ヘタリアの世界について/【キャラクターについて】

Last-modified: 2018-03-04 (日) 11:00:07

「ヘタリア」に登場するキャラクターは、まあ沢山いるのだが、その中でも人型のキャラクターは大きく二つに分けることができる。すなわち、「一般人」といわゆる「(国などが)擬人化されたような者達」である(この世界観には「神」も存在するがそれはこの項で説明する)(裏地球の住人(?)達やにょたりあ達は別の世界の住人のようなのでここでは説明せず、対応する項で説明する)。一般人はほぼ我々と変わらないので説明は省くとして、ここでは後者について書いていく。

呼び名

彼らが総称して何と呼ばれているかはわかっていないが、カテゴリーをしぼって考えると、国家に対応する者達は「国」、新聞に対応する者達は「しんぶん君」と呼ばれるなど、大変わかりやすい呼び名がついている。
また、「国達」の場合、「そういうやつら」「あいつら」「彼ら」など、指示語もよく使われる。
ただし、これは本当にそう呼ばれているのか、本来は別の呼び名があるが作者が文字として書き起こすときに「某」的な意味で前述の言葉に書き換えているのかは不明。おそらく答えは永遠に作者の頭の中に隠されたままであろう。
上記のように、ヘタリアで「国」と言うと人物と国家どちらともとれ、大変まぎらわしいので、このWikiではかぎかっこつきの「国」で前者を示し、国家はなるべく国と言わず国家と表記し、それが出来ない場合はかぎかっこなしの国と表記して区別する。
また、「国達」は各々の住む国を「~の家」などと言う。この「家」も国土のこと、「国」が住む住居のことどちらを指すのか文脈によって変わり、わかりにくい。

特徴

性格は、対応する物の活動の仕方などによって決まる。
以下、「国達」の特徴である。

  • 彼らがいつ生まれるのかは誰も知らない、または覚えている人がいないため、便宜的に建国記念日や独立記念日、または革命のあった日などを誕生日として祝っている。誕生日がない「国」もいる。
  • 子供を産む能力は多分ないと思われるが、例えばイタリアロマーノローマ帝国の実の孫である。また、彼らの場合「結婚」は合併して共同国家を営むことらしく(と言っても結婚した国家があまりいないのでよくわからない)、実の兄弟ではなく義兄弟関係の「国」も多いが、その違いがなんなのかも不明。
    • 恐らく「結婚」の名前の由来は、昔は「結婚」、つまり共同国家の形成には実際に一方の国の時の権力者に他方の国の女性が嫁ぐ(結婚)という行為が付随していたからであろう。その行為がほとんど無くなった今でも名残として「結婚」という名前だけが残ったのである。
  • 成長スピードは領土獲得速度に左右されると思われ、個人差がある。顕著な例を説明すると、生まれてから300年も経っていないアメリカが幼児期、少年期、青年期のような姿を経て今の姿になっているのに対し、イタリアは幼児の姿からほぼ一瞬で今の姿になっている。
  • ほとんどが男性で、女性は数えるほどしかいない。
  • 髪の色や目の色はその地域の大半を占める民族の人種によって大まかに決まるようだが、その国民にどの髪の色(または目の色)の人が多いかはあまり関係ないようである(ロシアなどに至っては、世界的にも珍しいと言われる紫色の目をしている)。
  • 髪型は作者曰わく「この国にこういう人がいてもおかしくないかな」という髪型らしい。
  • ほぼ全員が右利きに見える(矯正された可能性もあるが)。
    • 「左利きである」と明言されているのはただ一人、プロイセンのみである。
  • 本能なのか体得的能力なのかはわからないが、彼らは幼い頃から相手が自分と同様「国」である場合それを感じ取る能力があるようである。ただし、「そんな感じがする」程度で、100%そうであることを保証するものではないと思われる。一般人には「国」と一般人を見分ける能力はないようで、「国」の存在を知らない者もいるようだ。ただ、ある程度の地位の者や軍人はほとんどの者が「国」の存在を知っている。少なくともフランスは特に偽名を使わず、一般人にも「フランス」と名乗るが、彼以外は一般人と関わる描写が少ないので他の「国」もそうかは不明。
  • 彼らは「国達」と呼ばれているが、国だけではなく、中国の特別行政区などやミクロネーションに対応する者なども含まれる。
  • 一般人が「国」になることは普通ありえないことらしく、ニコニコ共和国が「国」になった時は日本がすごく驚いている。また、この場合少なくとも「国」であった期間がある程度短ければ元の一般人に戻り、他の一般人と結婚して子供をもうけることさえ可能らしい。
  • ラドニアはネット上に存在する「国」であるため、普段は実体を持たず、とあるパソコンの電源がついている時に限り実体を持てるようになるが、今のところ彼以外にそのような例はない。
  • 彼らの性格には対応する地域の活動の様子のみならず、そこの人民のいわゆる「ステレオタイプ」が多分に影響していて、彼らの感情や行動などはどちらかと言えば政府寄りではなく国民寄りとして描かれることが多い。
    • もちろんシーランドのように「ステレオタイプ」が存在しない者にはそれが影響しない。
  • フランスのように一般人のような仕事をすることもあるが、彼らの活動として主なものは対応する地域が戦争を始めた時は兵士として戦うことなどがあげられる。また作者のブログでは、漫画制作などに駆り出されたりもする。
    • 兵士になる時の地位は大抵はどれかの隊の隊長のようだ。
    • また彼ら同士で会議を開くこともあるが、その中身が実際の政治にどれほど影響を及ぼしているかは疑問である。
  • 対応する地域における地位は地域によって、また時代によって様々で、例えばイギリスは上司(ヘタリアで「上司」と言われるのはほとんど国の指導者である)とほぼ対等(敬語は使うものの)に話していたりお付きの者がいたりするが、ロシアなどは上司に振り回されてばかりである。だが概して「国達」は国の指導者よりかは地位が低いようである。
  • 以上のように、「国達」は対応する地域と密接な関係にあるが、特筆すべきは生理的にもそれが影響することであろう。経済が悪くなると風邪をひき(風邪の程度は経済の悪化度合いに依存する)、対応する地域で病気が流行する、政治が混乱するなどすると体調が悪くなる。
    • ドラマCDではイギリスが湯冷めが原因と思われる風邪をひいているが、原作でも経済以外の理由で風邪をひくかは不明。
    • これと逆に「国」の状態が他に影響する例としては、ある時「国達」が連れ去られるという事件が発生した際、実際の国が「その国らしくなくなる」という事態が発生した。
  • 彼らには一般的な「死」は存在せず(溺れるなどの事故で死ぬことはないらしい)、そのかわり対応する地域が滅びると消滅すると考えられているが、ローマやゲルマンは国家が滅びた後は「天国」におり、時々この世に帰ってきたりする。
    • 他の滅びた「国」もそこにいるのかは不明。
    • 死んだ一般人がこの「天国」にいるのか一般人用の天国があるのかも不明。
    • また、一回「地獄」が登場したこともあるが、地獄にいる「国」も存在するのかも不明。