工兵建築のテクニック
このページでは、工兵建築のテクニックについて解説します。
各建築物の概要等についてはこちらで解説しています⇒工兵(Engineer)
- 目次
ラリーポイントの設置テクニック
ラリーポイントは工兵が自由に設置できるスポーン地点です。これを設置することにより大きく戦況を有利にすることができます。
基本的な設置場所
- 占領ポイントのすぐ後方
- 特に、侵攻(Invasion)モードの防衛側では常に友軍が占領ポイントにいる状態をキープする必要があるため、スポーンと占領ポイントの距離を少しでも縮めることが重要です。
- 占領ポイントの側面
- 側面に回り込んで設置することで、敵への側面攻撃がより容易くなります。正面や側面など複数の方向から同時に攻撃をかけることで、より効果的に敵拠点を制圧できるでしょう。
基本的な設置場所(地形)
- 塹壕
- 塹壕の中は敵の射線も通りにくく、スポーン直後に撃たれても隠れることが可能なため優秀な設置場所です。
ただし、周囲は開けた地形であることが多く、塹壕を出るとたちまち集中射撃を受けるということもあり得ます。
モスクワキャンペーンの場合、塹壕に設置された木製の射撃火点には追加の壁もあるためより安全にスポーンできるでしょう。
- 壁の裏
- 適当な廃墟や屋内の壁の裏も比較的安全なため、スポーン地点に適しています。
また、室内であれば階段の裏や物資の箱のそばなど一見して分かりにくい場所に置いておくと浸透してきた敵兵に破壊されることが減るかもしれません。
- くぼ地・クレーターの底
- 周囲より低くなっている場所は、敵の射撃による被害を受けにくいのでこちらも設置場所として適しています。
ただし、塹壕と同様に周囲が開けていると移動しようとしたとたんに集中射撃を受けるという場合もあるので、なるべく遮蔽物のある場所の近くが良いでしょう。
- 木陰などの日陰
- 直射日光でさんさんと照らされているような場所よりも、木陰などやや暗くなっている場所に設置したほうがより安全です。スポーン直後の分隊も目立ちにくくなります。
推奨されない設置場所(地形)*1
- 重機の中
- モスクワの戦い「採石場」に設置されている重機の中。
- 屋根裏
- モスクワの戦い、ノルマンディーの戦いなど。二階天井に設置されているハッチから入ることができる場所。
- 噴水の中
- ノルマンディーの戦い、スターリングラードなど。
その他のテクニック
土嚢で囲む
ラリーポイントは砲爆撃の弾片や小銃弾一発で簡単に破壊されてしまうという欠点があります。
このため、基本的には添付画像のように土嚢でラリーポイントを囲んで簡単に破壊されないようにしてあげる必要があります。
- 利点
- 砲爆撃の弾片や流れ弾などで破壊されにくい
- 欠点
- 土嚢の置き方によってはAI分隊員が土嚢で囲まれた内側でスタックする
茂みの中に置く
茂みの中などに置くと敵に発見されにくくなります。敵の側面に浸透する場合など隠密性を重視したい場合はこの手を使うのもよいでしょう。
森の中のやや低まった場所にある茂みなどに設置すると安全かつ有効なスポーン地点になるでしょう。
- 利点
- 場所が分かりにくいため簡単には破壊されない
- 欠点
- 茂みそのものに銃弾を防ぐ効果は無いので、スポーン直後に攻撃されると分隊が大損害を受ける
- 流れ弾で破壊される可能性がある
浸透作戦
侵攻モードの攻撃側の場合、もうすぐ拠点を占領できそうという場合は次の攻撃拠点ギリギリに工兵で待機し、占領と同時に拠点に向かってラリーポイントを置くと、よりスムーズな浸透ができるかもしれません。
- 利点
- 敵の防衛が整う前に複数の分隊で速やかに拠点を攻撃できる
- 欠点
- 前線にいるプレイヤー数が減るため、味方が優位に立っているような状況でなければ兵力不足で攻撃が失敗するかもしれない
- 敵が現在の防御地点を捨てて次の地点を固めていた場合、返り討ちに合う可能性が高い
障害物があって邪魔な場合のテクニック
家具などの障害物があって設置できない場合、斧の近接攻撃で破壊して設置場所を確保することができます。
注意点その他
- 1.設置できない場所
- 傾斜している場所
- 分隊がスポーンするために必要な空間が上部や周辺にない場所(例: 塹壕のトタン板の下)
- デフォルトのスポーンポイントに近すぎる場所
- 占領ポイントに近すぎる場所
- 2. 設置すると問題が生じる場所
- 周囲より高い場所・開けた場所 -- スポーン直後に敵の射撃で分隊が大損害を被ってしまいます。
- 屋根裏部屋 -- 安全性は高いですが、しばしばAI分隊員やBOTなどがスタックしてしまいます。
- 建物の上層階や屋上 -- スナイパーにとってはとても好都合な場所ですが、ここにスポーンすると落下してダメージを受けたり、落ちないよう迂回すると移動に時間がかかってしまったりする問題があります。
- 味方のラリーポイントすぐ近く -- 設置すると湧くことは可能ですが、その味方のラリーと自分の置いたラリーで交互に味方が湧くことになります(仮に自分の設置したラリーをA、元々置いてあった味方ラリーをBとすると、湧く順番はA→B→A→BもしくはB→Aとなる)湧くために必要な待ち時間は変わらず 更に自分が作ったラリーから味方が湧くことによって得られるポイントも実質半分になってしまいます。仮に、近くに味方ラリーがあるのに気付かずに設置してしまった場合、違う離れた場所に再設置することを推奨します。やむを得ない場合等はしょうがないです。
拠点要塞化のテクニック
侵攻を止めるためには
工兵の建築物は、敵の進軍を遅らせ銃弾を防ぎ、私達の拠点防御を手助けしてくれます。
しかし、工兵の建築物には共通した弱点があります。
それは、砲爆撃・爆発物に弱いこと。
チェコのハリネズミで防護することも可能ですが、射界を遮る上に建築に時間がかかります。
よって、容易に砲撃にさらされたり、手榴弾が容易に投げ込める地点に建築をするべきではないでしょう。
ではどうすればよいか。
・3つの意識すること
1. 側面防護を意識する。
人間の目は正面に向かってついています。
言わずもがな側面は弱点です。
Enlistedでは、上級者・初心者問わず側面から裏取りをかけてくる可能性が高いです。
工兵で作った要塞はこの裏取りの防止と対処にうってつけです。
のこのこやってきた裏取りには鉛弾を浴びせてやりましょう。
裏取りが狩られることで味方にとっての安心感は跳ね上がることでしょう。
2. 側面射撃を意識する。
側面から戦線中央に向けて射線を通しましょう。
戦線中央の歩兵は、相手が優勢の場合拠点から頭を出すことが不可能になっている可能性があります。
敵の注意が通りにくい側面ならば、安心して射撃できます。
中央から突撃する敵兵の数を減らすことができれば、拠点の安全性が上昇するでしょう。
3. 敵が来る方向を制限して待ち構える。
いくら守りを固めても所詮は歩兵、多くの攻撃には耐えきれません。
よって敵が一方向からしか来ない場所を選定する、一方向からしか敵が来ない状況を建築で作り出すなど、敵の行動を制限して待ち伏せることは特に重要です。
これらを意識して建築をすることで、建築で敵兵を苦しませることができます。
障害物の設置例
有刺鉄線や土嚢は単体でも有効な建築物ですが、組み合わせて建築することでより効果的な防衛が可能となります。
ここではいくつかの建築例を紹介します。
例1: 土嚢の前に有刺鉄線
土嚢の前に有刺鉄線を置くことで、効果的に入り口などを封鎖することができます。
内側から外に出る際には土嚢を乗り越えて飛ぶことで有刺鉄線を回避することが可能ですが、外から入る場合には有刺鉄線に引っかかるためダメージを与えることができます。また、敵が土嚢の裏に隠れにくくなるのも利点です。
利点
- 有刺鉄線で敵の移動速度が遅くなる&土嚢を乗り越えるときに隙が生じるため、防御側からは狙いやすい
- 土嚢によじ登ってジャンプすることで、防御側は有刺鉄線に引っかからずに外に出ることができる
- 敵が土嚢の反対側に隠れにくくなる
- 簡単に設置できる(要求資材: 2)
欠点
- 味方が中に入る際に引っかかる
- ダイナマイトで簡単に破壊される
例2: 有刺鉄線を土嚢で挟む
内部が比較的広く、入口が少ない拠点の場合、外側から順に有刺鉄線、土嚢、有刺鉄線、土嚢と交互に配置することで、より強固な防衛ラインを作ることができます。
利点
- ダイナマイトを投げ込まれても、完全には破壊されない
- 有刺鉄線を超え土嚢を乗り越えても、再び有刺鉄線に引っかかるので敵がとても移動しにくくなる
欠点
- 味方が中に入る際に引っかかる
- 建築に時間がかかるため、前線で戦う兵力が少なくなる
例3: 拠点のさらに内部にも土嚢を設置する
入り口部分に土嚢などを設置してそこで戦うと、狙撃されたり手榴弾を投げ込まれたりして簡単に排除されてしまうことがあります。
そのような場合、入り口部分に障害物を置くだけではなく、数メートル内側に土嚢を置いてそこを拠点に戦うと内部に突入しようとする敵兵を阻止しやすくなります。
狭い家屋の中などでも、部屋の隅に土嚢を設置するだけでかなり待ち伏せしやすくなります。
利点
- 手榴弾を投げ込まれても被害を受けにくい
- 狙撃されにくい
欠点
- その場所で待ち伏せる場合、外の敵の動きがわかりにくい
部屋の隅に配置する例
入口の障害物とも組み合わせて二重の防御ラインにする例
例4:チェコのハリネズミを鉄条網と一緒並べて土嚢を設置
チェコのハリネズミの高さがあって砲爆撃が効かない特性を活かして、土嚢陣地を防護し、経路を完全封鎖することができます。
ただし、時間をかければ歩兵によって撤去されてしまうので過信は禁物であると共に、わざと近くに「穴」を用意して待ち構えることをおすすめします。
利点
- 砲爆撃や、爆発物等での迅速な突破はほぼ不可能
- 戦車による強硬突破も阻止できる
欠点
- 敵が見えないのでその地点での待ち伏せに向かない
- 建設に時間がかかりすぎる
- 敵歩兵によって解体されやすい
工兵設置武器のテクニック
対空砲
現バージョン(ver.0.1)では、全てのキャンペーン・陣営で4連装20mm機関砲を使用できます。旋回速度が遅く敵機に追従できないために対空能力は低いですが、対地攻撃では絶大な火力を誇ります(アップデートにより、現在は水平射撃は不可能)
設置場所
- 占領地点のやや後方
- 占領地点を保持するために対空砲を設置する場合、占領地点の中心やその全面に置くよりも、やや後方に設置したほうが効果的です。
占領地点は爆撃や砲撃を頻繁に受けるため、操作している兵士はすぐに行動不能になってしまいます。また、敵兵に回り込まれると旋回が追いつかないため、簡単にやられてしまうでしょう。最悪の場合、敵に対空砲を奪取されてしまい、拠点を取り返しに来た味方にたいして射撃されてしまうこともあります。
- 細長い部屋の奥
- 総統官邸の廊下(ベルリン戦)や礼拝堂の内部(ノルマンディー戦)など、ゲーム内にはしばしば細長い廊下状の部屋が登場します。このような部屋の奥に対空砲を設置した場合、敵兵士が回り込んだり戦車砲を撃ち込んだりすることが難しいため、一方的に敵を虐殺できるでしょう。
敵対空砲への対処するための簡単なテクニック
小銃を防ぐ装甲を持ち、正面に対して絶大な火力を誇る対空砲ですが、うまくやれば歩兵だけでも撃破することは可能です。
特に、リロード時間がやや長いこと・旋回速度が遅いことを念頭に入れて立ち回るとより効率的に対処できるでしょう。また、設置する側もこの点を念頭においておくとより戦いやすくなるでしょう。
- 近距離
- 手榴弾・ダイナマイトを投げ込み対空砲を破壊する
- 側面に回り込んで操作する兵士を倒す
- 中-遠距離
- 狙撃銃で操作する兵士の頭を撃ち抜く
- パンツァーファウストなどの対戦車擲弾発射機で対空砲を破壊する
- 戦車の主砲・設置式対戦車砲の徹甲弾で対空砲を破壊する
対戦車砲
対戦車砲は対空砲と比べると、以下のような違いがあります。
利点
- シルエットが低くやや目立ちにくい
- 旋回できないので敵に奪われても味方が攻撃されにくい
欠点
- 広いスペースが必要
- 旋回半径が限られている
- 対人射撃のためには榴弾に切り替える必要がある
対人攻撃をメインにする場合、基本的に上述の対空砲と同じような設置場所が有効です。また、戦車を撃退するために使用するならば、敵侵攻ルートの側面に配置するとよいでしょう。
機関銃付き土嚢
基本的に敵の進行ルート上に設置するのが望ましい。
具体的に…
・拠点の後方または側面。
・広い拠点は廊下に。
結論から言うと、機関銃付き土嚢は設置後は移動ができないので、設置場所を誤ると本来の火力を発揮できなくなってしまう。その為、上記のような敵の進行ルート上に設置すれば敵に大打撃を与えられる。なので、十字砲火を意識した拠点の後方や側面に設置するのが理想的である。