恋の妖精姫・ミナ

Last-modified: 2024-04-04 (木) 23:43:32

恋の妖精姫・ミナ/世界が恋し世界に恋する愛とドルチェのアイドルフェアリー!

IMG_5595.png
きっと、世界に恋してます!


対戦URLhttps://ai-battle.alphabrend.com/battle/69727fb2-132b-4cd9-9f02-31e63fce5afe
性別女性!
年齢13歳!(第2章以降14歳!)
身長148cm!
体重37kg!
髪色ピンクのロング!
髪型↑で書いちゃいました!(IQ37)
眼の色満たされない心を見通すピンクの瞳!
誕生日3月7日はミナの日です!
装備宇宙より大きな愛と心を満たす甘い心!
魔法愛のドルチェ、つまり恋の魔法!
好きなもの良い心も悪い心も味わえば美味しいモノです!
嫌いなもの心を踏み躙る心はちょっと……!
第1章:完全世界編

神、悪魔、竜、そして巨人。
上位存在と呼ばれるこの4種族が支配する弱肉強食の人外魔境、完全世界で彼女は妖精として生まれ落ちた。

妖精は小さく弱く虫のような存在。
上位存在にとって見えも聞こえもしない。
ただ蹂躙され、神獣・魔獣に捕食されるだけの餌。
悲しみと苦しみの中で生きる妖精達に元気を与えるためミナは歌い続けた。

──そんなある夜、彼女の運命は変わる。

力のみが正義のこの世界で今にも消えてしまいそうな愛の女神が最期の力をミナに託し…

種の守護者たる勇者の力ではない。
星の守護者たる門番の法でもない。

心の守護者たる恋愛の魂で、全てを救う旅路が始まった!

【愛のドルチェを届けるよ!】
お待たせ、よろしく!
愛のドルチェで心を満たす小さな恋の妖精の始まりの一歩、デビューシングル。

誰が見ずとも気高い魂は世界を魅了し、『心の守護者』としての使命を与えられるも…
小さき命は、大きな心は、世界の役割などには囚われない。
絶大な運命力を持つ者ですらも「前世でどれだけ善行と悪行を積み上げたの…?死ぬまで過酷じゃん…」となる程の主人公力。

ミナは恋の心と歌、そしてドルチェ。
それだけを武器に神と悪魔と竜の心を満たしていく。

しかし巨人族だけは依然…否、以前以上に妖精を害虫として嫌悪する。

『心の守護者』たる彼女は世界からのスポットライトを浴び、その姿と声は遠くの誰にでも届く。
それは逆に…彼女を嫌い恐れる勢力から逃げも隠れも出来ないことを意味していた。

【ハート・フルパワー!】
ミナは多くの協力を得て巨人族の王の元へと辿り着く。
力の巨人王と恋の妖精姫、その直接対決である。

妖精姫の言葉は…心は、巨人王には届かず。
翅は捥がれ、手足は折られ、喉は潰され、そして顔は焼かれてしまう。

凄惨な様子は『心の守護者』により世界に中継され、上位存在達は彼女を…
彼と彼女のことを憂う。

「巨人と妖精は、元は同じ種族なのにな」

本来の妖精など力のみが正義である完全世界においてとうの昔に絶滅している。

今ここにいる妖精は、ニンゲンが上位存在の神気に触れ続けた影響で変化したモノ。
一方で巨人はニンゲンが上位存在に対抗するため進化したモノだと、彼らは語る。

適応できなかった劣等種、失敗作を、知らずとも本能で忌み嫌うのも道理ではあるが、とも。

歴史と真実を語るそれらの言葉は、心を通して王と姫に伝わっていく。

「劣等種でも、失敗作でも、いい…!」

虫の息で。
傷付きながら彼女は歌う。唄い続ける。
女神の残滓を恋の魔力を、今にも消え入りそうな命ではなく決して消えない心に注ぐ。

『ハート・フルパワー!』、
此れは心の強さを歌う唄。
力だけが正義なこの世界で心もまた力だと。

彼女は彼らの強さを否定しない。
認め合い、許し合い、愛し合い、恋し合い、満たし合い、支え合う。
この力より強い心を以て、妖精姫は遂に完全世界を愛のドルチェで満たし切った。

(命も使い切ったがそこは全知全能が蔓延る完全世界。重すぎる想いの塊である彼女の、小さく弱い命を生き返らせることは容易であった)。

世界の守護者とは

うちの世界観では滅びの要因が世界に生まれた際、
その要因の類に応じて三つの守護者のいずれかが生まれ落ちます。

種の守護者たる勇者の力ではない。

星の守護者たる門番の法でもない。

心の守護者たる恋愛の魂で、全てを救う旅路が始まった!

第1章のこの部分で触れてますね。

まずは『種の守護者』、勇者。
単独で世界を滅ぼす巨悪、あるいは掌握し得る支配者が生まれた際にそれを打倒する役割を持つ守護者。

機構世界の主人公、レイナがその役割を帯びています。
IMG_3784.png

次に『星の守護者』、門番。
異世界からの侵略者を迎撃する、あるいは逆にこちらの世界から異世界に手を出して破滅してしまうのを咎める役割を持つ守護者。

境界世界のヒロイン、鏡花がその役割を帯びています。
cachedImage.png

そして最後が『心の守護者』、救世主。
敵のいない滅び…飢饉や疫病、世界全体のハートレス等による滅亡を回避する役割を持つ守護者。
力そのものは弱い代わりに力より強い心を求められる役職です。(本来は)

ミナの場合は心の無い存在に心を与え、空腹と空虚を満たして戦闘意義そのものを消失させる『愛のドルチェ』を武器とします。
こちらは悪の道に堕ちることなく正しく成長し、心の守護者から恋心の守護神へと昇華した3な……自称15歳。
cachedImage_0.png

これらの守護者達は一度に二人以上現れることは基本的にはありません。
『世界』が持つ奥の手のような自己防衛機能なので、
守護者を産み出さなければならない危機的状況(=世界強度が低下している状況)で単純に二つ以上の役割を出力する余力が無いですね。

恋の魔法少女・ミナ/愛とドルチェのビッグバンアイドル!

IMG_2807.png
心も世界も、全部を救う!

第2章:現実地球編

愛のドルチェで恒久的な世界平和を実現したミナですが、
この恒久的平和に意味は無い事を仲良くなった上位存在達から知らされます。

この『完全世界』は実は地球人のある目的で作り出された『究極的なエネルギーを育む為の箱庭』なのでした。

上位存在達が全知全能でいられるのはこの『完全世界』の中でだけ。
『現実地球』には彼らが存在できる土台が無いので「勝手に地球人に作り出され、勝手に地球人に使われて無くなるだけの使い捨ての世界」でしかないと諦観しています。

ただし妖精、ミナは「ニンゲンが上位存在の神気に触れ続けた影響で変化したモノ」です。
妖精の翅を捨て、愛の女神の力を封印すれば人間として現実地球へ転移する事が出来ます。

こうしてミナは上位存在達の力を借りて、たった一人で心だけを武器に『現実地球』へと降り立ちます。
他の妖精達も順次召喚されますが、あんまり時間的猶予も無いので先行してミナだけ送った形ですね。

ミナは『現実地球』でアイドルとして活動し始めます。
ことアイドルとしては完成されているので順調!…とは行かず、周りの方々に助けられてなんとか生きていきます。
(上位存在は協力してくれそうな人間に託宣として事情を伝えることでサポートして行きます)

そこそこ売れ出したある夜、多くの部下を引き連れた男…久留エイルと邂逅します。

彼こそが完全世界を作り出し現実地球を事実上掌握している組織、『CRUEL』の社長である。

『心の守護者』としての力も愛の女神から貰った力も使えないミナですが、それでも彼女の言葉と歌は人の心を揺れ動かす。
…それも、久留にだけは通じずあっさり捕まってしまいます。

⭐︎

──捕まった後の彼女の様子。

「ドルチェを愛するスイーツラバーのみんなー?こんミナー!愛のドルチェで心を満たすアイドル妖Tuber、セブンズメタハイ所属の鮮砥川ミナでーす!本日やるゲームはこちら!花札!合い札を愛しこいこいに恋するフラワーフェアリーが一人回ししていきまーす!」

…久留とミナのひとまずの目的は同じくミナを「『心の守護者』としての再覚醒」させること。
故に人々の心、そして世界と繋がるべくCRUELはミナの活動をサポートしていくわけですが、
ミナはぶっちゃけやりたい放題させてはいけないタイプでした!

前提として『心の守護者』は

・世界から与えられた、上位存在の持つ権能と同等以上の権利

・権能と違って現実地球でも使用可能

なのでミナはこの世界における神様になり得る存在です。

久留は滅び行くこの地球を延命させる為、ミナを覚醒させた後に地球と同化させようと画策します。

本来、完全世界そのものと完全世界に住む者全てを使って地球と同化させて延命する予定でした。
それがミナ一人と、ミナが完全世界に満たした愛のドルチェエネルギーだけで済むので彼女も納得してしまいます。

(現実地球の人々の心は救われない、完全世界がまた争いの日々に戻ってしまう。という心の観点でミナは悩みますが、命を消費してしまえば心はどちらにせよ救われない。なので今は命を守って心は未来の誰かに託そう…という判断ですね)

しかしミナ一人を犠牲にする決断を許せない勢力が存在しました!
ミナと共にアイドル活動をするライバル兼親友、そして久留の娘である久留ナナ。
彼女をリーダーに後から召喚された妖精達、地球で彼女に感化された者達が立ち上がってCRUELと戦い、ついにはミナの元へと辿り着きます。

ミナは彼らと対話し、そして決断します。
「うん、やっぱり欲張りたいし、心も世界も全部を救う!

この心と言葉で地球側の世界も彼女を受け入れることになります。

「満たせないから、今日は変えに来ました!」

ミナと久留の二度目の直接対決。
ミナにとって久留は既に心が満ちている天敵、相手の心を満たす『愛のドルチェ』では勝ち目がありません。
なので『愛とドルチェのビッグバン!』の心で挑みます。恋の魔法少女に変身します(?)

久留はその姿と新たな力を見て、それらについて考察、仮説を立てます。
その後久留は強制的にミナを幻想世界の大宇宙に引き摺り込み、あらゆる叡智を尽くして設計した超巨大ロボットを繰り出します。
正義執行の使者・クルーエルマンの登場です!

「ジャンル違くない!?!??」
「違うものか。全知全能どもを御して『完全世界』の返却を行うんだぞ、これくらいの武力は当然用意してある」

悪魔王すら蹂躙し得る大量ミサイル、
竜王すら打ち砕き得るキャノン、
神王すら斬りかねないレーザーソード。

魔法少女としてのミナは決して弱くない。
再び生えた妖精の翅を用いて光速で飛び、ドルチェの魔弾は一発一発が核爆弾めいた威力を誇る。
しかし久留の力は圧倒的、ミナは致命傷は避けながらも普通にボコボコにされます。

けれどそれも最初のみ。
少しずつミナの対応力は上がっていき、最後はアイスキャンディの大剣で久留を撃破します!

勝ち:ミナ
上位存在達をも蹂躙する力を持つ久留でしたが、ミナの成長し続けるブレイブブルームソレイユというスキルによって逆転し、最後はロリポップブレードで勝利しました。(AIバトラー並の感想)

久留の仮説は以下で、それは的中していました。

※今のミナは『心の守護者』のみではなく『種の守護者』『星の守護者』の特性を帯びている。

※勇者としての力、門番としての法が加わった結果、魔法少女という形に変化している。

※完全世界・現実地球・幻想世界の三つの世界から認められ、それら全てを救う役割を担った結果こうなった。

※ただし『心の守護者』以外は不完全。(完全世界のみが完全で他二つの世界は世界強度が低いため&そもそもとしてミナは救世主以外はあまり向いていないため)

戦闘終了後、深く傷付いた二人は治療を受けます。
その最中ミナは久留に相談を持ち掛けます。
ミナのIQは37、どうすれば世界も心も全部を救えるのかは頭のいい久留に考えて貰います。

後日、二人は協力し魔法少女とクルーエルマンの力を全て使い果たし、
『完全世界』のエネルギーを現実地球に、住民を幻想世界へと振り分けます。

それが【クオーレクレープ・ネオギャラクシー】。
恋の魔法少女としてのミナが最後に放った大魔法。
宇宙の壁も理屈の壁も破壊して新たな銀河を誕生させる光と歌。

この儀式は今後また新たな過酷を呼び寄せる事になりますが、これによって現実地球の問題は解決したのでした!

2つの世界について

第二章終了後は以下の2つの世界で構成されます。
(これ以降のお話もこの2つの世界が主になります!)

【現実地球】
科学、魔術、超能力の分野が極めて発達した超文明世界。
ただしテクスチャの違いにより神霊クラスの存在や神秘は成立しません。
現代人はアバターによる簡易操作、もしくは特殊転移による没入干渉のどちらかにより『幻想世界』をインターネットの上位互換的に使用する。
ミナは中学校に通い生徒会に属しながら『セブンズメタハイ』というグループでアイドルをやってます。

【幻想世界】
上位存在や幻想種などが跋扈するファンタジー世界。
現実地球と深くリンクし干渉し合っていてインターネット感覚で地球人は活用します。
『セブンズメタハイ』はこちらでは世界有数の勇者パーティとして活躍することになります。

【地球の命が終わってるだけなら宇宙に進出すればいいのでは?】
地球は生命で、宇宙は星用の酸素で満ちていますがこちらが枯渇した状態でした!
のでどこの星も似たようなモノであり解決せず宇宙進出はリソースの無駄ではあります。
割と宇宙に色々住んでるのも判明してて極めて危険でもあったりもします。

CRUELの本来の計画もあくまで延命措置、代替計画もミナの魂が擦り切れる迄の時間稼ぎに過ぎません。
(久留の見立てでは所詮は370年程度。実際は魂が強すぎてほぼ永遠。ただし第3章で解決する筈の『致命的な過酷を呼び寄せる』体質が地球に影響を与えてしまい寿命とは別の要因で滅んでしまいます)

第2章:もう一人の主人公

合理の氷令嬢・ナナ

cachedImage_1.png

1977年、星は呼吸を停止した。
あらゆる資源が資源としての力を失い始めマナは急激に減少、正体不明認識不可能な猛毒が死の大地となった区域からは溢れ始め、人々の心は荒んでいく。
人類側の調査、観測結果は──星には意思と命があり、それが残り五十と数年で臨終が確定する。というモノだった。

滅びに向かう地球を救済する為、久留エイルという男がCRUELという組織を結成する。
CRUELは科学の分野を二千年後の技術まで引き上げ、古代の起源魔術を掘り起こし研究し尽くし、長年謎の存在とされていた超能力すらも解明し尽くした。

超能力は大分して2種類の力が存在するが、久留は星脈の遣い……
星のエネルギー、宇宙の根源の力に触れた者達に目を付ける。

……紆余曲折、久留は『箱庭完全世界』とその副産物『幻想世界』を生み出す。

『箱庭完全世界』は神代のテクスチャが整備され人工的に人智を超越する上位存在達を発生させる。
……、大きく育ったこの作り物の世界そのものとそこに住まう命全てを使って、地球の生命活動を再開させる為に。

CRUELは最早地球の支配権と命運全てを握った強大すぎる組織。
久留の後継者と目される久留ナナは遺伝子改良によって極めて高い個体値を誇り、徹底した教育により七歳の頃には理想の女王……『合理の氷令嬢』として完成。
父である久留とほぼ同じ立場で活動していくことになる。
(この頃のナナは徹底した完璧主義の現実主義。愛もドルチェも一切皆無の人類史継続マシーンめいた性格)

だが副産物でしかなかった『幻想世界』で問題が発生する。
『箱庭完全世界』の上位存在達程ではない、しかし強力かつ危険な魔物達が大量に沸き始める。

『幻想世界』と『現実地球』は連動した表裏一体の世界。
魔物達が『幻想世界』で破壊活動を行えば、『現実地球』でも何らかの破壊要因が発生する。
(地震かもしれないし嵐かもしれない、破壊内容によって破壊要因も様々)

ナナはこの問題に着手する。
『幻想世界』にエーテル体…自身の肉体のコピーを作り出し、自身の魂を転送する。
強力な魔術師・超能力者を集めて結成された幻魔制圧部隊は大きな働きを見せるが……強力な上位個体にはなす術もなく全滅していった。

久留ナナは強い。
起源にまで遡る氷結系上位魔術を極め、絶対零度に至る熱運動操作能力を誇る。
そんな彼女がリーダーを務め采配する幻魔制圧部隊ですら上位個体に敵わない理由は明白だった。

……『魔術』ではなく『魔法』が適切、『超能力』ではなく『スキル』が適切な幻想世界。故に彼女達の力は半減する。
地球とはテクスチャという名の環境が違ったのだ。
『箱庭完全世界』の全知全能達が『現実地球』『幻想世界』では形も力も保てない。
それと同じ理由である。

ナナ以外は上位個体に対して一切の対抗策を見出せない。
故にナナは部下を置いてたった一人で敗北前提の足止め作戦を決行し続ける。
……仮初とはいえ死は苦しい、だがそれ以上に──完璧完全に生きてきた彼女が不完全な策を行わざるを得ない現状に苦悩が渦巻いていた。

しかしナナが作った1年間は無駄ではない。
幻魔制圧部隊は『幻想世界へのログイン』という行為を再定義し、エーテル体の生成・魂の転送を行う現状の手段を一旦廃止した。

『魔術/超能力』を『魔法/スキル』にコンバージョンし、転生者が次元渡りの際に獲得する『特権スキル』の概念を悪用。
更には『ロール』……職業(クラス)というプロテクトを施す事で個々の存在強度を補強すると共に『世界』のデータベースを参照し歴代の英雄の戦闘技術をインストールする。
是によって幻魔制圧部隊の制圧力は飛躍的に向上する。

炎氷の竜勇者・ナナ

IMG_4070.png

『竜の勇者』により最上級の攻撃力、防御力、重量を誇る。

『竜の逆鱗』により物理以外の攻撃は無効化し吸収する。

『炎竜紋』『氷竜紋』により無限の熱と絶対零度を操る。

『炎竜紋』の発火と『竜の勇者』の翼で音速を超えた爆速を実現する。

絶対零度の竜剣に無限の熱を与える事で究極的な破壊力・消滅力を発揮する『メタンハイブレード』を必殺技とする。

『炎氷の竜勇者』として再定義されたナナは幻魔制圧部隊の中でも……否、全人類の中でも最上級の戦闘力を誇ったいた。

以降『幻想世界』の治安は安定し、インターネットに代わる新たなプラットフォームとして確立する事になる。

【アバターログイン】

エーテル体を生成しそれをスマホで操作する、旧ログイン方法の調整版。

ほぼスマホによるインターネットと変わらない運用が可能。

【ファントムリアリティ】

バーチャルリアリティのように自身が幻想世界で活動する、現ログイン方法そのもの。

定期的に沸くモンスター達はもはや娯楽感覚で撃退される、MMORPGのそれと化している。

ナナは是を以て問題解決と判断し幻魔制圧部隊を解体、幻想運営部隊として再編し以降は父の計画に参加することになる。

──それから凡そ3年、地球蘇生計画まで残り7ヶ月となった冬の夜。
いずれビッグバンを引き起こす……ピンクの小さな流れ星をナナは見る事になる。

世界が破滅の危機に瀕した際に発生する『世界の守護者』。
しかしこの世界における守護者はかつて失敗した。
地球は二人目の守護者を生む余力を持たずに……故に人類は、人類のみの力での解決を強いられていた。

……だが小さな守護者が、小さな完成された世界から落ちてきた。
父はそれを観測し、観察し、解析し……保護を決定した。

ナナと同じ年頃の妖精のような少女は、『心の守護者』としての権能以上の特権を失っていた。
氷竜に例えられるナナとは比べるべくもない無力な命、そう感じられた。

……だが少女の心は力より強かった。
ミナと名乗る翅の無い妖精の言葉と心は、歴戦の部下達を──最後の二人になるまで抗ったナナでさえ、敗北させた。
かつての難題とは違う、ナナにとって初めての敗北だった。

……思えば不思議な事ではない。
『箱庭完全世界』において非力な喰われるだけの妖精が13年間生き抜いてきたのだ。
生まれ持った『恋の魔力』、ただ一つで戦ってきた彼女は『心の守護者』や『愛の女神から与えられた権能』など無くとも現代人に捕まえられる生き物ではない。
こと生存力に関して、この場で最も強いのはこの妖精である。(父は一切効かず捕らえてしまうのだが)

ミナは研究所に護送され、1ヶ月の間父が管理する。
その後は唯一ミナに最後まで抗ったナナに引き継がれた。

ナナとミナは対話する。
初めはミナをして「こいつとは分かり合えない!」と言わしめる程に険悪、しかし真逆すぎて同族……唯一理解し合える存在だと互いに思うようになる。
(両者にとって最初で最後の本気で喧嘩し合える相手、と換言しても良い)

ミナの語る『アイドル』は世間一般のそれとは大きく異なるモノだったが、だからこそナナはそれに強く興味を惹かれる。

ナナは『幻想世界』で出会った好敵手である二条ヒナ、同じ久留家で生まれながらある事情により花園家に養子に出された花園ハナを誘い……『セブンズメタハイ』というアイドルグループを結成する。

CRUELに来るまでのミナのアイドル活動、久留ナナの知名度の高さ、それぞれのレベルの高さが合わさりセブメタの人気度は爆発的に向上。
瞬く間に彼女達はトップアイドルとして登り詰める。

しかしミナは自らの運命を受け入れて父の元へ行ってしまう。
セブメタとして活動し世界中の心と繋がっても『心の守護者』は再現しない。
ならば別の方法を模索し、ミナを犠牲に世界を救わなければならない。

ナナは父の傀儡というわけではない。
完璧な父に、幼き頃から完璧だったナナは同じ目線で対等に協力してきた関係に過ぎない。
同じ選択を行う二人の超越者、と言っていい。
……だが、今回だけは、ナナは父と違う選択を取ることになる。

ナナは地上での協力者を纏め上げ、『箱庭完全世界』…否、『完全世界』の者達と協力し『絶対恋執行部隊』を結成する。

『絶対恋執行部隊』と『CRUEL』の激戦が始まる。
時には地球で、時には幻想でナナ達は進軍し続ける。
紆余曲折あって遂に『絶対恋執行部隊』はミナの元へと辿り着く!

ミナは彼女の、彼らの言葉を受け入れて決意を新たにする。

「うん、やっぱり欲張りたいし、心も世界も全部を救う!」

ナナの言葉は辛辣で批判的。
文句という形でミナに訴えた。
ミナには……心で繋がる『心の守護者』など無くとも、物語のように心を俯瞰する『恋の妖精眼』など無くとも、全ての真意が伝わっていた。

この出来事を以てミナは再び『心の守護者』として世界に認められ、以前とは違った理由で父……久留エイルの元へ。決戦の舞台へと向かう。

運命を受け入れる為ではなく、全ての運命を破壊する為に。

「ま!あたしは見届けられなかったんだけどね!」

敵対勢力となったのならば久留エイルにとって最大の敵は久留ナナ。
故に『CRUEL』にとっても最大の禁忌研究対象である少年を投入しナナの無力化を図る。

「人工的な『世界の守護者』……『完全世界』と『幻想世界』の基盤を構築した創造主の片割れ。──あたしを止めるなら、あんたくらいは出てこないとね!」

────全てが救われる迄残り7時間。
ドルチェとクルーエルの決戦の裏で、竜と鬼の死闘が幕を開けていた。

この子をPCとして遊びながら『魔法少女ロールプレイ!』サーバーの鯖主やってます!よければ是非ご参加ください!
(魔法少女キャラクターを持たない方、ただ見学だけしたい方も歓迎です!)

第3~7章は再編後に順次追加します!