【人種】

Last-modified: 2021-10-15 (金) 00:33:17

概要

この世界において、「人類」という言葉はホモ・サピエンスのみを指す言葉ではない。
それらは「肌人」というカテゴリーの一つであり、さらにその人種の一角を構成する生物にしか過ぎない。
エルネセトア大陸において、「人類」とは文化と文明を持つ生命体の総称を意味している。さらに細かなことを言えば、基本的には大陸同盟に登録されている生物=「同盟種」を指すものとしての認知が強い。
非同盟加盟種=「非加盟種」は人類に含めないという考え方も未だ根強い。種族単位で複数の人類種に攻撃的な種族は人類とみなされないことも珍しくない。
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分類

生物的分類

大まかな生物としての特徴で分類される。生物学的に厳密なものではなく、大雑把なものでしかなく、後年には変化する可能性がある。
なお、いずれの区分にも竜種は当てはまらない。

  • 肌人
    はだびと。Hardin。人類の内、体表のほとんどを体毛や鱗などが覆わず肌が露わな種族。
    主に乳生類、有鱗類、陸水類系の文明保有種が属する。
  • 殻人
    からびと。Calan。全身を甲殻が覆う種の総称。有殻類・鎧殻類の文明保有種が属する。
  • 毛阿
    もうあ。Mur A。全身を体毛が覆う人類の総称。乳生類系の文明保有種が主に属するが、半鱗類系が該当する場合もある。
  • 羽阿
    うあ。Uw A。鳥類から進化したとされる文明保有種が多く該当する。
  • 鱗阿
    りんあ。Linn A。鱗が全身を覆う人類種の総称。有鱗類・魚類系の文明保有種が該当するが、半鱗類系が該当する場合もある。
  • 這阿
    はいあ。Haw A。上半身は肌人に似て、下半身が足ではない形状をしている種族。
    有隣類・魚類系文明保有種のみが該当する。
  • 緑亜
    りょくあ。Lio cu Ar。植物から発展している人種。
  • 鉱亜
    こうあ。Cow Ar。鋼皮類などに近い、鉱物系生命体の人種。鋼皮類、鋼身類のみが該当する。
  • 妖亜
    ようあ。Iew Ar。液状など他種とは大幅に異なる肉体構造を持った種族や、掛け合いのような外見の総称。
    精粒類の人種は現状存在せず、もし発見されれば世紀の大発見となる。
    「どの区分に入れていいか分かりづらい」種族を押し込むための枠、とも言える。
  • その他
    上記に当てはまらない区分、あるいは類似したものであっても分類されないものたち。

 

大陸同盟的分類

文化的な判断基準。

  • 同盟種
    Race of the Grand Alliance。大多数が大陸同盟に所属する文明保有種の総称。
    この世界で一般的に「人間」「人類」と呼称する場合はこの同盟種を指していることがほとんどである。詳細は当該項目を参照。
  • 非加盟種
    Race of the Non Alliance。大多数が大陸同盟に所属していない文明保有種の総称。
    大抵は大陸同盟と不仲故同盟種からは非友好的知性体となるため、「蛮族」「亜人」といった蔑称で呼ばれやすい。詳細は当該項目を参照。
  • 民種
    Human Type。人類種区分の中で生じる、より微細な種族わけのカテゴライズ。
    例えば肌人で言えば開拓の民・森聴の民・暗鬼の民はいずれも肌人であるが、種としては異なる点も多い。それ故に、肌人民種としてこれらは厳密には別の種として扱われている。
  • 外部種
    大陸外の固有領域に生息する人種の総称。
    主にアルニアに住む文明保有種?桜連固有の文明保有種?が該当する。
    あくまで大陸の内外による区分であり、同盟種か否か。
  • 古代種
    こだいしゅ。Ancient Rase。所謂超古代文明時代から存在する、ないし存在したとされる種族。
    大半は絶滅しており、幻の存在。いまだに生き延びている種のほとんどは独自の集落でひっそりと生活しており、他の種族と交わるようなことは少ない。

 

例外

  • 魔北種族
    魔北地方に生息する文明保有種の総称。
    あらゆる九大州人種に対し攻撃的なことから、大陸同盟法では非加盟種ですらなく、「人種を超えた人類全体?の敵」という扱いとなる。
    実際、魔北出身の種族が人類居住圏の種族に対して友好的に振る舞った例は皆無であり、仮に何らかの形でそれに近しい事態があったとしても、それは本当に一時的利害に基づくものでしかない。そのため、魔北種族との融和は極めて難しいと判断されている。

 

人種・民種間の交配・混血について

異なる民種で交配し子を成した場合、基本的には片親のどちらかの民種の子供として生まれることとなる。
同系統内人種間であれば、両親の特性をある程度引き継ぎつつ、両親のどちらかの民種をとして生を得ることが多い。

  • 【例】
    開拓の民×藍藻の民=藍藻の民に近い頑丈さ・運動力のある開拓の民、開拓の民に近いスタミナ・耐毒性・繁殖力を持つ藍藻の民 など
    ※ただし、必ずそうなるというわけでもない。
     体質や民種の差異は「両親の体質を受け継ぐ」のと同程度の問題である。

基本的に同種・同系統の民種間ほど妊娠率は高くなり、他系統との性行為で子供が妊娠出来るかどうかは、民種間レベルで異なってくる。
そのため、一概にあり得ないとは言い切れないものも、別系統の人種間で子を成すことは難しい。*1
しかし、「両親の種族特性を完全に混在した能力を持つ個体」が極稀に生れ落ちることもあり、そうした個体は半血人種と呼ばれる。彼らは非常に希少な個体であり、中でも他系統人種間で生まれた半血人種は、極めて稀少な例となる。
半血人種の多くは一世代限りの突然変異である。

  

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*1 不可能ではないが、あまり可能性は高い方ではない。例えば肌人と殻人の間で子供を作るということは、通常、極めて望み薄とされるの。