バニラの里

《地名》

世界を放浪してヒルトンに滞在しているバニラの出てきた故郷は「バニラの里」と呼ばれている。バニラの実家だからバニラの里だが、海木世界ではそれがいつのまにか地名になっていた。→概観

『Sea Tree』

• バニラの里へは、ゲームがしばらく進行してそれなりのレベルになってから行くことができる。大森林を踏み越えて長い道のりの先に里はある。秘境。里の住民はひと目みて奇抜な着ぐるみを着て暮らしているが、その理由についてはっきりしたことは教えてくれない。人を祟る森の魔物に襲われないためとか、たんに昔からの習慣で、楽しいからとか。
• バニラの里一帯に茂る樹々から放散する花粉には、吸った人間を怪物に変える成分が含まれているという噂だった。実際に、被り物を被らずに森に入った里の民が化け物になってしまったという。里より奥の森林には星都の軍の関わった研究施設があって、そこでは人体実験が行なわれていたとか、周囲の水域は汚染されておどろおどろしい魚や生物のすみかになっているが、その水はバニラの里に流れ込んでいるのが地図からも見てとれるとか。それらのことはみな森林の廃施設に住む狂人が話している。