ありがとうサーバー2、こんにちはサーバー3事件

Last-modified: 2020-12-13 (日) 16:41:41

オンラインゲームには複数のサーバーが用意されているゲームもある
同じゲームでもサーバー毎に雰囲気が違うなど、サーバー選択も面白い要素である

アヴァベルオンラインでもサービス開始から6年半年を経過した2020年2月にサーバー2が実装された
露店廃止以降、徐々にユーザー減少が懸念されていた中での実装である
個蟹的にはもっと早く実装した方が良かったのではと思ったのだが、新規ユーザー獲得の起爆剤になってほしいという思いもあった

実装されると、サーバー1よりゆったりとした雰囲気が感じられた
正直、これはこれで良いとも思えた
しかし、予想通りユーザー数の伸び悩みが見られた
サーバー1と比較すると、Gv大会の参加ギルド数も明らかに少なかったりと厳しい状況であった

7周年イベントも間近となった2020年7月8日、サーバー2のサーバー1への統合が告知された
そして、7周年イベントの目玉としてサーバー統合が取り上げられたのだ
「7周年ありがとう、7大キャンペーン」の1つとして「新たな出会い、サーバー統合」と謳われた
世の中、物は言いようという言葉はあれど……統合をキャンペーンというには苦しくないかと多くのユーザーは感じたはずだ

当時、サーバー2のユーザーからは
「半年も経ってないのに、もう統合!?」
「最初からサーバー1でやればよかった」
「育成時間の差を考えると今のメンバーで塔や大会は厳しそう」
「サーバー1のユーザーやギルドに挑戦できる良い機会」
「ユーザー数が少ない上に、特定のギルドに戦力が偏ってるから違う環境に挑戦できる良い機会」
「来るべきものが来た」
という反応があった

今回の件は「残念だがユーザー数を鑑みて已むを得ない」という反応で恙無く終息……となるはずだった
なぜユーザーを納得させられなかったか?

それは同時にサーバー3実装を発表したからだ

サーバーを1つ無くすと同時に1つ増やすという何が何だか分からないアプデだった
サーバー1のユーザーを困惑させながら、サーバー2のユーザーの神経を逆撫でするという迷アプデである
そして、「どうせサーバー3も統合だろう……」と多くのユーザーは感じたのだった

案の定、2020年9月2日にサーバー3のサーバー1への統合が行われた
誕生から1ヶ月半という短命であった

誰しもが「なぜ3つ目を増やした?」と困惑した本件であるが、恐らくユーザー側を見たアプデではなかったというのが真相だと管理蟹は睨んでいる
2019年1月、「アヴァベルプロジェクト」と銘打った事業計画を発表されことと関係している可能性があると考える
姉妹ゲームのルピナス、アヴァベルの転生もののRPG、そしてABX……いずれもコケたと言わざるを得ない事業計画だ
これを受けて「2020年はどうする?」というプレッシャーがあったことは容易に想像できる
相当に苦しい状況である
そして難産の末に出てきた案がサーバー増設ということだったのではないだろうか
具体的には、サーバー2実装でユーザーを増やし、更にサーバー3でユーザーを増やすという絵を描いていたということだ


そして、「新しくゲームを作らずに新しい環境を新規ユーザーに提供できる!これで勝つる!」

……とはならなかった
サーバー2実装での新規ユーザー確保が厳しい状況であるが、サーバー3実装準備は進めてしまっている……中止を提言したら上から何を言われるか分かったものではない
もはや事故が起きると分かっていても止まらない電車みたいなものだ
サーバー3は誕生の意味が分からないまま統合となったが、サーバー3のユーザーから悲痛な叫びが聞こえなかった事は不幸中の幸いと言える
そう、犠牲になったのはサーバー2のユーザーだけだったのだろう……


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