Tierで唯一のイギリス中戦車Vickers Medium Mk.Iの貫通力、ダメージは軽戦車の比ではない為、注意が必要となる。
- 機動性
見た目は元になったルノー・FT17軽戦車とそっくりだが機動性は改善されており、戦闘に出遅れる事は無い。
- 総論
戦車の基本である操縦、射撃を求める者も多いが、軽戦車の強みである隠蔽率の高さを利用した偵察や狙撃を学ぶのにも適しており、手放す気が無いのなら余分なクレジットで拡張パーツである迷彩ネット、双眼鏡を装備しての茂みから狙撃をする技術や味方からの視認範囲を得ての狙撃を学ぶのもいいだろう。
史実
MS-1はT-18の別名であり、アメリカ、日本、イタリアなどに輸出され、コピーと改良がそれぞれの国でなされたのと同じく、T-18もフランスのルノー・FT17軽戦車をベースとしています。
ロシア革命やスペイン動乱で鹵獲したフランスのルノーFT17をコピーし、エンジンはイタリアのフィアット製を、主砲は、フランスのオチキス37mmSA-18砲をコピーまたは改良したものを、サスペンションをスプリングに交換し、試作車としてT-16の名称でテストされています、鹵獲した分を小改良したものはM17(レーニン戦車)となりました。
1927年6月に行ったテストの結果、不整地での走破性向上が見られ、T16の耐弾性を向上させるなど、小改造を施した後T-18として正式に量産が決定しました。
ソ連で初めて設計され、国産初の戦車として作られたT-18ですが、姿形は元になったルノーFT(を改良したM17)と同じでした、ルノーFTにおいて欠点とされた速度と行動距離を追及したために、速度・行動距離は確かにルノーFTより向上しているのですが、軽量化のために装甲厚は16mmと逆に薄くされていました。
砲塔には、オチキス37mm砲を改造した、37mm戦車砲28型とフォードロフ機関銃1門を装備していました。
初期生産の30両は1927年から製造開始、初期不良が祟り一時生産中止されましたが、35馬力のエンジンを40馬力に増強、砲塔後部の張り出しを追加して1930年型として生産を再開1931年までに940~960両が完成しました、
後に様々な派生型が実験されましたが、その殆どは失敗に終わっています。
90馬力のエンジン搭載のT-19と60馬力エンジン搭載のT-20、37mm28型と機関銃を取り除き、45mm戦車砲に換装したT-18 45mm戦車砲搭載型、他にもT-18自走砲、T-18補給戦車、T-18化学戦車、OT-1火炎放射戦車、T-18指揮戦車、T-18自走砲運搬車、203mm榴弾砲B-4などや、改良発展型も多数存在しており、その後の戦車にフィードバックされていきました。
1929年の中ソ国境紛争では、T-18を装備した実験部隊が満州で張学良率いる中国軍と交戦をした他、同じく満州で日本軍とも戦っています。
その後は旧式化として、トーチカなどにも使用されましたが、第2線で使用されていたものの中には、エンジンをGAZ-M1(50馬力)とし、搭載砲を45mm戦車砲M32に換装したT18Mがミンスク西に配備されて、独ソ開戦時に一部がドイツと交戦していたそうです。
現存する1台は、クビンカ戦車博物館の入り口を飾るモニュメントになっているそうです。