アルファベット表記:Half Breed
読み:はんけつじんしゅ/はーふぶりーど
区分:混血
発案者:tocoma110
【Tag: 人種 半血人種 同盟種 非加盟種 発案:tocoma110 】
概要
異なる人種の両親を持ち、なおかつそのどちらかに寄っていない性質を持った子供の総称。
いわゆる混血なのだが、外見的・生態的特徴が両親の特徴をちゃんぽんとしたものとなるため、ある種遺伝的合成生物(キメラ)と呼べる存在。
その数も非常に希少で、一般的に数十万人~100万人に1人いるかどうか。大都市でもあまり見られない存在であり、医学的にどのようなレベルで差異があるのかなど、謎が多い。
出生後すぐに死んでしまうこともあれば、問題なく成長する者もおり、千差万別。大陸歴1600年代では「一種の突然変異」とするのが定説。
体質自体も個人差が大きいため、特徴をひとくくりにすることも難しい。
一般的に別人種間での子供というのはどの人種の掛け合い下で、大きく異なるものとなる。
だが、通常は「両親の人種性質をやや引き継ぎ、どちらかの人種のとして生まれる」こととなる。*1
そのため、半血人種も基本は同系統の人種の間で生まれるものだが、妊娠可能な人種間であれば、例えば肌人と毛阿双方の特徴を備える子供なども生まれる。
分布
特になし。
民間伝承に近いレベルであれば、精素状態が特異な環境で生まれやすい傾向にある、という説がある。しかし、正式な研究成果は上がっておらず現状は不明瞭なままである。
形態・生態
大抵は両親の特徴を合わせた形で持ちやすい。
時に相反する性質すらも兼ね備えるため、それによって苦しい生を余儀なくされることも。
片親が開拓の民の場合はその特徴が外見的に現れにくい一方、体質が特異化する傾向にあり、時に既存人種に酷似した性質を持つ場合もある。これらの特性は個体によって大きく異なるため、こうだと言える傾向が明確にわかっているわけではない。
- そのため、逆説的な言い方をすれば既存の常識にとらわれない・ありえない能力を発現させるものも存在する。
この辺り、この半血人種というものが「例外」の代表例であることを端的に示していると、と言えるだろう。
なお、半血人種が他の個体(純正人種)と交配し子供を成した場合、基本的には相手方の人種の子供として生まれる。
半血人種側の血統が反映される場合もあるが、その場合も半血人種として生まれる例は極めて少なく、半血人種のルーツとなる血統どちらかの人種になる。*2
文化
その存在は地方ごとに扱いの差が激しく、神聖な存在として祭り上げられることもあれば、忌み子としてすぐ殺されてしまうことも珍しくない。
いずれにせよ、世間からは浮いた存在・特殊な存在として見られやすく、そのことに心を病んでしまうケースもみられる。
- 大陸歴1700年代頃から大陸同盟が本腰を入れて解決を図り始め、少しずつ改善されるケースが増えることになる。
が、それでも差別というものは根深いため完全根絶というわけにはいかず、1800年代に入っても解決の糸口は見えないままである。
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