ドラゴンスレイヤー

Last-modified: 2022-09-20 (火) 23:08:51

広島東洋カープ・栗林良吏の異名。
栗林のプロ入りまでの経緯(後述)と対中日戦成績などから命名された。


概要

栗林はアマ時代、愛知黎明高から名城大*1を経てトヨタ自動車へ入社。1年目からエース格の活躍で社会人選抜チームにも選ばれた実力の持ち主であった。
社会人ナンバーワンの呼び声も高く2020年ドラフトで1位指名は確実とされた栗林であったが、かねてより地元の中日ファンであった事を以前から公表するなど中日ドラゴンズへの入団を熱望していた*2

迎えたドラフト当日、栗林に真っ先に入札したのは広島(3番目)。対して中日(10番目)が1位入札したのは同じ愛知県出身で同じ投手の中京大中京高校・髙橋宏斗*3であったため、この時点で栗林の中日入団の可能性は消滅した。

この様子はドラフト中継でも放送されており、インタビューで笑顔を見せる高橋や同じく相思相愛の末指名された伊藤大海(日本ハム)*4とは対象的に呆然とし悲しみに包まれる栗林の表情が話題となった。


その後

心配された栗林であったが無事に広島へ入団。新人ながらクローザーとして抜擢されると、開幕カード2戦目の因縁の中日ドラゴンズ戦で9回裏をピシャリ三者凡退。皮肉にもプロ初セーブを挙げる。

栗林はこれを皮切りに快投を重ね、6月13日までに22試合無失点前半戦防御率0.53、更には東京オリンピックで全5試合に登板し2勝3セーブ、そして胴上げ投手と期待に違わぬ大活躍で新人ながら絶対的な守護神として降臨。後半戦こそセーブ機会の少なさから登板に恵まれなかったものの最終的に新人としては山崎康晃に並ぶ最多記録の37セーブ防御率は0.86と好成績を残し、牧秀悟らとセリーグ最優秀新人賞の座を争い、最終的には大差をつけて新人王を受賞した。
また中日戦では対戦チーム別で最多の13試合に登板しながらも防御率0.00、奪三振率14.85、WHIP0.30と鬼気迫るものを残した*5

なおオールスターに出場した際、中日の野球帽にオールスターに出場した中日選手*6サインを書いてもらう*7、オフにドラゴンズの情報番組に出演する*8等、現在も中日ファンではある模様*9

ドラゴンスレイヤー、陥落

2022年も抑えを務めていた栗林だったが、前年までと打って変わってオープン戦から不安定な投球が続く。


そして2022年4月2日の中日ドラゴンズ戦(バンテリンドーム ナゴヤ)にて味方が勝ち越した後の12回裏に登板したが、1死後走者無しから9番の溝脇隼人に四球を出したあと、大島洋平にタイムリー3ベースを打たれプロ初めてのセーブ失敗。続く岡林勇希の当たりは内野ゴロだったが、3塁ランナーはアウトにできず、中日のシーズン初のサヨナラ勝利を演出することとなった*10
さらに同年9月20日の中日ドラゴンズ戦(マツダスタジアム)でも10回表の同点の場面で登板し、回またぎした際にも岡林とダヤン・ビシエドにタイムリーを浴びて敗戦投手となったため今シーズンの2敗とも中日から打たれた結果となってしまった。

画像

ドラゴンズブルーの血が流れる栗林



こちらは2018年のもの。


脳を破壊される栗林





ドラゴンスレイヤー栗林



オフの番組で本音と中日に対する率直な印象を語る栗林*11





関連項目


*1 大学時にプロ志望届を提出しており、ドラフト2位以内であればプロ入り、3位以降なら社会人野球と明言しており、生憎指名漏れとなった。
*2 中日もリストアップしていた様子。参考:https://draftrepo.blog.fc2.com/blog-entry-4331.html
*3 ちなみに髙橋も中日ファンを公言している
*4 伊藤は地元北海道出身の日ハムファンである。
*5 シーズン成績は防御率0.86、奪三振率13.93、WHIP0.97。
*6 柳裕也、又吉克樹、木下拓哉、ダヤン・ビシエド、大島洋平の5人
*7 翌年もオールスターに出場し、トヨタの先輩である中日の木下が打席に立った際にはベンチにてKINOTAKUのタオルを掲げて応援していた。ちなみにキノタクは木下の愛称。
*8 大島洋平への質問の動画出演やトヨタ自動車OB繋がりで吉見一起、木下拓哉、祖父江大輔との企画に出演するなど。特に前者は「メダリスト」という紹介だっため、大野雄大が登場すると思っていた大島を驚かせた。
*9 オリンピック期間中、中日から選出された大野雄大と行動をよく共にしていたらしく、「栗林くんはドラゴンズについてめちゃくちゃ詳しかった」と後に大野は語っている。
*10 奇しくもこの日の試合は、ドラゴンズファン向けイベント試合のひとつである、「FCスペシャルデー」であった。
*11 2021年シーズンのチーム打率は広島がリーグトップの.264であるのに対して中日はリーグワーストの.237。さらに中日は他の打撃指標も軒並みリーグワーストと貧打に陥り、大野雄大をはじめとする投手陣が深刻なムエンゴに苦しめられるシーズンとなったため、中日ファンの栗林からこのような発言が出るのも残当と言える。なお、栗林は上述の通り初のセーブ失敗は中日相手であり、ある意味因果応報とも言える結果となった。