艦艇自慢掲示板2へ
三回か四回消えてます。消さないで。
緒元
緒元 | ||
---|---|---|
立案計画 | 第12次主戦闘艦艇増強計画 | |
竣工工廠 | 帝国都北24番工廠第17番渠 | |
計画艦名 | A84-VⅡMⅠ | |
進水 | 7996年 | |
竣工 | 7998年 | |
全長 | 263m | |
全幅 | 38.9m | |
満載排水量 | 92,592.13t | |
基準排水量 | 85,700t | |
公式排水量 | 89,900t | |
主機関出力 | 360,000馬力 | |
最大速力 | 32.77 | |
巡航速力 | 18.6k't | |
航続距離 | 1,600海里 | |
最大旋回半径 | 223m | |
兵装 | ||
主砲 | 三一号12型45径式460.3号砲 | 4 |
副砲 | 二一号10型50径式203.2号砲 | 8 |
高角砲 | 五号8型40径式127.2号砲 | 18 |
機関砲 | 五号8型80径式37.2号機関砲 | 14 |
機関砲 | 四二号18型52径式40.4号機関砲 | 4 |
進飛砲 | 六号12型120.28号対空進飛砲 | 10 |
装甲 | ||
甲板装甲 | 255mm | |
舷側装甲 | 460mm | |
同型艦 | ||
一番艦 | 恵双 | |
二番艦 | 恵閣 | |
三番艦 | 栄瀬 | |
四番艦 | 恵龍 |
付け足し解説
改装前の三段主砲型は見た目評価で「重心が高い」と言われたため撤廃しております。みたい方の為に画像と緒元を付け足しておきます。
緒元 | ||
---|---|---|
立案計画 | 第12次主力艦艇増強計画A-140V2M | |
竣工工廠 | 帝国都北工廠17番渠 | |
進水 | 7996年 | |
竣工 | 7998年 | |
全長 | 263m | |
全幅 | 38.9m | |
満載排水量 | 92,592.13t | |
基準排水量 | 85,700t | |
公式排水量 | 89,900t | |
主機関出力 | 360,000馬力 | |
最大速力 | 32.77 | |
巡航速力 | 18.6k't | |
航続距離 | 16,000海里 | |
最大旋回半径 | 223m | |
兵装 | ||
主砲 | 三一号12型45径式460.3号砲 | 5 |
副砲 | 二一号10型50径式203.2号砲 | 12 |
砲 | 一一号14型37径式127.2号両用砲 | 6 |
高角砲 | 五号8型40径式127.2号砲 | 12 |
機関砲 | 五号8型80径式37.2号機関砲 | 16 |
機関砲 | 四二号18型52径式40.4号機関砲 | 10 |
進飛砲 | 六号12型120.28号対空進飛砲 | 6 |
装甲 | ||
甲板装甲 | 194mm | |
舷側装甲 | 415mm |
解説
- 恵双型一番艦 恵双。
第12次主戦闘艦艇増強計画で立案された、対戦艦、重巡洋艦を想定した戦艦。世界最高の戦闘性能を目指して計画、建造された。第12次主戦闘艦増強計画で計画された、「仮想敵国艦に対応する主砲威力、対重巡以下の副砲、艦隊を防御可能な防空能力、高い堪航性、従来同様の高速力」を満たす設計で作られている。また、この計画の前から副砲に重巡洋艦クラスの砲を搭載する戦艦の構想があり、すでに軽巡洋艦の主砲を搭載した戦艦が存在していた(なお搭載は二、三基で終わっている)。計画では三番艦、計画番号—MⅢまでがあった。これは従来同様に運用、整備、補用の三役を満たすためであった。 - 装甲
根本的には対46㎝を基準とした装甲がメインで、次に対巡洋戦艦クラス、重巡クラス、と段階を踏んで配置されている。装甲は大量の弾薬を備蓄するために非常に堅牢となった。主機械室、弾薬庫は個々がハニカム装甲構造を取り入れた隔壁で分離されている。主砲塔正面410mm、天蓋360mmを持ち、バーベット310mm、主砲上部は分厚い装甲版と中空装甲、ハニカム装甲を組み合わせた高い耐弾性の装甲を持つ。司令塔はさらにこれを強化したもので、最大510mmの厚さがあった。煙路、艦橋は段ボールを参考とした装甲版を張っており、比較的高い耐弾性を持ちつつも軽量だった。副砲塔も対35.6㎝装甲を持ち、対艦戦闘においては理論上世界トップクラスだった。舷側は330mmを中空装甲や蜂の巣装甲で増強、20度の傾斜がつけられており、甲板も同じような装甲方式を取った。また、接合に関しても重量、耐弾性に優れた溶接構造を採用し、これまでより装甲重量比も幾分軽くなっていた。 - 武装
主砲は仮想敵国の装甲性能と同列、もしくはそれ以上とされ、主砲は設計時最強の46㎝砲が搭載。副砲は30.5㎝の案もあったが、重量、取り回しの関係で20.3㎝となった。ただし装甲は強化され、対35.6㎝砲装甲がなされた。また、対空戦闘が可能な両用砲郭を採用。主砲は4基か5基、副砲は6基、8基、10基、12基の案が存在し、対空武装の搭載や復元性の都合もあって主砲4と副砲8となった。他は主砲と副砲のみが対艦戦闘とされていたため、純粋に対空戦闘性能で選出された。これらは改装の度強化、増強された。また、のちに多身同填式装填機構の開発で主砲、副砲の速射力は強化された。実際の戦闘性能は重巡1、戦艦1を足し合わせたようなものだった。 - 速力
これまでの艦と同じ30超の速力が求められたが、重量などから馬力がこれまでより大きくなることは誰にでもわかったであろう。その分主缶は強力で多くなり、必要燃料も多くなる。しかし、あまりに多い燃料消費は作戦遂行や弾薬、ひいては安全面で問題があった。そのためこの部分の研究には長い時間を要した。ただしこの結果計画より長い航続距離を獲得したため、金食い虫で終わらなかったことは幸運といえよう。 - その他
戦闘距離の変化から、艦橋高は40mに達し、かなり目立った。測距機の上には改装で電探が設置されたが、当初の性能は悪く、信頼性はかなり低かった。
起工は秘匿性の観点から帝国都北に位置する工廠で行われ、建造の際は作業員を仮設置の寄宿舎に泊まらせるなど、少々手抜き感はあったが徹底されていた。 - 建造に当たってはブロック工法、溶接組立などが取り入れられた。そのためそれまで起工式で行われていたキールの打ち込みは当艦では行われず、代わりに艦低部のブロックを溶接する工程が起工式の行程となった。建造に当たって重量の問題があったため、ほとんどの船体設備の設置をドック内で終了させることが計画されていた。進水後に搭載されたものは司令塔を除く艦橋などと言った上構、兵装のみだった。
公試運転は帝国都北、ホールドコーストで三回に渡り実施された。第一回公試運転では最大速力を、第二次公試運転では旋回性能を、そして第三次公試運転では主砲の確認が行われた(発砲を含めた正常な動作をするかが確認された)。この時最大速力33k'tを記録し、旋回半径は223mだった。 - 改装(主要なもの)
8017第一次改装
第一次改装ではライセンス生産品の40.4号機関砲を追加搭載、電探を増設した。水密鋼管で水雷防御を向上させ、構造そのものも強化された。艦尾には防雷網の設置設備が増設されたが、これはあまり効果のない対策であった。
8022第二次改装
第二次改装ではさらなる機関砲増強、換装が行われ、電探は最新型に換装、艦橋付近の機銃増設、主砲上銃座新設であった。また、高角砲の改修で旋回、仰俯性能が上昇し、当時の帝国海軍中最高峰の対空火力を持った。
8031第三次改装
第三次改装では主砲副砲の自動化が行われた。強制冷却器の開発で砲身自体の耐熱性が増し、砲身内筒の素材変更で換装所要弾数は大きく上昇。8004年製の副砲は新鋭イージス艦張りの弾幕を、主砲ですら他国中口径速射砲に匹敵する高レートを獲得(副砲52-62発/分、主砲6-7発/分)。これに伴って高角砲はほとんどが防爆砲架を増設し埋め込み式に、40.4号ほか機関砲、対空ロケットは移設または防爆砲架増設の対応をとった。
8057第四次改装
第四次改装、俗称現役復帰改装ではセラミック装甲が追加装備された。兵装の自動化もあって輸送任務も兼任可能だった本艦をミサイル戦艦へと変貌させる大型の改装だった。計画としてほとんどの装甲の強化、一部装甲の換装、サイドスラスターの設置、艦首球状船首内のソナー換装、長らく主役であり続けたボイラー・タービンのガスタービンエンジンへの換装、ミサイルシステムやVLSの搭載であった。結果として実戦で一発二発程度のミサイルの被弾ではびくともしない堪航性を見せ、主砲戦闘でも圧倒的な速射力で勝利した。ただし水上艦としての弱点、潜水艦はミサイル意外での攻撃手段を持たなかったため、戦闘において駆逐艦は必須であった。
8060第五次改装では艦首魚雷発射管、艦尾魚雷発射管の新設、舷側部ソナーの設置だった。主に対潜能力を高めることを目的とした改装だったが、水雷戦も可能となった
艦歴
7998年年に竣工し、各種訓練を終えた当艦は、8005年12月に第12砲戦艦隊に配備され、先輩にあたる46cm砲艦「襲閣」から艦隊本部を委譲、正式に旗艦となった。
-北リュニッツ沖夜戦-
この頃外交問題から帝国とリオザスト連邦で対立が強まっていたため、リオザストに最も近い海域のリュニッツで定期訓練を繰り返して待機した。宣戦布告の通達された8006年2月13日に出撃命令が出され、当艦は初めての実戦を経験することとなった。
3月15日未明に、連邦の艦艇と会敵。この時の連邦側編成は戦艦8、重巡14、その他多数という大艦隊だった。対して帝国艦隊側は戦艦「襲閣」「恵双」を含む戦艦6、重巡3であった。
射程で大幅に有利だった「襲閣」および「恵双」は、観測機を用いて最大射程から発砲していた。そのためそれまでのような一般的な夜戦と違い、昼戦と同じような射程で砲撃された連邦側は発砲元が分からず混乱した。この時すでに爆風で重巡一隻に微々たるものの損害が出ていた。第二射で軽巡に至近弾が発生し、浸水が発生した。
その後、両艦は発砲を続けたものの、夜戦、さらに初めての実戦ということもあり、奇跡の至近弾以外の命中弾はなかった。
リオザスト連邦側は発砲元を特定し、ほとんどの艦を撤退させる選択を取った。そのため軽巡中破以外に損害はほとんどなかった。ただし重巡3含む水雷戦隊を出撃させており、迎撃の体制を取った。これを誤認した観測機は「戦艦3他支援艦艇多数」と打電したため、第12砲戦艦隊は敵が水雷戦隊であると認識せず、距離を詰めた。
第12砲戦艦隊が敵水雷戦隊を捉えたのはそれから15分ほど後であった。敵が戦艦であると認識していたため、46cm砲を早々から発射していた。至近弾などはなかったものの、戦艦「襲閣」と着弾音がほとんど同じであったことから当艦の概要が早くも敵に渡り始めることになり、結果として後の作戦に影響を及ぼした。
第12砲戦艦隊が敵を水雷戦隊と認識したのは、46cm砲の命中弾だった。命中一発で戦艦と認識していた敵が轟沈したことから、敵が重巡洋艦以下の艦艇である水雷戦隊と判断されたが、雷撃の回避はできず、重巡1軽巡3それぞれ中破の損害を出した。当艦自体も高い水雷防御で盾となって5本被雷し、一部区画が浸水した。盾となったことで貧弱な小型艦艇は守られたが、当艦はこの海戦の後修理に帰投する羽目となった。また、命中精度も低下し、この海戦で得た戦果は当艦副砲命中14発、撃沈1だった。敵水雷戦隊は全滅させたものの、戦果からして満足の行くものではなかった。
-西プロアノス沖海戦-
修復を終えた当艦は、5月2日に本隊と合流した。この本隊の内容は第12砲戦艦隊、第一水雷戦隊、第四機動戦隊、第10補用砲戦艦隊の戦艦9、重巡12、軽巡22(超重雷装艦含む)、駆逐34、空母8の大艦隊であった。「恵双」は本隊仮本部を撤去し、艦隊旗艦として再び行動を開始した。元々出撃した理由は連邦の主力工廠の破壊にあり、再計画されたビュール計画(連邦領プロアノス工廠の艦砲射撃作戦)へ向けて翌週9日には出撃。7月末には工廠を叩ける計画だった。
その途上で潜水艦と遭遇したため、「襲閣」が主砲を威嚇射撃。また、駆逐艦が煙幕を張って「恵双」の存在を隠した。双方は結局互いに接敵することはなかった。ただし作戦の進行方向は諜報されたため、北リュニッツで早くも第二の46cm砲の存在を考えていた連邦側は空母4、戦艦12重巡22以下多数を迎撃艦隊として送り出した。
7月15日にプロアノス沖西240kmに迫った艦隊を迎撃すべく出撃していた連邦側は、帝国艦隊よりも一足早く敵を発見していた。ただし射程は全く届いておらず、空母から雷撃機を出撃させた。
偵察機を撃墜することは対空砲の無駄撃ちとして制止された。この地点ですでに「恵双」の存在を隠すことは必要ではなくなっていたからである。帝国側は対空戦闘用意で敵機を待った。また、戦闘機も出撃したが、これは帝国の迎撃特化戦闘機であった。
敵戦闘機郡と会敵すると、全戦艦は主砲での対空射撃に移行した。「恵双」を含めた戦艦の対空火力は瞬間的に見れば非常に高く、一連の射撃で半数に及ぶ航空機を撃墜した。さらに迎撃特化戦闘機が迎撃し、僅かな攻撃機体を残して敵戦闘機郡は壊滅となった。
「恵双」含む帝国側はその後二度に渡る空襲を受けた。これにより重巡が中破し、空母は一隻が発着不能となった。航行自体は可能だったため一部弾薬を本隊に渡しつつ撤退し、本隊はついに西プロアノス沖140kmで椄敵。「恵双」の初めての対艦実戦砲撃となった。
第五射で早くも至近を出した本艦の射撃を皮切りにして、一撃にして敵の前部砲塔2基を動作不可能に、たった5発で弾薬庫を射抜き、敵艦を轟沈させた(ただし相手は巡洋戦艦なのでマトモな結果と言える)。重巡洋艦二隻に等しい副砲火力は敵の接近を許さず、ほとんどアウトレンジに近い一方的な戦いで支援艦艇の殆どを殲滅。敵戦艦隊は降伏し、先に撤退した重巡、空母と合流して本国へ帰投した。結果としてビュール作戦は成功し、海域の確保に伴って地理的要因からリオザストは講和した。
-ヴィステルアーク空襲迎撃戦-
講和にたいして保守思想の強いリオザスト上層は命令違反を犯して帝国艦隊の停泊予定地、ヴィステルアークに空襲を命じた。M4フォノー戦略爆撃機といった大型爆撃機から、果ては4世代も遡った航空機まで動員された。発進地から近いこともあり、迎撃機を出すこともできなかった帝国艦隊の個艦防空性能が要となった。
帝国における艦艇の防空思想は比較的充実してはいたが、対艦を主眼に置いた設計のために「恵双」を除くほとんどの艦艇は防空に何らかの不備を抱えていた。結果的にヴルガ級軽巡洋艦が沈没、重巡3隻が主砲破損などの深刻な被害を受けた。「恵双」は掃射によって乗員17名、爆弾で艦橋付近の高角砲2基が粉砕され海没した。
-カルシュベール戦役-
カルシュベール海域における海賊集団との戦闘で、世界的にも珍しく帝国が戦艦隊を用いて海賊を殲滅した数少ない例である。
コメント
古いコメントです。もう消さないで…
- み、見ないうちになんだこのガチガチ設定…… -- 2023-10-06 (金) 00:27:26
- すげぇ -- 2023-10-06 (金) 07:09:25
- 設定すごいし艦もかっこいい -- 2023-10-11 (水) 21:24:06
- 架空でありながら"史実"とは これ如何に -- 2023-12-11 (月) 04:54:31
- 架空艦の経歴についての文だし、「史実」よりも「戦歴」とかの方がしっくりくると思う。 -- 2024-01-13 (土) 15:36:25
- そうしておきます。アドバイスありがとうございます。 -- 2024-01-14 (日) 13:13:20
- 艦尾側からの写真上げてください。見たいです。 -- 2024-01-14 (日) 16:49:11
- 了解 -- 2024-01-14 (日) 19:03:59
- ありがとう。格好ええな。 -- 2024-01-14 (日) 19:52:14
これからのコメント
- 愛しの岡谷さんへ、一番乗りコメントいただきます -- 2024-04-01 (月) 22:57:03
- 岡谷です。恵双型の編集者です。ありがとう(名前は分かってるので伏せる) -- 2024-04-01 (月) 22:59:01