Blade Rondo -Grim Garden-/満ち溢れるキャロル

Last-modified: 2020-12-29 (火) 15:50:59

()(あふ)れるキャロル≫
コスト4 [L] ◆特殊

以下を1つ行う。
◆補助 慈雨(じう):あなたはライフを5得る。
◆補助 怒涛(どとう):あなたの攻撃力は+1される。
◆補助 清澄(せいちょう):あなたの防御力は+1される。
◆補助 渦動(かどう):ターン終了時にあなたのボルテージは+1される。

Blade Rondo -Grim Garden-で登場した4コスト特殊
4つの補助から1つを選んで発動する効果を持つ。

 

全ての効果が自分のライフボードに干渉する。
戦況に応じて効果を使い分ける必要がある。

 

1つ目の効果はシンプルな回復効果。ライフを5回復するのは≪ブラッディダリア≫と並んで最高効率。
しかし、ライフを4回復する≪慈しむウィスパー≫が2コストであることを考えると、コスト論的には割高。
前者においても、夜限定とは言え魔法攻撃(5)が付随していることを考えるとその傾向は顕著。延命が効果的な状況を見極めたい。

 

2つ目の効果は所謂≪加熱法≫と同じ効果である。≪高揚するカノン≫とは相互互換に近い。
テンポアドバンテージ的には悪くない効果なのだが、このカードのコストが4とやや大きいことを考えると、使う機会は少ないか。

 

3つ目の効果は防御力を1増加させる効果であり、この効果のみ類似効果を持つカードが存在しない。
中盤以降の防御力増加にコストがかさむことを考えると悪くない効果である。相手が物理攻撃を中心に行っている場合には便利な効果となるだろう。

 

4つ目はわかりやすいボルテージ増加であり、≪加速するロンド≫・≪開花するスケルツォ≫の下位互換にあたる。このカードのコスト自体がやや大きく、短期決戦向きではないことを考えると相性は悪くない。
3つ目の効果と組み合わせて長期戦向けの対応が行える。

 

総じて独自性を求めるのであれば防御力増加の効果を中心に使っていくことになる。
しかし、この効果は相手が物理攻撃を使わない場合は機能しない。相手の手札を読んだ上で、このカードが発動できる4ターン以降にどの効果を使うか考えていきたい。

  • 基本コストに対して効果がやや物足りないのは前述した通りだが、これ1枚で4つの仕事を選べるためご愛嬌か。
    やや器用貧乏な印象もあるが、それはどちらかと言えば混成構築の場合。普通にBlade Rondo -Grim Garden-のみでプレイする場合には攻撃力増加もボルテージ増加も他にカードが無いので気になりにくい。
    また混成構築であっても、使い分けができるのであれば類似効果を持つカードより汎用性で勝り便利とも考えられる。
  • 全ての効果が補助に分類される為、実質的には補助のカードと認識して問題ない。
     
  • 「満ち溢れる」とはいっぱいになり、外にあふれること。また、あふれるばかりに満ちること。
  • 「キャロル」とはクリスマスの季節に歌われる民謡調の祝いの歌のこと。Carol。
カード情報
カードナンバーNo.51
イデア名Syphelvati(シフルヴァティ)
Art水々
フレーバー星の全域で循環し、肉体から環境の組成までをも支配する物体の思慕を描いた物語。

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