発案者:tocoma110
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概要
この世界に住む生物は極めて多様だ。
いずれにしても精素と関わりを持たない生物はいない故に、その生態に大なり小なり精素が関係してくる。
それら生物の中には先天的に精素を操る器官を持つものなどもいるほか、体内に精素含有物を取り込み、それらを利用する方で使う種なども存在し、非常に多くの生物が精素と密接な生活を送っている。
また、巨大・強力な生物も多数生息しており、秘境では人里では想像出来ぬ怪物じみた生命体も多数生息する。
それらは時として超古代文明の遺産すらも妥当しうるものや、万年をはるかに超えて生きる者さえいるという。
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大まかな分類
※生物の分類については大まかに下記のイメージです。
が、管理人は生物学のプロでもないので、内容は大雑把なものです。
ここから追加していくのは全くありなので、現時点の大まかな目安とお考え下さい。
脊椎動物系
- 乳生類
胎生で増殖し母乳で幼体を育てる、有毛獣脚が特徴の恒温生物が属するカテゴリ。*1
また、機能別の歯を有している種が極めて多い点も特徴で、他の系統より口元の動きが豊か。
- 鳥類
羽毛で覆われ卵生の生物の分類。多くの種は前肢が翼に進化している種が多い。
大別して嘴を持つ「嘴鳥類(しちょうるい)」と歯を持つ「顎鳥類(がくちょうるい)」*2に大別出来る。
顎鳥類は動物的な顔つきの種も多く、爬虫類と中間的な生物と目されている。また、擬竜類も少なくない。
- 有鱗類
魚類ではない鱗を持つ卵生生物が多く属し、変温種と恒温種で大別される。
這いまわるトカゲやワニ、蛇などが属するが、それ以外にも獣脚や翼をもつ種も該当する。*3
- 半鱗類
鱗と体毛・羽毛などを合わせて備える生物の総称。大半は恒温生物であり、その性質は意外にも恒温性有鱗類より乳生類に近い。
なお、これにも真竜類・亜竜類は該当しない。*4
- 恐鱗類
現代では絶滅したと思しい、有鱗類の一種あるいはその派生と目される、生物類。
強尾類などにも通じる生物とされるが、現代ではその末裔と思しい生物のみが知られている。
体に対して垂直方向に足が生える形で骨格が形成されており、形態としては鳥類に近いとも言われる。また、一部の種は羽を持っていた可能性が高く、両者をつなぐ「欠けた破片」とする説も支持される。*5
- 魚類
鰓を持つ生物全般が該当するカテゴリ。有隣類・半鱗類と違い鱗のない種も存在する。
大半は水中に生息しているがそれ以外にも生息しており、環境によって呼称が変わる点が特徴。*6
- 陸水類
陸と水辺で生活する変温動物の総称。
表面は鱗や体毛に覆われておらず、粘膜に覆われた皮膚のみとなっている。そのため乾燥に極めて弱いほか、前述までの生物の中でも特に環境の影響を受けやすい。*7
無脊椎動物系
- 有殻類
文字通り、殻に覆われた生物の属するカテゴリ。陸上の虫や水中の甲殻生物が該当する。
より厳密には水棲有殻類、陸生有殻類など生息環境による大分類のほか、六脚型を総称し「昆虫類」などと呼称する場合もある。
ただし、大きさが一定以上になる場合は下記に分類される。
- 鎧殻類
全長数m以上の有殻類全般の総称。エンヴィーラ?、ガニンザ?、アントゥーラ?などが示す通り、生息領域を一切問わず、このカテゴライズとなる点は同様。
巨体を保てる理由は種別に異なるようで、統一的な原理があるわけではなく未だに不明な種も多い。
- 無骨類
明確に硬質な骨を有していない生物の総称。タコやイカ、などが該当し比較的筋肉質な生物を指す。
ミミズなどは下記の肉軟類に分類される。
- 肉軟類
柔らかい身体を持つ生物全般に対する総称。クラゲもミミズもイソギンチャクもここに該当する。
未だ未分化な系統であり、特に研究が望まれている(一部から)。
- その他
小さすぎる生物などは見つかっても適当な名前を付けられてしまう。(微生物など)
植物・他系
(※正直、管理人はあまり詳しくないのでもう少し脚色をするのもありです。ご意見お待ちしております)
- 陸緑類
陸上及び水上以上の高さでの活動を中心とする植物の総称。
なお、緑というのは世間的に緑色の植物が多いためであり、全く緑の要素がない草木も存在する。- 陸樹類
陸生の樹木全般のカテゴリー。植物の中でも目立って存在しやすいほか数多の形で人類種にとって、重要な資源となる。
とてつもなく巨大な成長する種も存在し、秘境形成に一役買っている。 - 陸草類
陸生の草花の総称。こちらもまた人類種にとって身近なものであることが多い。
なお、エルネセトアでは藻の類も草の一種と考えられているため、藻の類は陸草類ないし水草類にカテゴライズされる。
こちらも大規模な植物は数多く存在、その中でも特に有名なのは“猛毒の花”モルヴォア?。
- 陸樹類
- 水緑類
水中ないし海中での活動が中心である植物の総称。- 水樹類
水中で芽吹き成長する樹木が該当する。
こちらも陸樹類同様に巨大化する種が多数存在する。場合によっては、陸生のそれをはるかに超える巨体を形成することもある。 - 水草類
水草(みずくさ)、ではなく水草類(すいそうるい)。水中・水辺に生まれる植物や藻などの総称。
なお、栄州では「すいそうるい」「みずくさ」の両方が語として別の意味を持っているため、使い分けに注意が必要。
- 水樹類
- 菌類・菌糸類
大半はキノコが該当するが、地域によってはカビなども分類するほど研究が進んでいる……かもしれない。
- 鋼身類
こうしんるい。いわゆる金属生命体・ケイ素生命体などの総称。
決して数が多い種ではないのだが、いくつかの地方や秘境には群生的に生息しているか、人類種に該当する種も複数存在する。*8
はるかかなたの大陸にはこれが広範に生息する……という噂も存在する。
- その他
小さすぎる生物などは見つかっても適当な名前を付けられてしまう傾向にある。
特別なカテゴリー
- 竜種
生来の守護者、天然の獣王たる、神話的な力を持つ大陸最強の生物区分。
三類と呼ばれるものの有無で判断され、真竜類、亜竜類、擬竜類の三つに大別される。
例外なく鱗を備えまた腕翼型の部位を持つことも多い生物だが、有鱗類・半鱗類・多肢類には分類されない。
- “帝”
神話の生き残りと呼ばれる、超常存在に等しい巨大生物群。*9
これらはその力の大きさなどからカテゴライズされ、特定の生物系統による区分というわけではない。
身体能力はそれこそ単体で災害級であり、個々が持つ特殊な能力まで合わされば一国など容易く滅ぼしうる、規格外の存在。
- 可動緑類
自らの意志でその身を動物的に動かす機能を備えた植物の総称。
- 精粒類
肉体が特殊な精結粒子で構成されている生命体の総称。形態は多岐にわたる不定形生物であり、その生態は謎が多い。
天然の精術の使い手であり、精術の技量は一般生物を凌駕する。その一方、生命維持と精素の関係が他種よりさらに直接的であり、大気中の精素濃度や比率、環境の精素状態に大きく左右される。*11
- 人造生物
様々な手段で人為的に改造された生物の末裔のこと。多くは古代文明に由来するが、稀に現代でも作られることがある。
家畜の製造との差異は設備による直接的精製などで製造される点。*12
副次的なカテゴリー
形態分類
- 四肢類
ししるい。一般的な「肢が二対で構成」される脊椎動物の総称。
大陸でも大きな繁栄を遂げている形態であり、大概の生物はこれに当てはまる。
- 多肢類
たしるい。「肢が3対以上で構成される」脊椎動物の総称。
なお、真竜類・亜竜類は四肢と翼を共に備える個体が多いが、その構造上別とされている。*13
最も広く知られているのは六本の肢を備える六肢類だが、八肢類や十肢類、極稀に百八肢類なども存在する。
この世界では割とありふれているが、人類種などの有知性文明保有種にはほとんど見られない。また、真竜類は該当しない。
- ウォーム類
長大でうねる体躯を持つ大型生物群。
ミミズじみた姿を持つ肉軟類と誤解される傾向にあるが、実際は全く異なる生物に属する。
- [[強尾類>【生物】/]強尾類]
長大で強靭な尻尾を持つ、大型内骨格生物群の総称。
有鱗類に多いが、半鱗類・乳生類・鳥類など、多様なカテゴリーに存在し戴冠種にも属する。
生息域分類
- 陸棲類
りくせいるい。主に陸上を活動領域の中心とする生物の総称。
前述の大半のカテゴリーの生物がここに該当する。
- 暗棲類
あんせいるい。主に地中・地下での活動を中心とする生物の総称。
地上と地下双方で活動する種の場合、主要な活動領域で分けられる。
- 水棲類
すいせいるい。水中での活動を主体とする生物の内、淡水での活動を主体とする種の総称。
魚類や有殻類などが主に属するほか、水緑類の一部もここに該当する。また、陸水類もこちらに分類される傾向にある。
中には暗棲類との合わせ技となる地下水脈生息種なども多く該当する。
- 海棲類
かいせいるい。水中での活動を主体とする生物の内、海水での活動を主体とする種の総称。
魚類や有殻類などが主に属するほか、水緑類の一部もここに該当する。水棲類よりも大型化する傾向が強い。
- 砂棲類
させいるい。亜州・爬州でしかほぼ目撃されない、「砂の海に生息する生物」の総称。
単に砂漠に適合した生物ではない。生物学的なものというよりも環境適応性の高さを意味する分類。
- 空棲類
くうせいるい。空中に浮遊し活動する生命体の総称。
ほとんど陸地に肉体をつけることなく、常時浮遊し活動する稀有な生態を持つ。一般的な鳥類などは該当せず、特定の固有種のみが当てはまる非常に珍しいカテゴリー。*15高空に生息するもの以外にも属する。
主だった例は空鯨など。
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