FF8
ラグナ編に登場するガルバディア軍将校。
容姿はエリート兵と同じ。同じことを繰り返して話す癖がある。
デリングシティのGALBADIA HOTELのパブにいて、ラグナらPTが話しかけるとこう答える。
「一般兵よ、知ってると思うが 私はジュリアの私設ボディーガードだ。 おとなしくしているんだぞ」 |
これだけなら笑えるのだが……
ラグナがジュリアから誘われた後で、彼に話しかけると、
「一般兵のくせに…… ジュリアとジュリアとジュリアと…… イジワルしてやるイジワルしてやる…… 遠くの戦場へ……世界の果ての戦場へ……」 |
と言い、ラグナと同席していたキロスやウォードも巻き込んで本当に転属させてしまう。
公私混同甚だしい下衆であることがわかるが、彼がいないとFF8のストーリーが成立しなくなるので
(ラグナとジュリアがデキてしまったら、スコールとリノアがこの世に生を受けなくなる)、
怒りの矛を収めざるを得ない。
- まぁ「自分の好きな人が野郎(しかも格下)とホテルの一室に2人きり」なんて聞いたら仕方がないさ
- っていうか、この人カーウェイじゃね?
- ラグナとジュリアの関係は崩れてしまったが、双方の愛は次世代で結ばれることになる…か?
- 姑息な手段を用いて恋敵であるラグナを退けたが、
傷心のジュリアはカーウェイとくっついてしまって恋破れたと考えるの面白い。
この他にも、ジュリアの演奏中に話しかけると
「一般兵よ…… オレの至福の時……邪魔するな」 |
ジュリアに接近した後に話しかけると
「一般兵よ……ジュリアに近づいたな……。 どうしてくれようどうしてくれよう……」 |
などと話す。
ガルバディア軍では一般兵卒の処遇が直属の上官に全て委ねられるという軍体質のため、
上官の気分次第で無茶苦茶な給与査定や配属が公然と行われており、上記のような悲劇が発生する。
ビッグスもウェッジの要領が悪いだけで給料カットしていたし、軍が腐敗しきっているとしか言いようがない。
- バラム封鎖イベントでバラムホテルの入り口を守ってる兵士の会話からも、その実態が窺える。
ラグナとレイン&エルオーネとの出会いから、エスタの沈黙、イデアとスコールとの邂逅、リノア生誕に至るまで、彼の嫉妬心がなければこれらは実現できなかった。そういう意味で、FF8のストーリーの軸を築いた男といえる。あの時、あの場に彼がいなかったら、最悪ラグナはタダのガルバディア軍の一兵卒で人生を終えていた可能性もある。
まあラグナ自身その性格は放蕩気味、元よりジャーナリスト志望で軍隊には興味はなさそうだったし、
FF8の時間構造は運命説・輪廻論を採用しているようなので、彼の存在・不存在関わらず、結局は本編のような物語に収束していくとは思うが…
この時のラグナ達の行動は、「道に迷ったから」という小学生のような理由で戦場に行かなかった上に酒場で酒を飲むという、冷静に考えると軍人以前に人間としてかなり問題のあるもの。正直この男が居なくても、セントラ行きになっていた可能性が高い気もする。
- おまけに軍用車を路駐して実際に渋滞を引き起こしている。軍用車であることは見ればわかる上に、こういうのは所有者が誰かなんてのは管理されているから、一発でラグナの反抗であることはわかる。むしろ首にされてないだけマシである。