ドラム

Last-modified: 2009-11-14 (土) 23:06:57

はじめに
このページでは主に初心者を対象として作成しています。
間違いなどがあればすぐに修正をお願いします。
また、練習については文章では伝わりにくいので、経験者に直接教えてもらうのがいいでしょう。

 

ドラムの用語

基本的なドラムの用語について記述する。用語などはドラムマガジンなどを参考に作成。

  • ドラム本体(セット)
    バスドラム・スネア・ハイハット・シンバル類(クラッシュ・ライド・チャイナ・スプラッシュなど)・タム類など複数の音色を持つ打楽器から構成される。
    現在、ドラムセットには演奏されるジャンル・プレイスタイルなどによって様々な形態がある。ドラムセットを演奏する際には手/スティック/ブラシ・フットペダル(バスドラムを演奏するもの)などが用いられる。
    • バスドラム
      基本的に足でペダルを操作することによって演奏される。キック・ベードラとも言われる。PAさんとかエンジニア屋さんはキックと呼ぶことが多い。
    • スネア(スネアドラム)
      響き線(スナッピー)を備え、それを裏側ヘッドにつけたり離したりすることで音色を変化させることができるドラム。響き線のために高く鋭い音がするため、ドラムセットではビートを形成する際に中心的な役割を担う。口径は14インチが最も多いが、近年は8インチほどの小径のものもある。深さ・材質も同様それぞれに様々な種類があり音色も多種多様、スネアの選択にはドラマーの音楽性が最も反映される。
    • ハイハット
      2枚組みのシンバルを専用スタンドに上下にセットし、足でペダル開閉の操作をすることにより、打ち鳴らしたり音を止めたりすることができる楽器。音を伸ばしたり止めたりすることが自由にできるという、ドラムセットの中では特異な性格を持つ。シンバルの口径は12~15インチほどのものが多く、上下のシンバルの厚さや形状を変えることで様々な音色変化が得られる。スネアドラム同様、ドラマーの個性が表れる楽器でもある。
    • クラッシュ(クラッシュ・シンバル)
      主にリズムを刻む役割のライド・シンバルに対し、アクセントをつけるために使われる。ライドに比べて薄く小さめにできており、音が鋭く立ち上がり素早く減衰する。
    • ライド(ライド・シンバル)
      シンバルの中でも主にリズムを刻む役割を担うもの。ライドはクラッシュに比べて厚めに作られており、リズム・キープなどで連打しても安定したサウンドが得られる。厚くなるほどピッチが高めに、叩いた感触も硬くなる。使用頻度が高いため音色、音の伸び、レスポンスなどチェック箇所が多く、さらに口径、厚さ、材質、仕上げなどが異なる多彩な製品が出ており、最良のものを求めてドラマーが試行錯誤する楽器のひとつ。
    • チャイナ(チャイナ・シンバル)
      劇的な効果を与えるエフェクト・シンバルの一種で、エッジの部分が反り返った独特な形状を持つ。エフェクト・シンバルの中では最もポピュラーな存在で、「グワン」と広がるような音が、強いインパクトを与えるので、この音色を生かしてライド・シンバルとして使われるケースもある。また裏返しにセットしてスティックのショルダー部分でショットすると「パーン」という感じの衝撃的な音が得られる。身長ほどの高さにセッティングする人も居る。
    • スプラッシュ(スプラッシュ・シンバル)
      エフェクト・シンバルの一種で、小径(6~12インチほど)で非常に薄くできている。減衰の速い「クシャン」という感じの音が特徴で、通常のクラッシュよりも軽めのアクセントに適している。また音が素早く切れるので連打にも向く。
    • タム
      ドラムセットに使われる、様々な口径を持つ響き線のない太鼓。6~16インチほどの口径でスタンドにセットするものをタムタム、14~18インチほどの口径で脚のついたものをフロア・タムと呼ぶ。現在は音作りの幅が広い両面ヘッドのものが主流だが、かつてはアタック音が明快な片面ヘッドのタイプも多く使われていた。標準的な深さは口径よりもやや小さめで、口径と深さが同じものをスクエア・タイプ、さらにそれよりも深いものを超深胴などと呼ぶこともある。
    • スティック
      ドラムを演奏する際に主に用いられる木などでできた棒。材質・重さ・長さ・太さなどで様々な種類がある。
    • ブラシ
      ジャズなどで、スティックの代わりに用いられるアイテム。見た目が掃除などに使うブラシに似ていて、これでスネアのヘッドを擦るようにすると「シャー、シャー」という音が出る。また、ブラシを使って普通にシンバルやスネアを叩くと、より繊細な音でリズムを刻むことができる。毛先にあたる部分は、スティール・ナイロンでできている。
    • ペダル(フット・ペダル)
      バスドラを叩くためのアイテムで、足で演奏する。キック・ペダルなどとも呼ばれる。

楽器を買うとき

初心者がまずドラムを始める際にまず買わなければならないのはスティックである。あくまで自分の主観ではあるが大体はその後ペダル→スネア→シンバルなどのエフェクト類と購入するという流れが基本である。(ドラムの構造上重要なキック、スネアが最重要であるから)

練習

練習方法は侍が普段やってたりするものをとりあえず載せました。

基礎練習に際しての注意(メトロノームの使い方)

基礎練習(主に個人練習)の際は、極力メトロノームを使いそれにあわせるように演奏すること大切である。メトロノームを練習において使用する際の使い方を簡単に紹介する。まず、メトロノームの選び方であるが、メトロノームは大別すると、振り子型のものと電子音型のものがある。ドラムの場合、生音が非常に大きな楽器であるという特性をもつため、スタジオなどで音を大きくできる電子音型のものを選ぶべきだろう。また、電子音型のメトロノームを購入する際にはクリック音の中心がはっきりしているもの、いろいろなテンポ・拍子・リズムを鳴らすことができるものを選ぶ。これから、紹介する基礎練習などでメトロノーム(クリック)を使って練習する際、リズムが正確に刻めているかどうかは、クリック音が自分の演奏する音によって完全に聞こえなくなるかどうかを基準に判断してほしい。クリックをお持ちの方は試しにBPM=60で4分音符に合わせて手を叩いてみてください。(完全に合っているときはクリック音が聞こえなくなります)自室・スタジオ問わずこの基準のもと練習に取り組んで見てください。

基礎練習(スネア・練習パッドを使ったリズム練習)

  • チェンジアップ
    クリックで4分音符を鳴らしながら、スネア・練習パッドなどを2小節ごと(4分→8分→3連→16分→6連→32分→6連→16分…を繰り返す)BPM=60~80で。利き手→逆の手の順で音符を演奏します。慣れてきたら4分と8分の間に2拍3連(1小節に6回)を組み込んだり、5連、7連などやってみてください。この練習は同じ小節内でいろいろな音符をならせるようになることが目標です。クリックの4分に慣れたら、クリックを8分裏、3連、16分裏で出してやってみたり、左右の手順を逆にしてみてください。
  • ストーンキラーBPM=120くらい~180まで
    クリックを鳴らしながら、右手で8分を1小節→左手で8分を1小節→両手で16分を2小節をひとつのまとまりとし、繰り返す。ちなみにこの練習はフィンガーコントールで行うのが基本。
  • あとうち
    クリックを8分裏で鳴らし、両足は4分でをキープ、利き手でクリックと同じ8分裏を刻む。BPM=126、132、138…208まで行うことであらゆるテンポを感知できるようになるらしい。
  • アクセント練習
    16分音符や3連符の頭や中など機械的に考えられるアクセントの組み合わせを自らつくりクリックに合わせて演奏する。

基礎練習(セットでのリズムパターン練習)

教則本などに載っているリズムパターンをまずは口で「ドチタチドドタチ」などと歌ってみる。これができたら、次はゆっくりセットや素振りなどで両手足の動きをイメージする。こうすることで体の中になれないリズムが体になじんでくる。リズムに慣れたら、実際にスタジオなどでセットで叩いて見る。これができたら、パターンを安定させるためにクリックなどで練習する。フィルインに関しても同様のやり方で対応できる。

コピー曲の練習

実際にバンドでスタジオに入る際の注意をここでは記述することにする。

  • 練習開始時
    まずスタジオには極力遅れない。というのは当たり前のようで特にドラマーには大切なことである。なぜなら、ドラムはスタジオやライブでほぼセットのすべてをレンタルすることになるからだ。ドラムは他の楽器と違いひとつひとつの太鼓で正しいチューニングというものはまず存在しない。また、セットの種類・タムの数・セッティングなどが個人で大きく異なる。このような前提に立った上で、ドラムの音をある程度自分の好み・バンドサウンドになじませる為にはチューニング・セッティングに時間をかけなければならない。だから、ドラマーは練習時間に遅れるようなことはあってはいけないのです!!
  • 練習終了時、ドラムは基本的にスネアのスナッピーはオフにし、ハットは落とす。基本はこれだけ。
    後は、ドラマーは他のメンバーの音を良く聞き、音量の大小などの統一を積極的に指摘しましょう。