学祭ライブのために、大まかにステージ側のセッティングとPA卓側のセッティングに分けて説明する。
用意すべきもの
2009年度と同様な設営でやる場合に必要な機材。
どれを「レンタル」、「備品」、「書い足し」なのか明確に把握しておく必要がある。
足りないものは今後のためにも私物を使うことより備品として買い足す方がいいと思われる。
- ドラムセット
- Ba.アンプ x1
- Gt.アンプ x2 (JC,MS)
- 電源の延長コード・マルチタップx4 (6つ口程度 3芯のアース付きが望ましい)
- マイク x9
- マイクスタンド x9 (ある程度高くできて自由度の高いものがいい)
- マイク用ケーブル(XLR-XLR) x9
- 他目的マイクケーブル(XLR-XLR) x3以上 (Baのラインアウトやキーボード用に必要)
- 16chマルチボックス一式
- マルチボックス→ミキサー間のケーブル x14本以上 (XLR-XLR x12、XLRメス-フォン x2以上がよい ミキサーのインプットの都合)
- ミキサーメインアウト→パワーアンプ間のケーブルx2 (XLR-XLR)
- ミキサーモニターアウト→パワーアンプ間のケーブルx2 (フォン-XLRオス)
- パワーアンプからメインスピーカーx2・モニタースピーカーx2へのケーブル4本 (XLRメス-フォン)
- モニタースピーカー同士のパラレル接続のケーブル x2 (フォン-フォン)
あると便利
- PA用マイクとケーブル
- XLR-フォンオス変換コネクタ (リンク: XLRメス-フォン、XLRオス-フォン )
各4つずつくらいあると困らないと思われる。 - ノートPC(オーディオI/Fあり)
例年ある部員のPCを持っていって、テキストで筆談やメモ代わりにしたり、ミキサーの音を直接録音したり、SEを流すなどで重宝した。
ステージ側
ミキサーへの入力は基本的には『16chマルチボックス』をレンタルして、ステージの音をそれに一手に集めそれをPA卓の方へ送る。それをミキサーのINPUTに結線する。
マイク本数だが2009年度に限って言えば
- Vo.&cho.用マイク ×4
- Gt.アンプ用マイク ×2
- Dr.マイキング ×3(オーバートップ×2、キック×1)
の計9本でセッティングした。
マイクやケーブルにはそれぞれマスキングテープなどで番号を書いて、入力のchと関連付けておくと混乱が少なくなる。
ベースアンプ
マイキングはせず、アンプヘッドからLineOutでマルチボックスに送るとよいと思われる。
また、出力がかなり大きいのでPadスイッチ等が付いていればそれを押してLineOutの出力を下げるとよい。
キーボード
キーボード等のラインの入力は、1台くらいならば変換コネクタを使いマルチボックスに送ればよいが、3Kのように複数のキーボードを使うことがある場合には別に小型ミキサーを用意してやるなどの方法が必要である。
PA側
メインスピーカー
メインスピーカーにはミキサーの『MAIN OUT』から出力する。パワーアンプで信号を増幅させて左右のスピーカーに送る。2009年度まではミキサーからパワーアンプまでのケーブルは部員の私物を使っていたので、部で買い足すとよい。
モニタースピーカー
モニターへはミキサーの『AUX SEND』から出力する。AUX1をVo,Gt用、AUX2をBa,Dr用、のように分担させるのでケーブルの結線を間違えないように。メインと同様、パワーアンプで増幅させてモニターへ送る。
前述のように、Vo.モニターとGt.モニターを、Ba.モニターとDr.モニターを、相互の『Parallel Input』にシールドを繋ぐ。つまりモニターはリズム隊、上モノでそれぞれ共通の返しを聞くということである。また基本的にモニタースピーカーのVolumeは最大にしておく。
モニターのケーブルは踏んで抜けることのないように、テープで固定したり、針金で固定するとよい。
SE関連
SEの再生用プレイヤーは例年個人のPCの音を『TAPE INPUT』に入力使って流していた。入力は赤白のピンコネクタなので注意すること。具体的なSEの流し方については別項目を参照。
※余りする必要はないと思われるがミキサーの音を直接録音したい場合は、『TAPE OUTPUT』から出力された音を録音するといい。ただし出力の音量の調整は利かないので0dBを超えることもある。録音機器の入力は小さめに設定しておくことをすすめる。