概要
MP 18用32発ドラム弾倉とストックを装備したルガー拳銃。
短機関銃カテゴリではあるがセミオート射撃のみ可能となっている。
アップデートにより、SMG枠から拳銃枠となった。
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||
---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 150 | 200 | 300 |
打撃力 | **⇒6.8 | **⇒4.0 | **⇒3.4 | **⇒3.2 | **⇒3.0 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 10 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒1.0 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 9.00 |
---|---|
打撃力*1 | △△⇒6.8 |
銃口初速(m/秒) | △△⇒400 |
発射速度(発/分) | △△⇒410 |
リロード時間 (秒) | △△⇒2.5 |
拡散値 | △△⇒65 |
反動制御(%) | △△⇒60 |
垂直反動 | △△⇒43 |
水平反動 | △△⇒24 |
供給システム*2 | 32発マガジン |
重量(kg) | 1.5 |
スプリント係数(%) | 100 |
カートリッジの質量(g) | 11.2 |
射撃方法 | セミオート |
銃剣 | - |
解説
特徴
32発の短機関銃用マガジンを装備したルガー拳銃。
本来はそこそこ優秀な拳銃であるのだが、後述するデメリットによりかなり使いにくいものとなっている。
【火力】
打撃力がルガー拳銃より若干劣っているが、32発も装弾数があるため打撃力的にはとくに問題ない。
複数弾命中する事が前提であるため、とにかく当てるよう努力しよう。
【適正距離】
至近距離。ルガー拳銃より若干距離減衰は良いものの、所詮拳銃であるため離れると使い物にならない。
【命中精度】
命中精度を重視した戦いは難しい。至近距離で乱射しよう。
当銃最大のデメリットであるのが、視認性の悪さである。ADSして銃を発射する度にトグルアクション特有の機構により視界が遮られる。
目標が見えなくなってしまうレベルなので、狙って撃つことはほぼ無理と言ってもいいだろう。
よって至近距離かつ、腰だめで撃つのが最も有効な使い方だろう。
【総論】
性能的にはかなり良い拳銃ではあるものの、P08の象徴ともいえるトグルアクションにより使用するにはかなり難易度の高い拳銃となってしまっている。
短機関銃銃枠から拳銃枠になったのもそのためである。
とは言うものの、撃つ度に尺取り虫のように伸縮するトグルアクションの動きは見てて楽しいのでお守りに持っておいても損はないだろう。
史実
銃身を長くし、より射程と精度を高める目的で設計されたルガーP08。正式名称は「Lange Pistole 08(LP 08)」で、通称は「砲兵モデル」。
Artillery Lugerは1913年7月、第一次世界大戦勃発直前に採用された。標準的なルガールガーP08が102mmの銃身長なのに対し、こちらのモデルは200 mmにまで延長されている。
その他にもより長射程向けに最大800メートルまでのタンジェントサイトも採用されていた。また、ルガーP08は32発の弾倉やストック等付属品も充実していた。
当初は砲兵用の主武器として採用された。砲兵は大砲の運搬や操作も行う為、4kgもあるGew98を常時携行するのが困難だった為、より軽量の武器が求められていた。
陣地転換や戦闘時の負担を軽減する為の策として、Artillery Lugerは採用されたのである。
採用から1年後、1914年に第一次世界大戦が勃発するとArtillery Lugerは砲兵が所有する武器として使われ、砲兵陣地への攻撃にて有用に使われた。800mまでの照準器は付いていたが、実際は100m程度の有効射程しか無かった。
本来の砲兵が運用するより有名なのが、ドイツ軍の突撃歩兵(シュトルムトルッペン)による運用である。塹壕と塹壕の間の無人地帯を潜んで敵陣地に接近し、急襲をかける彼らにとって
32発マガジンを搭載したArtillery LugerはMP 18と合わせて最も効果的な武器として使われた。
その他にも、航空部隊においては最初期の空戦でも使用されたという。
第二次世界大戦においては、砲兵部隊が運用する以外にナチスの武装親衛隊にも運用された。
ルガーP08と並んでかなり人気を博した武器であったが、追加生産は行われず既存の在庫や改造によって支給されたという。
ドイツの他、ペルシアのパフラヴィー朝レザー・シャー向けに特注のArtillery Lugerが送られたほか、一部タイの警察が運用していたという。
小ネタ
ーー加筆求むーー
出典/参考文献
コメント欄
- フルオート出来ない、またルガーの特徴的な排莢のお陰で連射は難しい。ノルマンではおすすめ出来ないかな,,,カッコ良さは一番あると思うぞ -- 2024-10-06 (日) 08:50:09