原始物質は、少量の素材から大量のエネルギーを発生させる特定困難な化合物ないしは単体。
この性質を利用したのがENOCHであり、ENOCHが活動するエネルギー源は原始物質によるもの。正体は未だほとんど解明されておらず、生成される起源となる事象も不明。
ただしこれは部分的に転用が可能であるため、この物質から原子爆弾が形成された。
各国のENOCHポイントより収集が可能であり、このために一時は「原始物質を手にしたものが世界を制する」などいった俗説が流れた。
ただし、防護服なしに原始物質長時間曝露すると自身の肉体が硬化し、機能不全に陥る。最終的に硬化などによる臓器不全がさらに進行し、死亡。その後、ENOCHへ変化する。
年 | 場所 | インシデント/アクシデント/事象/観測結果 | 観測国 | |
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1929年 | グラス連合, 現ヴァーサ | 最初のENOCHポイント発見。ENOCHと交戦。 | グラス連合 | |
1931年 | グラス連合, 現ヴァーサ | ENOCHポイント精密調査隊派遣。 | グラス連合 | |
1932年 | グラス連合, 現ヴァーサ | ENOCHの重力干渉により、調査隊消滅。 | グラス連合 | |
1935年 | グラス連合, 現ヴァーサ | ENOCHがUJSUに出現。 | 統一ジョゴルワ国家連合 | |
1939年 | グラス連合, 現ヴァーサ | ENOCHがグラス公国首都に出現。大規模なインシデント発生 | グラス連合 | |
1940年 | グラス連合, 現ヴァーサ | ENOCHの重力干渉により公国政府機能が爆散。グラス公国の崩壊。 | グラス連合 | |
1942年 | グラス連邦 | ENOCHインシデントであることをUJSUが特定。NSW1に直結する。 | 統一ジョゴルワ国家連合 | |
1942年 | グラス連邦, 現ヴァーサ | 第二次ENOCH精密調査隊が派遣され、EOCENE概念*1が特定される。 | UGSR | |
1943年 | グラス連邦 | EOCENEの兵器転用開始。「原子爆弾」完成 | UGSR | |
1944年 | 統一ジョゴルワ国家連合 | UGSRの情報をベースに、UJSUもEOCENE概念を特定。プトラにENOCHポイントを発見し、「原子爆弾」完成 | 統一ジョゴルワ国家連合 | |
1945年 | 北西トーラサズ大陸 | UGSR、UJSU両国が原子爆弾を投下。深刻な被害*2が発生。 | UJSU, UGSR | |
1946年 | グラス連邦 | York州にあったENOCHポイントに深刻な被害が発生。EOCENEの一極集中により高脅威度のENOCHの出現が観測される | UGSR | |
1948年 | グラス連邦 | Vendetta州に新たなENOCHポイントが発見される。より高濃度のEOCENEが確認され、原子爆弾の生産拠点に。 | UGSR | |
1949年 | グラス連邦 | EOCENEに基づいた新型機動戦闘兵器(EXCEL)*3が研究される。 | UGSR | |
1954年 | 統一ジョゴルワ国家連合 | 第23回党大会にてENOCH技術を封印することで全会一致。UJSUでのENOCHポイントが封印される。 | UJSU | |
1957年 | グラス連邦 | ソヴェル・ディ・ヴァーサ作戦 | UGSR | |
1964年 | グラス連邦 | 経済難に際してEXCELの研究が一時的に中断される。一方で、EXCELの試作型である「mod.1」は接収され、保管される | UGSR | |
1966年 | グラス連邦 | EXCELの研究が完了。SOGCAUSE mod.22として一部の特殊部隊にEOCENE理論をベースにした歩行兵器が配備される。 | UGSR |
用語集:
ENOCH: identified ENemy Organic creature ( CHemically dna detected )/識別済み敵有機生物(化学的DNA要素発見済み)(グラス呼称)
EOCENE: EnOCh-logic ENErgy(ENOCH理論に基づくエネルギー)
*1:EOCENE概念:ENOCHの構成要素。少量の物質から大量のエネルギーを生成することが可能。
*2:深刻な被害が発生:だいたい広島原爆の7,8倍のクレーターと熱線。
*3:EXCEL: weapon of EXperimental Control system which is working with Energy and Laser cannon device /試験的制御エネルギー及びレーザー砲装置搭載兵器