概要
ドイツ軍で使用可能となるハンガリー製SMG。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | 5 |
BR | V |
モスクワ | ノルマンディー | ベルリン | チュニジア | スターリングラード |
〇 | - | - | - | 〇 |
距離毎ダメージ減衰率
項目 | 距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | ||||
---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 150 | 200 | 300 |
打撃力 | 6.6⇒7.9 | 3.8⇒4.6 | 3.3⇒4.0 | 3.1⇒3.7 | 2.9⇒3.5 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 10 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒1.0 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 9.00 |
---|---|
打撃力*1 | 6.6⇒7.9 |
銃口初速(m/s) | 445⇒445 |
発射速度(発/分) | 760⇒870 |
リロード時間 (秒) | 2.2⇒2.0 |
拡散値 | 82⇒82 |
反動制御(%) | 50⇒50 |
垂直反動 | 35⇒32 |
水平反動 | 13⇒12 |
供給システム*2 | 40発マガジン |
重量(kg) | 4.4 |
スプリント係数(%) | 100 |
カートリッジの質量(g) | 25.0 |
射撃方法 | オート,セミオート |
銃剣 | - |
解説
特徴
特筆すべき点として、MP 40などほかのドイツ製SMGが使用する9×19mm弾よりも強力な9×25mm弾を使用しているため単発打撃力が高いというものがある。
【火力】
SMGの中でもかなり強力な単発打撃力を持ち、素で6.6、フル改修で7.9という打撃力はトンプソンほか.45ACP勢より少し低い程度。突撃銃と比較しても、フル改修であれば後のStGシリーズと良い勝負と言える。
また弾速が遅めの.45ACPと違ってこちらは弾速も高い部類であり、中距離からの撃ち合いであっても比較的優位に立ちまわることができる。
毎分690発以上の発射速度や40発と大容量なマガジンも枢軸側SMG最上位クラスの性能である。
合計のマガジン数が少なめに設定されているため、武器スロットか弾薬ポーチで補っておくと心配ないだろう。
【適正距離】
高い発射速度と打撃力のおかげで近距離はもちろん中距離戦にも対応しやすい。
ただし反動が高めに設定されているため、未改修・反動軽減スキル無しの場合はセミオートに切り替えておいたほうが無難だろう。
改修の反動軽減と兵士の反動軽減パークを合わせると中距離戦でも非常に強力な武器となる。
【命中精度】
SMGらしく決して良好とは言えず、反動の大きさもあって連射時の精度はあまり良くない。
先に述べたように改修と反動軽減パークを重ねればかなりマシになる。
【総論】
すぐ後にStGシリーズが開放されるため陰が少し薄いかもしれない。が、StGたちと比べると発射速度とマガジン装弾数で勝っており至近~近距離戦に限ってみればこちらのほうが適正がある。
StGたちと比較して低い単発の打撃力もフル改修すれば気にならない差に落ち着くため、常に最前線に突撃し敵との近距離戦を志向するタイプのプレイヤーにとっては本銃の方が相性が良いかもしれない。
史実
Kiraly 39Mは1939年から生産されたハンガリー製の短機関銃。設計はSIG KE7の開発に携わったことでも知られるキラーイ・パール設計氏によるもので、以前キラーイ設計氏が開発したSIG MKMSをベースに設計された。製造はdanuvia社が担当しており、(そのためdanuvia 39Mと表記されることも)総製造数は約8000丁。
スペックは全長1048mm(銃身長499mm)、重量3.7kg、40発弾倉、使用弾薬は9×25mmマウザーエクスポート弾、作動方式はレバー遅延式ブローバック。
長めの銃身から発射される強力な9×25mm弾は約810Jのマズルエネルギーを持ち、初速は約450m/sを超えた。これは当時の短機関銃(mp40は銃身長251mm マズルエネルギー約400J 初速約380m/s)としては異質であり、現代のPDWの性質に近いと言える。寒さ、泥汚れに強く、またハンドガードの下が空いておりそこにマガジンを刺したまま折り畳み収納できるという運搬に便利な機能まで付いている。が、使用弾薬である9×25mm弾は同盟国であるドイツでは使用しておらず弾薬の共通が出来ずに補給の面で苦労した。
派生型として折り畳み式ストックを備えたKiraly 43M、使用弾薬を9×19mmパラベラム弾に変更し銃身を短縮、使用木材を減らして低コスト化を図ったKiraly 44Mが存在している。
~戦後~
Kucher K1(Kiraly 44Mの発展型)やPPSh-41に代替されつつ、1950年初頭まで使用された。
余剰品となったKiraly 39Mは民間市場に流されることなく廃棄処分されたため、現存しているのは第二次世界大戦中に鹵獲された数十丁程度とされている。
小ネタ
ーー加筆求むーー
出典/参考文献
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