スタジオ練習

Last-modified: 2010-10-24 (日) 11:32:58
 

はじめに

編集をしといて言うのもなんですが、「これが万人に効果のあるやり方だよ」というのは無いと思います。それぞれに考え方や主義があると思うので。また、身も蓋もない話、繰り返し合わせていると、そりゃあ音がまとまってくるものです。
ですが、限られた時間を有意義に使う、また、余計にスタジオ予約する羽目にならないようにするという意味で、「やりやすい」スタジオでの練習の仕方を自分の中に確立させるのはとても意義のあることではないでしょうか。それに、1,2年生も、後々後輩と組むことは避けられないのですから。少しでもその作業(何年かかるかわかりませんが)の手助けとなるとうれしいです。

練習の前の話・・・

スタジオ練習に当たり、まずはスタジオを予約しなければいけません。メンバーで話し合い、実は予定が入っていて練習できなかったというようなトチリをできるだけ無くすようにしましょう。
ここで大事なのが、できるだけ先々のスタジオもとってしまうということ。メンバーの予定・個人で練習する期間・曲数なんかを考慮に入れ、目標とするライブから何回スタジオに入れるかを逆算し、入れれるものは入れてしまいましょう。学校祭の時期になると、他のサークルの方々も続々と予約するようになり、もたもたしていると「予約いっぱいで入れなかった」ってことになりかねません。また、スタジオの回数が大体わかると、1回のスタジオでどれだけ進めればいいかといったプチ目標が立てやすいという利点があります。

スタジオ内での話・・・

さあスタジオ当日。音作りについては省略。まぁ機材は大切に使ってねということだけ言っておきましょう。

スタジオ練習と個人練

スタジオ練習は、「個人個人の練習してきたパートを合わせて混ぜ合わせて1つのバンドのサウンドを作る」目的でやるものだと思います。つまり、自分のパートを練習する場所ではないのです。自分のパートはスタジオに入る前にさらっておきましょう。

気を付けるポイントって?

正直ひとによりけり。テンポやリズムに主軸を置く人がいれば、歌のピッチに、音を鳴らすタイミングに厳しい人など、世の中には多種多様な耳があります。ドラムにやたら厳しいひともいますよね。
突き詰めていくと、直すべきポイントはいろいろ出てくるかと思いますが、それに気付くかどうかはその人の経験や、その人が普段何に気を付けて音楽を聴いているか等が関わってきます。たぶん。

反省会はこまめに

とりあえず1回演奏し終わったら、皆で意見を出し合いましょう。何も気を付けることなく次の演奏にシャレこむのはモチベーション的にもきついです。

みす○

わたしが両耳をすましても  ハモリはちっとも聴けないが
聴ける彼はわたしのように  テンポの変化はわからない
わたしが体をゆすっても  リズムはちっとも掴めぬけれど
あの後輩はわたしのように  楽器のズレは知らないよ

彼と後輩と それからわたし
みんな違って みんないい

・・・1つの演奏の感じ方は人それぞれ。気になった点は彼でも後輩でもバンバン言いましょう。また、先輩は言える雰囲気を作りましょう。それがバンドのため。

もう1回あわせる?

何回も何回も合わせていると集中力は切れてきます。しょうがないです、人間だもの。
そんなときは、曲のサビだけ合わせてみたり、休憩をはさんだり、別な曲をやったり。そういう空気を感じ取ることも大事ではないでしょうか。

 

プロデューサー的な?

スタジオで練習するにあたり、その場を取り仕切る、進める人が絶対に必要だと思います。まぁ、自然とそういう人ができるもんなんですけどね。

「どうだった?」

良いメンバーを揃えたバンドなら、自分の意見を言わなくても、相手に「どうだった?」と聞けばうまくその場が進行するものです。経験が浅い人が多いバンドだったら、聞いても答えが返ってこないかもしれない。それでも聞くことで、その人は次の演奏をもっと考えるようになる、注意するようになる・・・と思う。そういう意味でも、「どうだった?」と聞くことは重要ではないでしょうか。
むしろこれを全く聞かずに自分の意見だけを言い、次の演奏に移ることが危険だと思う。そうすると、他のメンバーの、自分の演奏を聴き、考え、改善点を見つけて修正していくというのを抑えてしまうのではないか?そのバンドではいい形になるのかもしれないけど、その人のレベルアップにはつながるのだろうか?なんか、そのバンドだけに通用する話に終止してしまう気がするよ?
厳しくバンドを進めたいのなら進めればいいと思いますが、相手にものを言わせないファシズム的雰囲気には絶対してはならない。正直僕も厳しく行こうとした時がありますが、自分のレベル以上のことは手に負えなかった。

結び

ここまで読んでくれた奇特な貴方、本当にありがとうございます。とりあえず“僕が思う”スタジオ練習のTIPSみたいなものは伝えたつもりです。ですが、全部のバンドがこれでうまくいくかというと、絶対にそれはありえません。状況によって、色々と変えなければいけないことも出てくるかと思います。
そういう意味で、この長々とした話をあまり信用し過ぎるなということを言っておきたいと思います。「使えるな」と思った時に使う、それでいいのです。
・・・・・
ここまで書くと、これ書いた奴が誰なのか、分かった人も多いかと思います。
ぜひ「そこは違う」という点、付け足したい点がありましたら、直接物申したり、黙ってwikiを更新すればいいよ。