概要
Berdan IIはアメリカ人設計家ハイラム・ベルダンによって設計されたロシア帝国のボルトアクションライフル。
バトルパスの報酬として貰えるGolden orderで引き換えられる武器の内の一つ。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | |
BR | I |
距離毎ダメージ減衰率
項目 | 改修前⇒改修後 | ||||||
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距離(m) | 10 | 100 | 200 | 300 | 400 | 1000 | 1500 |
打撃力 | 33.2⇒38.2 | 20.9⇒24.0 | 16.6⇒19.1 | 13.3⇒15.3 | 10.9⇒12.6 | 3.3⇒3.8 | 1.0⇒1.1 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 10 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒1.0 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 10.75 |
---|---|
打撃力*1 | 33.2⇒38.2 |
銃口初速(m/s) | 410⇒410 |
発射速度(発/分) | 39⇒45 |
リロード時間 (秒) | 2.6⇒2.6 |
拡散値 | 22⇒22 |
垂直反動 | 109⇒109 |
水平反動 | 72⇒72 |
供給システム*2 | 1発マガジン |
重量(kg) | 4.0 |
スプリント係数(%) | 100 |
カートリッジの質量(g) | 37.0 |
射撃方法 | 手動 |
銃剣 | - |
解説
特徴
19世紀の単発式小銃。打撃力はまさに一撃必殺。
【火力】
7.62mmのモシンと比較しても遥かに高い打撃力を誇る。胴体に当たれば一撃でキルがとれ、かすっただけでもダウンさせられる。
問題は単発式で、一発撃つごとにリロードが必要になるという事である。
【適正距離】
高打撃力を活かして遠距離で…と思いきや、弾速が410とかなり遅い。遠距離においては、動いている敵に撃ってもまず当たらないだろう。
かといって近距離では外した時のリスクが大きすぎ、複数の敵に遭遇した場合まず勝てない。
距離に関しては余程遠くでもなければ一撃でキルが取れるので、立ち回りで補おう。
【命中精度】
弾速が極めて遅い為、移動目標に対してはかなり当てにくい。狙撃中で動く気配もない敵か、まっすぐこっちに向かってくる敵に向けて撃とう。
【総論】
使いこなすにはかなりの熟練度が必要になる銃。
一発撃つごとに装填を挟みリスクが大きい為、物陰に隠れてひょこひょこ飛び出しながら敵を狙っていこう。
当てさえすれば確実に仕留められるので、エイミングは出来るだけ正確に。
史実
1868年にアメリカのハイラム・ベルダンによって設計された黒色火薬を用いるライフル。
大別してトラップドア式のベルダンⅠとボルトアクション式のベルダンⅡのニ種存在しており、いずれもロシア帝国において採用された。
発火金が薬莢に取り付けられている雷管をいわゆる「ベルダン式」と言うが、その名称の元となった銃であり歴史的にはかなり重要な銃である。
ロシア=トルコ戦争(1877~1888)にて初めて実戦参加した銃であるが、無煙火薬の普及とモシン・ナガンライフルの採用により退役していった。
第二次世界大戦時には明らかに旧式化していたが、モスクワの戦いで人民民兵(DNO)に配備されたという記録はある。
ただし、そもそもが10.75x58 mmという既に生産されていない弾薬を用いていた為、あまり用いられることは無かった。
参考
https://dzen.ru/a/YOKuMDpwgECW0_pA
小ネタ
三毛別羆事件で人食い熊を仕留めた山本兵吉はこの銃を使っていたと言われている。日露戦争の戦利品らしい。