IVL 人物志 第27号 Gr_一茶(Tea)

Last-modified: 2022-11-14 (月) 11:20:53

IVL 人物志 第27号 Gr_一茶(Tea) 見慣れた面持ちの再出発

勝利を追いかける道が突然止まり、優勝カップが高く持ち上げられ、空いっぱいに金色の雨が降り、少年たちの笑顔が現れたとき、それが再び物語の始まりであることを知っておくべきだ。チームの再編成、選手の入れ替え、多くの想像はまだ現実ではなく、寂しげな後ろ姿のまま静止する。誰でも、eスポーツの道に足を踏み入れれば、多かれ少なかれ無念を伴うことになる。VE戦隊*1の一茶からいろいろなチームを巡りGrの一茶になるまで、最高の峰を昇ったこともあれば、暗い谷を経験したこともあり、2022年は彼にとって新しいが見慣れている、始まりだ。

高い山と低い谷

オフェンスを得意とする一茶先生は2019年に伝説の“黄埔軍官学校*2”なVE戦隊に加入、そしてチームとともにCOAⅡオンライン予選に出場し、結果的には良い成績は収められなかったが、プロへの第一歩となった。2019年7月、一茶はGr戦隊に加入、チームでIVC夏季精英赛に参加すると、この大会では一茶はチームメイトと一緒に最高の表彰台に立ち優勝し、COAⅢの出場権を獲得した。その後、COAⅢが始まる前に、Gr戦隊は2019NeXT秋季赛とIVC冬季精英赛に出場、NeXT秋季赛では優勝し、初めて“グランドスラム”を達成した中国のチームとなり、IVCでも準優勝という好成績を収めた。しかし、一茶はGr戦隊と共にCOAⅢに参加するのではなく、“昔なじみ”のTVT戦隊に加入することを選んだが、TVTは残念ながら復活戦に留まった。
2020年、第五人格がプロ化を宣言したことにより“最後の試合”と思っていた一茶の考えは変わり、TVTはXROCKに転身した。愛をプロにすることを拒否できなかったため、一茶は正式に“紫の奇跡”の一員となった。2020年から2021年にかけて、このXROCKというチームの最も輝かしい成績はCOAⅣ Global Finalsの3位というものだが、私たちは永遠に“奇跡の色は紫”というスローガンを覚えており、2020秋季IVLでDOU5と対戦した時の「勝とう!」と「瞬間移動にタックルする!」を覚えているだろう*3。以前XROCKのコーチだった小汪は「一茶、あなたは彼に何を練習させたんだい、彼が本当にそれを練習したから、オフェンスというキャラクターが優秀な牽制キャラクターになってしまったじゃないか」と言った。そして、今でもGrの一茶として優れた牽制キャラクターを見せてくれている。ACTとの試合では呪術師の魔像を使い、チームメートの牽制を助け、時間を遅らせ、最終的にはチームの連携で素晴らしい3人通電3人逃げを完成させた*4

外向的な性格

あるサイトでキーワードを検索すると、おそらく彼が生涯で最も削除したいと思っている動画が表示される。その事件については2021年12月21日から話さなければならない。一茶はその日、IVL国全体の選手とファンを引き付けることに成功したが、動画を見た人なら、一茶の笑いと可愛さで頼りになる大きな男の子と再認識するに違いない*5。プライベートでの一茶はイケメンながらそれに似合わない性格を持っていて、ファンたちから「一茶ちゃんと顔を使え!」と呼び捨てにされた。また、司会者の潇潇は生配信で、ある時、一茶がACTのメンバーを発見し、彼らがどのチームなのか大声で尋ねたが、応答がなかったため誰かを捕まえに行ったのが、まるで“社交テロリスト”のようだったという話をした*6

新しい力

すべての少年がステージで望みを叶えられるわけではないかもしれないが、彼らの夢は永遠に色あせない。当初の愛に満ちた心も挫折とでこぼこな経験でさらに熱くなるだろう。過去をやり直すことはできないのなら、過去を新しい力にして、光に向かって前進し、再出発しよう!

元画像

Gr_Tea.jpeg


*1 中国のVE戦隊、一茶はCOAⅡオンライン予選時に所属していた
*2 中国語では黄埔军校。1924年に孫文が設立した中国陸軍の養成学校
*3 この試合の公式VC動画
*4 この試合のアーカイブ(第2ラウンド後半戦)
*5 一茶の酔っぱらい配信のこと、bilibiliにたくさんの動画がアップされているので"一茶醉酒"と検索することをすすめる
*6 この話の切り抜き動画