Tradition/スターリィ

Last-modified: 2022-07-13 (水) 14:08:35

基本情報

  • イデア名:Starry(スターリィ)
  • 身分:魔女

思考加速魔法を得意とする、物語の魔女。シェオル劇団にも「翻訳」の秘術を盗み出すためにピアニストとして潜入していた。

 

竜王ファゴラントスの復活と、その再封印にも立ち会っている(ザ・テンペストTraditionより)。

収録弾

Tradition

No.15 加速するロンド(スターリィ)

 

星々の流れるが如く美しき天才魔女スターリィの持つ輝かしい特技のひとつに「再帰」がある。魔法陣を描く魔法陣。魔法によって加速した思考で紡ぐ魔法。語り聞かされた者に語り継ぎたい欲求を喚起させる物語。これらの精妙幽玄たる工夫により、彼女は誰よりも複雑で柔軟な力を備えるイデアとなった。彼女は世界の失策であり、同時に最大の成果でもある。もうほんとすごいんだから。

 

――スターリィ・ヒルルドリー「スターリィ・ストーリー」

No.32 開花するスケルツォ(スターリィ)

 

スターリィ・ヒルルドリーはいつでも劇団を捨てられる。これが良い。ほかの団員には真似できない。劇団長や女神ですら、劇団に依存するほかに道がない。ピアニストという位置も良い。公演に欠かせないパーツでありながら矢面にも立つこともない。人間を食い物にする劇場などいずれ立ち行かなくなるだろう。彼らはそれに気づかない。劇場がいずれ破綻する前に、女神から「翻訳」の秘技を盗み出す。
それまでは譜面通りに鍵盤を叩き、与えられた配役ににまどろんでいる。