IVL 人物志 第3号 Gr_皮皮限(ppx)

Last-modified: 2022-08-07 (日) 04:52:16

IVL 人物志 第3号 Gr_皮皮限(ppx) 皮皮限は時代を代表している 

第五人格の選手といえば誰もがまず思い浮かべるのはプレイヤー達から“上古余孽(初期から活躍している選手)”と呼ばれる皮皮限(Gr_ppx)だろう。多くのプレイヤーにとって羨望の的であり、立ち回りやスキルのお手本でもある。チームメイトにとってはギャップ萌えの"团宠(愛されキャラ)"な「瓜瓜限」で、チームを安定させる"强心针(逆境において、ポジティブな影響を与え周りの人を元気付け奮い立たせる)"かつ背中を安心して預けることができるハンターだ。対戦相手にとっては経験豊富な大ベテランで、油断することができない尊敬すべき選手である。MRC_小迪先生の言葉を借りれば、「皮皮限は時代を代表している」。

縁の巡り合わせ

ゲーム内でのハンターランキングに入ったとき、人に紹介され試しにやってみようというつもりで第五人格の配信者となった。そして傑出した技量で人気を博し、当時最も人気のある配信者の一人となりこのゲームにおいて独自の足場を築いた。2018年に第五人格の大会に初参戦したが経験不足からかすぐに敗退してしまった。*1それ以来、自分の中に夢として咲かせたい種を埋めた。その後Grの蓝胖子から誘われてGr戦隊の一員となった。

頭角を現す

2018年、Gr戦隊は虎牙直播(配信サイト)を代表して跨平台精英赛に参加した。結局チームは勝てなかったが、彼はリッパーを使って序盤から完璧な形で立ち回り、多くの人々から注目を集めた。*22019年から2020年までの間、皮皮限はGr戦隊と共にプロとしてのキャリアをスタートした。この1年間でGr戦隊は第五人格の様々な公式大会へ参加し、試合では多くの実績を残した。中でも注目すべきは多くのプレイヤーから愛されているCall of the Abyssにおいて三連覇を成し遂げたことである。皮皮限は卓越したスキルと優れた判断力で戦隊の勝利を助け、次から次へと驚嘆するようなシーンを演出し自身の実力を証明した。COA、IVL、IVS等の大会で数多のMVPに輝き、サバイバーにとって名を聞くだけで震え上がる強大なハンターとなった。

参考データ
大会名Pick数BAN数平均脱落数平均得点4吊率(数)0吊率(数)平以上率
2018跨平台精英赛541222.02.220.0(1)0.0(0)60.0
2019 COAⅡ中国予選421121.751.750.0(0)0.0(0)50.0
2019 COAⅡ本戦372103.334.066.7(2)0.0(0)100.0
2019夏季IVC525003.84.680.0(4)0.0(0)100.0

成功は努力と汗の結晶

これほどの成功を収めたことはもちろん才能だけでなく努力の賜物だ。この努力はみなが知っている彼のトレードマークである。PC版とモバイル版では違いがあり、配信の画面の質のために多くの配信者はPC端末を選択しモバイル端末の使用は及び腰となった。しかし、皮皮限はモバイル端末を使用し続けた。その期間中はサバイバーに長時間チェイスされてしまったが、この経験があったからこそ今の強さがあるのだ。皮皮限はインタビューで「1日に10時間以上このゲームに費やしている」と語っている。その上ランク戦では毎日時間通りに入っていて、チームメイトは「道端でしゃがみながらもランク戦をする」と明かしている。第五人格のプロ化以降は、状態の低迷や調子の波を経験し、かつての「平均4吊りの男」*3はもういないかもしれないが、たゆまぬ努力と不屈の精神こそがチームメイトが不調なときに幾度もチームの流れをかえることができたのだ。

参考データ
選手名試合数平均脱落数平均得点4吊率4吊数0吊平以上率勝率
Gr_皮皮限(2019夏季IVC)203.44.1154170.0140.0(0)9575
ALC_Hash(2020夏季IVC)103.44.280280.080.0(0)8080

期待できる未来

COAⅣ以降かつて敵なしだったGr戦隊は大幅な人員変更を経て、ずっしりとした重圧が皮皮限の双肩に強く圧し掛かっている。チームの低迷期では、疑問や否定的な意見を黙って受け止めてながら、諦めた姿勢を決して見せなかった。21夏季IVLではサバイバーの調子が悪く、不利な局面を覆さなければならないプレッシャーに極まったガードNo26を頼りにチームの得点を稼いだ。以前は"赤ちゃん歩き"とからかわれていたのが“尖管者”*4と呼ばれるほどになった。その裏でどれほどの努力を重ねてきたかは本人のみ知ることだろう。2021 IVS アジア対抗戦では大きな重圧を撥ね退け、優れたスキルを何度も披露し、DOU5を破り決勝に進出した。最後は負けてしまったが再び眩いほどの輝きを見せてくれた。もし皮皮限の今後のプランが「いいプレーをして、より試合に勝つこと」だとしたらスランプを脱出した皮皮限は視聴者にとって今まで以上に眩く映るだろう。がんばれ、若者!向こう側にはまだ栄光がある!

参考データ

彼のボンボンの進歩を20夏季IVLからこの記事が書かれた21夏季までwikiのデータから一緒に辿りましょう!

大会名Pick数BAN数平均脱落数平均得点4吊率(数)0吊率(数)平以上率
20夏季IVLレギュラー500321.41.40.0(0)20.0(1)60.0
20秋季IVLレギュラー501221.81.80.0(0)0.0(0)60.0
20秋季IVLプレイオフ331202.673.033.3(1)0.0(0)100.0
COAⅣ予選403013.254.075.0(3)0.0(0)75.0
COAⅣ本戦111004.05.0100.0(1)0.0(0)100.0
21夏季IVLレギュラー1648712.753.0631.2(5)0.0(0)93.8

元画像

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*1 原文の被迅速淘汰了からVEのハンターとして出場し準優勝したCOA Iではなく、おそらく城市赛か配信サイトの公認大会のことか。VEのチームメイトだった阿福は、このインタビューで述べているように城市赛初出場で優勝した。
*2 跨平台精英赛の記述はあまり正確ではないと思われる。というのも芸者を使って第二シーズンの最終ランキングで2位に入ったが、2018年冬季の蜘蛛リッパー環境では大会シーン(跨平台精英赛,PSL)であまり活躍できていなかった。また、第1セットから積極的に使っていたリッパーも使いこなせていたとは言い難い。この時期の彼は環境に適応するのに苦労していたが、リッパーの最盛期と言えるCOA2や19夏季IVCではデータから分かるように、見事に使いこなしていて、これも彼のたゆまぬ努力の一例と言えるでしょう。
*3 2019夏季IVCでのあだ名で、四吊率を70%も記録している。日本の大会ファンの方はALCの時空の覇者(編集時:FL所属)選手が4吊りbotと解説者から称されていたのを覚えていると思います。
*4 “尖管者” =おそらく尖(極めて優れた)+管者(ハンター)と愛用衣装である「ブリキの木こり」の両義語