書籍/【FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future-】

Last-modified: 2022-06-28 (火) 00:03:06
 神に抗うのか、運命に従うのか。FINAL FANTASY XVに隠されたもう一つの結末

2019年4月25日に発売された小説。
価格は1620円(税込)。著者はFINAL FANTASY XIII Episode Zero -Promise-ファイナルファンタジーXIII-2 Fragments Before?などでお馴染みの映島巡。
原案が『FINAL FANTASY XV開発チーム』という扱いになっている。
公式サイトなどでははっきりとは明言されていないが、開発中止となったDLC群第二弾「未来への夜明け」のシナリオを小説にしたものでほぼ間違いないと思われる。

  • 表紙はオルティシエで目を閉じて向かい合うノクトとルーナ。裏表紙にはレギスレイヴスが書かれている。
    これの意味は最後まで読んでみるとわかる。

己の運命を知ったアーデンが神に反逆を企てたところから運面の輪が本編より狂い始める。
そして生き返らされたルナフレーナや真実を知ったノクティスの前に真の黒幕が現れる…


本編の過去に当たるアーデン主役の「聖者の迷い」、チャプター9と10の間頃となるアラネア主役の「終わりの始まり」、チャプター14の数日前のルーナ主役の「自由への選択」、チャプター14以降のIFストーリーとなるノクト主役の「最後の剣」の4章となる。

  • アラネア編とルーナ編をつなぐオリジナルキャラクターとしてソルが登場。

設定面やキャラクターの心情描写など細かい補完も多く、「対をなす世界」などここで初めて明かされた設定も多い。
意外なキャラが大活躍したりすることもあり、FF15シリーズの総決算ともいえる内容となっている。


評価自体は比較的高いが、やはり映像付きで見たかったという声が大きい。

  • 「運命に殉じた」結果のビターエンドだった本編に対し、こちらは「運命に立ち向かった」末のハッピーエンドという正に王道の物語。
    小説でそれを見届けられたのは良かったが、本来はゲームでプレイできたはずだったと考えると…悪い やっぱ辛えわ