よくある質問/サービス・機能について

Last-modified: 2023-01-22 (日) 16:20:02

リモートに作品が保存されない

リモートへの保存は、本文の文字数が一定(100文字程度)以上で約60秒ごとに保存される。
この条件を満たしているのに保存されない場合は、ブラウザのCookieがリセットされてしまっている可能性がある。
作品のエクスポート→インポートを行うと、そのCookieが再設定されて保存できるようになる場合があるので、一度試してみると良い。
それでも動かない場合はDiscordのサポートチャンネルに、自分の端末(PC?iPhone?Android?)とブラウザ(Chrome?Safari?Edge?Firefox?)を添えて報告しましょう。

作品のテキストをコピーしたい

作品編集ページから生成した文章をコピーしようとすると、本文入力欄が分割されているので少しコピーがめんどくさい。
そんなときは作品リストの各作品名の下にある「リーディング」ボタンを押してみよう。
このボタンを押して表示されるページには「本文をコピーする」ボタンがあり、これを押すとクリップボードに本文のすべてがコピーされる。
テキストファイルに保存したいときや、別のページに貼り付けたいときはこの機能を利用すると良いだろう。

AIのべりすとで作った作品の著作権はどうなるの?

2021年11月16日時点の利用規約には「『AIのべりすと』で生成した文章は、私的利用・商用利用を問わず、利用者の自己責任の範囲内においてご自由にお使いいただけます。生成されたコンテンツ内にサービスの利用を明記する必要はありません。」とある。AIのべりすとを使って制作した文章の権利は作者にあると考えてよい。
ただし、AIのべりすとは構造上、学習したデータの一部をそのまま出力することがある。特に人名などの短いフレーズについては既存の小説に登場するキャラクターの名前がそのまま出ることが多い。
意図せず著作権を侵害してしまうこともありうるため、発表する前に検索して事前チェックしておくことをおすすめする。

入力した文章はAIのべりすと側に送信されるの?/自分が書いた文章は他の人がAIで文章を書くときに反映されるの?

入力した文章はサーバー側で処理されるが、ユーザーの同意外におけるサーバーへの保存および閲覧は行われない。
そのため、AIのべりすとに入力した文章が、AIのべりすと自身の学習に使われることは無い
入力した文章はその文章の続きを書くためだけに使われるので、AIのべりすとで書いた文章が意図せずに外部に公開されることはない。

でも、以前書いたキャラが新作に乱入してきたけど?

まず前提として、サーバー上のテキストデータは生成が終わったら破棄される。
次に、AIのべりすとのサーバーは100台以上存在し、生成ごとに違うサーバーが割り当てられる可能性があるため、仮にサーバー上になんらかのデータが残っていたとしても、自分のデータが使われる可能性は低い。
それを乗り越えて同一サーバーが割り当たったとして、テキスト以外のデータというとメモリ(AIのべりすとのメモリではなく、コンピュータシステムのメモリ)上のデータが初期化されずに使われる可能性があるぐらいである。
それについても新たに与えられたトークンを用いた計算過程で上書きされてしまうため、生成に対して直接的に影響することは無いだろう。
以上のことから、確証バイアス、要は気のせいである可能性が高い。

作品の入力欄を全消しして別の作品を書き始めるとそうなる。

AI Dungeonなど同様のサービスでも起こる現象で、情報が作品にしばらく残る癖?によるもの。

という報告もあるが、定量的なデータは示されていない。*1
どうしても気になるなら、時間をおいてから「最初からはじめる」で書き始めよう。

AIのべりすとは何から学習しているの?ラノベっぽい文章が生成されるんだけどラノベを使ってるの?

オモコロでの作者インタビューによると、Googleが提供しているコーパス(文書データの集まり)やCommon Crawlという団体が提供しているコーパスを利用している。
後者はWeb上から収集したテキストデータをコーパスにまとめているため、ニュースやWikipedia、ブログなどの記事、ネットスラングが入り交じった掲示板やSNSの短文、個人サイトや創作投稿サービスの作品や日記、エッセイの類などの様々なテキストが学習に使われていると思われる。
更にコーパスによる学習とは別にファインチューニング(用途に応じた(AIのべりすとの場合より小説らしい)出力を行うための学習)のために、青空文庫の小説や文庫本のデータを使用している。
この文庫本の詳細な内訳は明示されていないが、ファイチューニングだけで1.5GB(参考:文字数にして数億以上、文庫本5000冊ぐらい)のテキストを読ませているので、MODの傾向を見てもラノベに類するものも入っているであろうことは想像に難くない。

もし出力される文章が何度リトライしても「ラノベっぽくなる」「○○っぽくなる」などの特定の傾向があるなら、それはAIのべりすとがその方面に特化して学習しているというよりも、入力文として与えた文章がAIが学習している「○○っぽい文章」に合致する要素が多いのではないかと推測する。
もしくは入力文が少なすぎる場合ではあらゆる文体に転びやすく、一旦その方向に進んでしまえばあとは転んだ先の「○○っぽい文章」にしかならない、ということなのかもしれない。
目標とする文章の雰囲気があるなら、まずその文体で10行(400文字)程度人力で書いてみて、それから生成を試してみる。そこから出力を厳選しながら、時には手動で修正を入れつつ3000文字程度まで文章を増やせば、文体はかなり安定するだろう。

ルミナってなに?

主にプレミアム加入・更新時に付与されるポイント。2022/07/02以降は個別購入も可能になった。
消費することで使用できる機能が用意されている。

現状の使い道はプレミアム会員でのカスタムMOD作成とお絵かき機能のTrinArtの利用。
入力ファイルの容量(カスタムMOD作成の場合)、出力画像サイズ(TrinArtの場合)、ステップ数によって消費するルミナの数は変動する。

ちなみにルミナという名称やアイコンデザインは、同社のリズムゲーム「Tone Sphere」のゲーム内ポイントからそのまま引き継がれている。

何もないところをクリック/タップしたはずなのに外部サイトに飛ばされた

フリー会員では広告が表示されてるが、何らかの配信の不具合で、広告画像が表示されない場合がある。
AIのべりすと側でも不具合が起きないように対処を行っているそうだが、解消には至っていない。
この不具合が頻発する場合は、ブラウザ側で広告ブロッカーなどを導入して対処するしかない。
ただ、フリー会員のサーバーは広告収入で維持しているらしいので、編集をしないときに時々広告ブロッカーを外して表示してやるのがいいのかもしれない。

「続きを書くにはサインインしてください!」というメッセージが出て続きが書けない

アカウントを作らずにAIのべりすと使っていると、一定の文章量を超えたときにこのエラーメッセージが出てくる。
アカウントのない状態はあくまでもお試しなので、長い文章を生成したいときはアカウント登録をしなければならない。
登録は無料でメールアドレスさえあればできるので、適当なメールアドレスを使って登録してしまおう。
なおAIのべりすとからメールが来るのは、アカウント登録したときと無料会員から有料会員になったとき、有料会員料金の引き落としがあったときぐらいである。

作品リストの「ZIPですべてエクスポート」でダウンロードしたZIPファイルの中身のファイル名が文字化けしている

「ZIPですべてエクスポート」でダウンロードされるZIPファイルはファイル名の文字コードがUTF-8になっている。
そのため、UTF-8に対応していないアプリケーションを使用していると、ファイル名が文字化けしてしまう。
最近のOS標準の展開(解凍)機能だと、WindowsでもMacでもUTF-8ファイル名に対応している。
ただWindows環境において、いまだよく使われているLhaplusや+Lhacaなどの古いアプリケーションはUTF-8ファイル名に非対応なので、OS標準機能を使うか、7-zipなどの対応アプリケーションを使おう。

iPhone/iPadでMOD作成するときにテキストファイルをアップロードするとエラーが出る

iPhone/iPadではファイルサイズが4MBを超えると、アップロードに失敗することがある。
現時点で回避策はないので、PCやAndroidを使ってMODを作成するか、ファイルサイズを4MBより減らしてアップロードしよう。

なおTrinArtでimg2imgをする場合も、同じく4MBの制限に引っかかる場合がある。

文章編集中にエラーやクラッシュが発生して、ローカルデータが消えてしまったor消えているかもしれない

編集ページを開いている時に何らかの原因でエラーが出たり、ブラウザがクラッシュしてしまった場合、編集中のデータが一部または全部が消えしまう場合がある。
そのような場合は、すぐに「続きから」で編集ページを開き直したり、壊れているかもしれないデータをローカルの作品リストから選択してはいけない
なぜならリモートには破損していないデータが残っているかも知れないからだ。不用意にローカルの破損データを開くと、リモートのデータまでそれに置き換えられてしまう。
まずは、作品リストのリモートの中から対応するデータを探して選択する。そうすると新規データとしてローカルにコピーされるため、それが無事なデータか確認できる。
その後で、破損しているかもしれないデータを開いて状態を確認する。
もしデータが無事ならそのまま編集を続ければ良いし、破損しているならリモートからコピーしたデータを開いて編集を再開しよう。

ローカル作品一覧に何も表示されないし、新規作成やリモートからコピーしても追加されない

何らかの原因でブラウザのlocalStorage(ローカルストレージ)に書き込めなくなっている状態だと思われる。
そのような場合は次のこと試してみよう。

  • ブラウザのCookieが有効になっているか確認する
  • ブラウザのプライベートモードが無効になっているか確認する
  • 端末のストレージがいっぱいになっているないか確認する
  • iPhoneやiPadの場合、ai-novel.comのCookieやキャッシュを削除してみる

基本的に、CookieやlocalStorageが無効になっていると保存や表示ができないので、それらの機能がブロックされる要因がない確認すると良い。


*1 定量的なデータを示すには全く違うテキストAとテキストBを用意して、テキストAで出力した後、テキストAと出力文をすべてテキストBで上書き、出力したときのトークン出現確率と、テキストBだけで出力したときの出現確率を比較し、有意差が存在するかどうかを調べれば良いと思われる。ただし、その出力回数は少なくとも数千回は必要となるだろう。