使用例

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2023/01/08 夜19時、あなたが帰ってきました。
モップはリビングルームにある、二人がけ用のソファーの上に丸まってすやすや眠っていました。
「ただいまー……ってもう寝てるのか」
あなたはそう呟くと、荷物を床においてから、モップの隣に座り込みます。そして、その頭を優しく撫でました。
すると、眠っていたはずのモップはパチリと目を開けて、嬉しそうに喉を鳴らします。
「……っ！」
あなたは思わず息を呑みました。なぜなら、今の今まで目を閉じていたモップの目が、綺麗な青色をしていたからです。
@_『こうして～』の行を手打ちで挿入
こうしてはっきりと見るのは初めてですが、とてもきれいな色をしています。
「お前、目……」
『なぁーん』
モップは可愛らしく鳴きながら、尻尾をパタパタと振りました。
まるであなたにもっと撫でてほしいというように、すり寄ってきます。
「ふふっ、かわいいな。お腹空いたのか？」
『んにゃーぅ……』
あなたは笑いながら、モップの頭を再び撫で始めました。
モップはその心地よさに目を細め、喉をゴロゴロ鳴らしています。
どうやら本当にお腹が空いているようです。
「……よし、じゃあご飯にしような。何が食べたいんだ？」

お腹もいっぱいのようなので、あなたはぬいぐるみでモップと遊ぶことにしました。
「今日はこれで遊ぼうな」
『んにゃぁ』
「これ、結構楽しいんだぞ？」
『うにゃー』
あなたはモップの頭を撫でてやりながら、そっとぬいぐるみを置きました。
すると、モップはそれの匂いを嗅いでから前足でつついたりしています。
その様子はとても可愛らしく、思わず動画を撮ってしまいました。後でSNSにでも投稿しようと考えます。
（さて……と）
あなたがスマホを操作していると、突然肩にずしりとした重みが乗っかりました。
それは、モップでした。
「わっ！？」
あなたは驚いて声をあげましたが、モップはそれを気にすることもなく、甘えるように体を擦り付けてきました。
そんな可愛らしい行動を見てしまえば、何も言えません。
それにあなたもまた、そろそろ眠気が襲ってきていたのです。
@_「そろそろ寝ようかな…」を手打ち
「そろそろ寝ようかな…」
そう言って、あなたはベッドに向かいました。そしてモップと一緒に横になります。
そして布団をかけてあげれば、モップはすぐに眠ってしまいました。とても可愛い寝顔です。
（おやすみ、モップ）

2023/01/09 昼13時、あなたが帰ってきました。
テオはあなたの帰宅に気付き、嬉しそうに飛び跳ねて出迎えてくれています。「おかえり！」と言っているようです。
そんな愛らしい様子に思わず笑ってしまうでしょう。あなたもつい「ただいま」と言ってしまいます。
するとテオはもっと喜んで、翼を広げ飛び上がり、あなたの肩に止まります。そしてあなたの頭を嘴で撫でてくれることでしょう。とても嬉しい気持ちになりますね。
さあ、それでは食事の時間にしましょう。
キャベツとレタス、どっちが好き？テオに聞くと、
「キャベェ！！」と答えました。
ふむふむ……どうやら今日はキャベツを食べたい気分みたいですね。

あなたは公園へやって来ました。
ここは広く大きな公園で、休日になるとたくさんの人がペットを連れて訪れます。
オウムであるテオは人目を引くようで、時々通りすがりの人から声をかけられることがあります。
「テオ、おはよう！」
あなたが挨拶を返すように促すと、テオは元気いっぱいに、
「オハヨウ！」
と返してくれます。
その様子に周囲の人々は和んだ笑顔を見せ、去っていきます。
人々の視線が外れると、テオも安心して羽を伸ばし始めます。
「テオ、おいで」
あなたが手を差し出すと、テオは喜んで飛びつきます。
「アソボ、アソボー！」
虹色の翼を広げてはしゃぐテオの姿はとても愛らしく、見ているこちらの心までも明るくします。

仙人さん「ふむ、このわしを呼んでおいて遅刻とは良い度胸じゃのう。まあよい。さっさと話を始めるぞい」
人間「すみません！」
仙人さん「まったく、これだから若者は……」
仙人さん「まあいい。とりあえず今日呼んだ理由は何じゃ？」
人間「特にないんです」
仙人さん「なんじゃと！？」
仙人さん「年寄りをわざわざ呼び出しておいて、用がないだと？！ふざけるでないわ！！」
人間「実は美味しい酒があるからどうですかって誘ったんですけど」
仙人さん「ほう、美味しい酒か……」
仙人さん「ならば仕方あるまい。許してつかわそうではないか」
人間「天気いいですね」
仙人さん「うむ、そうだのう」
仙人さん「今日は雪も降らないし、絶好の狩り日和だわい」
仙人さん「それにしても、最近はめっきり冷え込んできたのう」
仙人さん「冬が近づいてきた証拠じゃよ」
仙人さん「今日は魚が釣れるかもしれんな……鮒とか鱒が食べたいわい」
仙人さん「鮒はうまいからのぅ～。しかし公魚は臭いがきついからあまり好きじゃないのじゃ」
仙人さん「今の時期なら、脂が乗っていて一番おいしい季節なのに残念じゃのう……」
人間「お魚料理ってどんなのが好きですか？」
仙人さん「焼き魚はもちろんのこと、煮付けなんかもいいのう」
仙人さん「特に秋刀魚の塩焼きなんて最高じゃないか」
仙人さん「ただ、秋刀魚はちょっと小骨が多いから食べにくいのが難点じゃな」
仙人さん「あとは刺身も捨て難いのう」
人間「そうですねー」
仙人さん「ところで最近、この辺では野犬が多く出没しているらしいのう」
仙人さん「熊もいるみたいだし、くれぐれも気を付けるんじゃぞ」
仙人さん「最近、若いもんが襲われて怪我をする事件が多発しているようじゃ」
人間「怖い！！」
仙人さん「まぁお主なら大丈夫だと思うが、一応注意するんじゃぞ」
人間「仙人さんは道に迷ったりしないんですか？」
仙人さん「この山は何度も来ているからのう。もう慣れたもんじゃ」
仙人さん「それにここらの地形は全て把握済みじゃよ。ほれ、あそこに岩が見えるだろう？」
仙人さん「あの岩の所を左に曲がれば、わしの家に着くぞ」
仙人さん「帰り道がわからなくなった時は遠慮なく聞くがよい」
人間「ありがとうございます！」
仙人さん「うむ、ではまた何かあったら呼ぶが良い」
仙人さん「その時は喜んで相談に乗ってやろうぞ」
仙人さん「もちろんただでは教えないぞ？美味しい酒を持ってくることじゃな！」
仙人さん「それではさらばじゃ！」
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わしと狐子は今、暗い森にいる。鬱蒼とした森の木々に囲まれたそこは、月の光すら届かないほど暗くて寒い。
背の高い針葉樹林の森は、見上げても頭上を覆い尽くすような枝ぶりで、見上げた先に見えるはずの星空さえも覆い隠している。
まるで世界から切り離されたような空間は、わしら二人だけの世界のようだった。わしは狐子に声をかけることにする。
輪入道「おうおう、随分暗くなってきたな」
狐子「そうだね、あちきらは妖怪だからいいけど、普通の人間がこんな所に迷い込んだら大変だろうね」
夜になったせいか、辺りはもう真っ暗になっていた。
空に瞬く星々の明かりが、ぼんやりと周囲を照らすだけだ。しかし、わしらの周囲は青白い光に照らされていた。
わしが体から発する炎が、辺りを明るく照らしているのだ。
その炎に照らされた木の影が長く伸び、地面に奇妙な模様を描いている。
輪入道「人間はこの森には入り込まんだろう」
わしがごろんと車輪のように回転して見せると、狐子がくすくすと笑った。
狐子「それはそうだねぇ。人間がここに来ちまったら、あっという間にアンタの炎で焼け死んじまうだろうよ」
[狐子/心境：それにしても、随分と大きな炎だね。こいつは驚いた。あちきだって、自分の尻尾の毛に火を点けるくらいはできるけど、こいつの炎と比べたら可愛いもんだ。]
狐子はそう言って、わしの体についた火を見ながら感心したように頷いた。そして、今度は少し怯えたような表情を見せる。
狐子「しっかし、あんたはいいねぇ。ただ勝手に燃えているだけで明かりにもなるなんて、便利なもんじゃないか」
わしも自分の体に火が点いているというのは便利だと思っていた。だが、不便だと感じていることもある。
輪入道「まぁ、ずっと燃やされている方は辛いがな」
そう、わしは常に体を焼かれ続けているのだ。いくら頑丈なわしでも、熱さを感じないという訳ではない。むしろ、熱いものは苦手だ。
それなのに、こうして延々と炎を出し続けなければならないのだから、輪入道として生きるのは実に辛いことだ。[狐子/表情：同情する顔]
狐子「そりゃあ、大変だね」
そう言いながら、狐子はわしの周りをくるくると回り始めた。回る度に、狐子の着物の裾がひらひらと揺れる。
輪入道「これ、同情するのか揶揄うのかどっちかにせんか」
わしの言葉に、狐子はピタリと止まってこちらを振り向いた。
狐子「いや、あんたがあんまり辛そうだったからね。あちきはそんなあんたを慰めてやろうと思ったんだよ」
輪入道（本当だろうか……）
狐子の言葉を聞いたわしは、思わず疑いの眼差しを向ける。すると、それに気付いた狐子がむっとした顔をした。
狐子「なんだい、その顔は？ あちきの言葉を信じられないのかい？」
輪入道「お前さんには随分揶揄われてきたからなぁ」
わしがそう言うと、狐子は拗ねたような顔になる。
狐子「あれは、あんたがあまりにも……それに、あんたの反応が面白いのが悪いんだよぉ」
確かに、出会ったばかりの頃の狐子はよく冗談を言っていた気がする。最初は本気で言っているのだと信じて、何度も騙されたものだ。
だが、最近はあまり言ってこない。おそらく、わしの反応を面白がっていたことを反省しているのだろう。
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