白膿

Last-modified: 2020-10-11 (日) 17:49:38

大相撲の横綱・白鵬翔(本名:ムンフバティーン・ダワージャルガル、現在は日本国籍を取得済み)の蔑称。

由来

白鵬は、通算最多勝利、年間最多勝利、最多優勝など、数多くの記録を保持する平成の大横綱である。同じくモンゴル出身でダーティなイメージのあったドルジこと朝青龍明徳に対して、ライバル白鵬は誠実で善人というキャラ付けが行われ、なんJを含めて人気力士の一人であった。

ところが、2017年10月25日に起こった横綱・日馬富士(伊勢ヶ浜部屋)の貴ノ岩(貴乃花部屋)への暴行事件をきっかけとして評価が一変する。問題が発覚し、日馬富士と貴ノ岩の出場が見送られた九州場所で白鵬は見事優勝。優勝インタビューで「膿を出し切って日馬富士と貴ノ岩を再び土俵に上げたい」と述べ、観客に万歳三唱を促す。観客はこれに応じて万歳をし、大団円かと思いきや……。

なんJを含めたインターネット上では、事件の隠蔽を図った相撲協会と並び、横綱・白鵬が加害者の日馬富士以上にバッシングを受けることになってしまう。というのも、白鵬自身も暴行現場に同席しており、しかも暴行の発端は白鵬が貴ノ岩に説教をしていたことだったのである。さらに、週刊新潮や週刊文春の報道では、「白鵬が貴ノ岩に八百長を持ち掛けたが、貴ノ岩がこれを無視して白鵬に勝利し、『俺は実力で白鵬を破った。八百長力士の時代は終わりだ』と吹聴していたことが白鵬の説教の原因」との疑惑まで出てしまう。こうなると、白鵬も立派な事件の関係者の一人であり、優勝インタビューでの万歳三唱はさすがに軽率すぎるのではないかと言われることになったのだ。

そして、同インタビューの中での白鵬の発言「(相撲協会の)膿*1を出し切る」に対して、「白鵬自身も膿の一人ではないか」との物言いが付き、鵬と膿の字面が似ていたことから白膿との蔑称が誕生した。

関連記事

白鵬に厳重注意 優勝インタビュー問題視

横綱・白鵬(宮城野部屋)は両国国技館での理事会に呼び出しを受け、師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)とともに厳重注意を受けた。

九州場所千秋楽の優勝インタビューで「場所後に真実を話し、膿(うみ)を出し切って日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵に上げてあげたいなと思います」と発言したことが問題視され、観客に万歳三唱を要求したことを含めて八角*2理事長から「横綱の品格に関わる問題で今後は慎むように」と指摘された。

その後

白鵬の願いも虚しく日馬富士は一連の事件の責任をとる形で11月29日に引退を表明。
一方の貴ノ岩は怪我が治り復帰するも、自身も付け人へ暴行*3を行い、この責任をとって2018年12月に引退を表明、さらに師匠の貴乃花親方も独断で内閣府に告発状を提出するなど終始協会サイドと対立し続けた結果、退職に追い込まれ貴乃花部屋は消滅というどうしようもない結末に相成った。
この一連の問題の対応で日本相撲協会は国民に対して大々的に無能ぶりを晒した上、近年における力士個人の不祥事以外だけでも暴力団員の観戦騒動や野球賭博問題、八百長問題など多数の不祥事を起こしてきており、それに対する処理に関して閉鎖的なムードが漂っていたことも重なって今回の事件は相撲の今後に暗い影を落とす結果となった。
なんJでは「(既にモンゴル人力士が相撲界を席巻していることもあって)日本の国技は既に相撲ではなく野球」との主張がなされることもある。

関連項目



Tag: 相撲 蔑称


*1 反貴乃花の急先鋒かつ白鵬寄りのリテラは白鵬発言は貴乃花親方・元顧問のK氏・貴乃花部屋の最大の支援者であるT氏のことを指していたと指摘
*2 元横綱・北勝海
*3 一説には、母国モンゴルではヒーロー扱いされている日馬富士を引退に追い込ませたことで(被害者であるにもかかわらず)猛バッシングを浴び、その対象が自身だけでなく騒動とは一切関係の無い家族にまで及んでいたことで、精神的に追い詰められていたのではないかとも言われている。いかなる理由があろうと暴行は論外であるが。