IVL 人物志 第14号 Weibo_回忆(Huiyi)

Last-modified: 2023-03-29 (水) 20:02:11

IVL 人物志 第14号 Weibo_回忆(Huiyi) 優しさの中にある強さ

その名が示すように、始まりのCOAⅠから2021年のプロリーグまで数多の試合へと出場し、視聴者へと素晴らしく印象深い「回忆(思い出)」を届けてきた。怒っても悪口を言わない優しく謙虚な大人な男の子で、配信中はファンとの交流が好きな模範的な配信者、豊富な大会経験を擁する優秀なプロ選手。それがWeibo戦隊の選手である回忆(Huiyi)だ。

回忆の始まり

回忆は"オフラインの錦鯉*1"とのあだ名を持つが、この呼び名の由来は2018年に遡る。2018年6月、MFB戦隊の一員としてCOAⅠに参加し初の大会で4位の好成績を収め、これが「幸運の道」の始まりだった。10月、CCNB戦隊に加入し跨平台精英赛に参加し、最終的には3位の成績を獲得した。2019年1月、TZCに加入しCOAⅡのオフライン予選に出場し、最後の敗者復活戦でオフラインへと進んだが、残念ながらベスト16に終わった。19年6月に回忆はAce戦隊に加入し、2019年の両精英赛に参戦し、それぞれ3位、8位の成績を残した。COAⅢのオンライン予選では最初のグループステージで決勝トーナメントへの切符を手に入れ、最終的に3位の成績を獲得した。2020年にWeiboに加入してからも、戦隊の成績は安定してオフラインへと進出し、これらの大会でも「オフラインの錦鯉」の威力を証明してきたが、この事はジョークに過ぎず運以外にもプロ選手としての確な実力で第五人格プロリーグを代表する牽制役として忘れることができないほど印象深いプレイを私たちに見せてくれた。インタビューに対する自己評価も「平々凡々と普通にチェイスした」というだけでファンからは「平々凡々と5台分」とからかわれた。

百に一つの彼

回忆のトレードマークといえば穏だが、なぜみんなからこの印象をもたれているのか。もし以前、誰かがゲームをプレイしている時に怒って他人を罵ることがない人がいると言ったら、私は絶対に信じなかったでしょう。しかし、彼はこのプレイヤーだ。配信中に利敵プレイをしている人と当たっても「ゲームを辞めた方がいい」としか言わず、救助にすら行く。ゲーマーの中でも極めて稀な存在なのだが、それは彼のスキルも関係している。優れた操作で試合内でのチームのレベルを引き上げている。しかし、ファンとの参加型のゲームではエンジョイプレイヤーが多すぎて回导*2もコントロールできない。
「回忆はいつでも信じられる、2階を除いて」とよく言われるが、彼にとって嫌な場所といえば2階だろう。なぜなら試合中に2セット連続で落下攻撃を受け、これはシーズン中にチームメイトへも伝染した。もし回导が完全な実力を発揮するには、2階を削除することが必要だろう。多くの人がハト配信者*3だった時代ですら、模範労働者のような配信者でファンとのチャットのやり取りさえ好きだった。

歳月に裏打ち

eスポーツでは才能のある新人選手が後を経たないが、2018年からのベテランサバイバーとして試合会場や配信でファンに見せているのは実力だけでなく人としての姿勢も含まれている。以前「天地をひっくり返そう。次も応援してください」と語った。多くの人に欠けているのは問題に淡々と向き合う姿勢であり、それを持った彼だからこそをCOAIから現在に至るまで貴重な思い出をみんなに届けることができたのかもれない。長い時が経った、歳月は彼の栄光を証言するだろう。

元画像

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*1 中国で錦鯉は強運の持ち主のこと
*2 ファンは肥导と呼ぶことがあり、回忆との語呂合わせ
*3 約束を守らないこと