Tradition/プローディア

Last-modified: 2022-07-13 (水) 13:36:08

基本情報

  • イデア名:Prodia(プローディア)
  • 身分:魔法使い(両親は人間) フィズルトリア在住(領主公認) 花屋

魔法使い姉妹(陽)の姉。記念すべき無印の発売時、パッケージデザインを飾った。
妹にメルティアがおり、プローディアの意志で妹とともに親元を離れたとされる。
聡明な女性として描かれており、他人を傷つけないことを信条としていることが読み取れる。

 

GGで「フィズルトリア」に領主公認で在住していることが判明した。
BRでの「市長」とGGの「領主」が同一とは限らないが、両方から公認を得て在住している、「人間の味方として認知されている魔法使い」である。
他の魔法使いが一癖も二癖もある中、彼女ら姉妹が迫害から逃れ、受け入れられる存在となったのは、プローディアの立ち回りが上手だったことに由来するだろう。

 

BRにおける、イデアとしての彼女の魔法攻撃「消し炭になあれ!」は、ゲームデザイナーのポーン氏の作品「雪道」にて関連する(と思われる)。
「加減の上手」な彼女が「手加減なしの大出力」を放ってくるGGでは、LEVEL3のイデアとして登場する。

収録弾

Tradition

No.09 フレアビスカス(プローディア)

 

プローディアが決して口にはしないものの、密かに誇りに思っている何よりの特技は加減である。火加減塩加減といった料理の精髄、食卓に添えるささやかな贅沢、会話の中での自己表現の露出、言い寄る男のあしらい方。魔女の姉妹を受け入れてくれた街の人々が、心の底では思い思いに魔法の恩恵を期待していることも分かっている。叶えても断っても悲惨な結果になるのは見えてるし、判断を市長に委ねても問題の移転にしかならない。

 

花屋を営むプローディアが選んだのは、売り物のビスカスを毎日燃やすことだった。その薫りが街を覆っている限り、人々の満足感にはわずかながらの複利が与えられることとなる。

No.50 パイロガーランド(プローディア)

 

プローディアは炎を呪ったことは一度もなかった。破壊力を称賛された時にはずいぶん戸惑ったけれど、憎しみでするのでなければそれさえ良いと思う。滅ぼすものに立ち向かうとき、力があるのは心強いことだ。フィズルトリアの領主から隣接領への武力威嚇を頼まれたときにも、彼女はなんと快く引き受けた。領主は義理も信用もない姉妹を街に受け入れてくれた恩人だが、それが打算のためであったと知った彼女は自分も少しの我を通してやろうと思った。

 

プローディアは約束を守った。ただし威嚇は双方の街に対して行った。手加減なしの大出力を、傷つく者のいない夜空に向けて。