IVL 人物志 第9号 Reborn_祈颜(Yan)

Last-modified: 2022-08-15 (月) 19:17:04

IVL 人物志 第9号 Reborn_祈颜(Yan) 瞳に映る輝きは揺るぎない信念

第五人格のドラフト大会で頭角を表しステージ上で自身の名前に因み名付けられた“祈颜夹”に至るまで、この少年が夢を追うために成してきた一歩一歩進む努力の道のりを目撃してきた。しかし、その努力が理想的な成績として報われたわけではない。これこそがステージ上で根気強く勇敢に奮闘しいつも予想外のプレイをする祈颜を見せ、どんな不思議な変化が起こっても納得できるよう思われるのだ。

夢への出航

「言葉で言い表せなく、声を上げず、人知れず力を発揮する、そんな日々は自分が望む人生ではなく、望む人生への道のりだ」これは祈颜がSNSに投稿した一節である。2020年に第五人格のプロ化が発表される前、祈颜はドラフト大会にて、ハンターとして優れたプレイで目覚ましい活躍をした。それでTianba戦隊に加入することを選びプロの舞台に上がって、夢へと通じる大きな扉を開いた。2020年の夏季、秋季IVLに出場したが、戦隊は発足したばかりで連携や団結が足りなかったことに加え、自身はゲーム後半の立ち回りの悪さから成績は理想と程遠かった。その後、COAⅣの中国予選で敗れ復活組に転落、多くの人から本戦に進出するとは思われていなかったが、最後の出場権を得て杭州へと向かった。

努力を注ぎ成長する

COAⅣの大事な試合の前の晩には、チームの選手全員が不眠症になり、ある選手は試合を諦めたとさえ言われている。以前チームは度重なる敗北を経験し若者たちは少し自信が持てなかったため、今回勝利を獲得し、あれほど興奮して互いに強く抱きしめ合った。この勝利は紆余曲折があったものの、努力と練習が成功につながることを彼らに教えてくれた。2021秋季IVLでは祈颜の実力が急激に向上し、「後半の立ち回りがまだ良くない」と話していたが、我々は会場で自身の資質を解き放ち始めた祈颜を見かけた。今季(21秋季IVL)は以前より勝利数が増えたことに加え、キャラクターへの理解も明らかに深まり、十八番の「祈颜挟み(ガラテアの縦石像と横石像の操作)」も幾度となく会場で見られた。その上GGの皮皮虾(ppxia)選手も「祈颜のゲームプレイは向上し、彼の強さは侮れない」と何度も称賛しており、ついにはチームのハンターを任せ、チームメイトをしっかり支えられる選手へと段々と成長した。

青年の瞳に映る光

私たちは祈颜のように時折、自身の内面をSNSで表現し自分を励ます選手を見ているが、夜中に不安から何度も寝返りを打つ姿を目にすることはない。冒頭で話したように全ての努力が望む成績へと結びつくわけではないので、自分の夢のためには、より努力して、さらに一層努力するしかないかもしれない。祈颜は2年間を「ままならない」と話しながらも、夢に向かって一歩一歩揺るぎなく走る後ろ姿が見える。道のりは遥か遠く、だがその瞳に映る確かな輝きを止めることは誰にもできない。

元画像

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