2021年5月25日~27日の交流戦・DeNA対オリックス3連戦(横浜スタジアム)における総スコア。
概要
新型コロナウイルスの影響で2年ぶりに開催された交流戦の開幕カード。このカードの先発陣は第1戦のマイケル・ピープルズ(DeNA)と第2戦の宮城大弥(オリックス)を除いて全く仕事ができず、序盤から大量失点を繰り返す展開に。後続の中継ぎも次々と打ち込まれてしまい、全試合が馬鹿試合となった。
試合結果
第1戦
2021年5月25日(火) 横浜 1回戦(DeNA1勝0敗0分) |
---|
試合時間2:58(開始17:45 終了20:43) 入場者4,958 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 3 | 11 | 0 | |
DeNA | 0 | 3 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 2 | X | 10 | 12 | 0 |
バッテリー | オ | ●山岡(2勝4敗)、金田、比嘉、K-鈴木、村西、山田-若月、頓宮 |
---|---|---|
De | ○ピーブルズ(2勝1敗)、石田、国吉-伊藤光 | |
本塁打 | オ | 吉田正10号(2) |
De | 宮崎5号(2)、大和1号(1)、ソト6号(2)、7号(1)、佐野5号(2) |
オリックスの山岡泰輔は2回裏、タイラー・オースティンにヒットを打たれると、続く宮﨑敏郎に2ランホームラン、大和にソロホームランを打たれこの回3失点。4回にもネフタリ・ソトに2ランホームランを浴び、4回5失点3被弾で降板となった。
その後、2番手として上がった金田和之も佐野恵太から2ランホームラン、ソトからこの日2本目となるソロホームランを被弾。
一方、DeNA先発・マイケル・ピープルズは7回を1失点にまとめHQSと好投。2番手・石田健大が吉田正尚に2ランホームランを浴びたが、その裏に桑原将志が2点タイムリー二塁打*1を放ち10点目。最終回は国吉佑樹が走者を出しつつも3三振で締めた。
第2戦
2021年5月26日(水) 横浜 2回戦(DeNA1勝1敗0分) |
---|
試合時間3:30(開始17:45 終了21:15) 入場者4,963 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オリックス | 2 | 5 | 0 | 3 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 14 | 18 | 0 | |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 5 | 9 | 2 |
バッテリー | オ | ○宮城(5勝0敗)、比嘉、能見、漆原-伏見 |
---|---|---|
De | ●大貫(1勝5敗)、中川、平田、三上、砂田-伊藤光、嶺井 | |
本塁打 | オ | T-岡田5号(2) |
De | オースティン7号(2)、神里3号(1)、知野1号(1) |
初回、DeNA先発・大貫晋一は吉田正に先制タイムリーを許し、更に押し出しもあっていきなり2失点。2回も吉田正から2打席連続タイムリーを浴び、1回1/3で早々に降板。すると2番手・中川虎大に交代した直後には宮崎の野選で1点が加わり、2アウトまでこぎつけたがスティーブン・モヤの当たりを桑原が落球。痛恨の走者一掃3点タイムリーエラーとなってしまった。
一方のオリックス先発・宮城大弥はオースティンから2ランホームランを浴びたものの、6回3失点とQSを達成。打線も攻撃の手を緩めることなく、7回までに14点を奪い大量リードに成功。
何とか反撃を見せたいDeNAは8回に途中出場の神里和毅が、9回には同表から出場していた知野直人がそれぞれソロ本塁打を放つものの、大差を覆せるはずもなく惨敗となった。
第3戦
2021年5月27日(木) 横浜 3回戦(DeNA2勝1敗0分) |
---|
試合時間3:37(開始17:45 終了21:22) 入場者4,883 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オリックス | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 8 | 11 | 0 | |
DeNA | 4 | 0 | 3 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | X | 11 | 15 | 1 |
バッテリー | オ | ●張(0勝1敗)、竹安、漆原、金田-頓宮 |
---|---|---|
De | ロメロ、○石田(1勝0敗)、三上、H砂田、Hエスコバー、H山崎、三嶋-伊藤光 | |
本塁打 | オ | 吉田正11号(2)、T-岡田6号(1) |
De | 神里4号(1)、ソト8号(3)、9号(1) |
DeNA先発・フェルナンド・ロメロは初回、いきなり吉田正から2ランホームランを被弾するなど4回途中6失点。一方のオリックス先発・張奕も神里から先頭打者ホームラン、ソトから3ランホームランを被弾するなどで3回途中7失点と、この日はお互いの先発が早々にKOされるという典型的な馬鹿試合となった。
オリックスは6回、T-岡田のソロホームランで1点を返すと、その裏、DeNAはソトのこの日2本目となるソロホームランを放ち、1点を追加。8回裏にDeNAはソトの犠牲フライで更にもう1点を加えた。
オリックスは9回、DeNAの守護神・三嶋一輝を攻めたが、田中俊太のエラーの間に1点を返すに留まり、3三振でゲームセットとなった。
総スコア・まとめ
試合 | スコア (DeNA-オリックス) |
---|---|
総スコア | 26-25 |
1 | 10-3 |
2 | 5-14 |
3 | 11-8 |
さらに特筆すべき事として
- 両軍合わせて計76安打51得点、15本塁打
- オリックス、3試合ですべて2桁安打、DeNAも3試合すべて9安打以上
- DeNA、1試合5本塁打(第1戦)
- 他の試合が全て3点差以内での決着の中、唯一の9点差決着(第2戦)
- 両先発が4回を投げ切れない(第3戦)
- オリックス登板投手全員失点(第3戦)
- DeNAソト、3試合で4本塁打*2
と、プロ野球とは思えない凄まじい展開となり、「このカードだけボールが違う」「合同打撃練習」などとネタにされた。
その後
横浜DeNAベイスターズ
交流戦のDeNAはこのカードで打線と投手陣に火が付いたのか投打ともに凄まじいアチアチっぷりを披露。
特に、6月4日~6日のロッテ戦(横浜)では、
試合 | スコア (DeNA-ロッテ) |
---|---|
総スコア | 22-23 |
1 | 7-11 |
2 | 11-9 |
3 | 4x-3 |
と、(3戦目こそサヨナラであれ得点的には物足りなかったが)3戦合計で67安打11本塁打45得点とオリックス戦に匹敵する打撃戦が展開された。ちなみに本カードはDeNAが2勝1敗と勝ち越しているが、得点合計は(De)22-23(ロ)とロッテの方が多い。
このような有り様だったため交流戦の先行きを心配されたが杞憂に終わり、DeNAは最終的に91得点(全球団2位)、93失点(同ワースト)で4カードを勝ち越し過去最高タイ*3の交流戦3位(9勝6敗3分)となった。
なお、リーグ戦再開直後の6月18~20日に行われた広島戦(東京ドーム*4)でも両面で燃えまくり、
試合 | スコア (DeNA-広島) |
---|---|
総スコア | 25-27 |
1 | 4-7 |
2 | 11-12 |
3 | 10-8 |
というまたも馬鹿カードを演じた模様*5。
オリックス・バファローズ
オリックスに至ってはこのカード以降打撃が憑き物が落ちたようにアチアチになり、元より強い投手陣も奮闘した結果、残り5カードをすべて勝ち越し交流戦優勝(12勝5敗1分)、総得点はDeNAをも越える96得点(70失点)を記録した。
上昇気流に乗ったチームはリーグ戦再開後も好調を維持し、阪急以来となる37年振りの11連勝を記録するなど快進撃は続き、最終的に25年ぶりのリーグ優勝を果たした。特に、第2戦と第3戦でホームランを放ったT-岡田がこれをきっかけにここ数年の不調から抜け出したため、「優勝のターニングポイント」「優勝は横浜のおかげ」と感謝する声が多く聞かれた。
AA
______ |←交流戦 | こいつと打ち合いするの楽しいンゴwwwwwww  ̄| | ̄ ̄ ̄ ┗(^檻^ )┳(*^○^*)┓三 | | ┏ ┗ ┏ ┗ 三  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ○○○ ○○○○○○○ 三┏( *^○^*)┛ ┏( ^檻^)┛ 三 ┛ ┓ ┛ ┓  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
関連項目
- 馬鹿試合
- 横浜再生工場
- こいついっぱい貯金持ってるンゴww…AAの元ネタ。
- 32-35