- 12球団が本拠地としている「専用球場
」と呼ばれるもの。
- 専用球場以外で、勝率が極端に高い球場のこと。本項はこちらを説明する。
概要 
専用球場での試合は「移動の負担がほとんどない」「地元ファンが訪れやすいので自然と声援が大きくなる」などの理由から有利になると言われている。
しかし中には専用球場で連敗を重ねたり、ビジターの特定球場だけ勝率が極端に高いケースも見られることから、専用球場を本拠地として扱わないネタが生まれた。
虎の本拠地・ハマスタ 
ベイスターズは2012年に親会社がDeNAに変わったのを機に暗黒期から脱出。Aクラス争いの常連チームになるが、阪神だけは2020年現在も相性が悪く*1、甲子園球場では善戦できても横浜スタジアム(と京セラドーム大阪)では敗戦を重ね続けている。
この相性の悪さは深刻であり、横浜スタジアムにおける阪神戦のカード勝ち越しが2015年9月から2019年7月まで4年近く遠ざかっていたというところからも伺える。また下記に示したように、ラミレス政権でのハマスタ成績はパ・リーグにさえ勝ち越しており、阪神戦を除くと勝率6割超えとかなり良いが、阪神だけは勝率.334を切るほどである。
また阪神も横浜スタジアムと、準本拠地である京セラドーム大阪でこそ高い勝率を誇るが*2、2016年頃からはこの2つ以外の球場での勝率が悪い傾向が目立ち始め、挙げ句福留孝介に「横浜スタジアム大好き」と公言されるなどの理由から、ハマスタが本拠地扱いされたり、甲子園から移転しろと言われることもある。
2019年以降 
DeNAはホーム試合で阪神にのみ負け越し*3、しかも阪神が最終試合で逆転3位になる。CS1stは「2年前と違って両チーム本拠地」「DeNA初の本拠地開催が一転して地獄へ変貌」などと言われ、阪神ファンの歓声とDeNAファンの悲鳴が聞かれた。
そのCS1stも、1戦目は阪神・西勇輝に1アウトも取らせずKOするも大逆転負け*42戦目もDeNA守護神・山崎康晃が抑え5年目にして福留に同点弾を初めて浴びる*5など、呪いとも言えるような展開が続き、最終的には1勝2敗で阪神にCSファイナル進出を許した。
また2020年東京オリンピックの野球競技会場には横浜スタジアムが予定されていたため*6、(国際試合のプレミア12に阪神は一人も選ばれていないが)五輪に阪神をそのまま派遣しろとまで言われていた。
しかし2020年の阪神は甲子園でかなりの強さを見せる反面*7、ビジターの成績が非常に悪い典型的内弁慶状態。もちろんこれは「本拠地ハマスタ」でも例外ではなく、この年のハマスタ阪神戦の対戦成績は5勝5敗2分のタイに終わり、ここ5年で最低勝率となってしまった。*8
DeNAの認識 
ラミレスは監督時代にシーズン中にはハマスタでの阪神3連戦は1勝2敗を目標にし、できれば2勝1敗ならばありがたい旨の言葉を残していた*9。また、2019年オフでのトークショーでは、CSの相手は広島だと思っていたこと*10、阪神の快進撃による3位浮上に「マズい」と感じていたが実際の試合内容含めてその通りになってしまったことを明かしている。
更なる悪影響 
セ・リーグの弱体化が深刻化する中、DeNAは2019年の交流戦で10勝7敗1分という躍進を見せチームの地力強化をアピールしたのだが・・・
なぜか最下位のオリックスにだけ負け越してしまう*11。そのため関西球団が苦手すぎるのでは?とも囁かれている。
成績比較 
DeNAの2016-2020横浜スタジアム成績表 | |
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対広島 | 35勝27敗(.564) |
対巨人 | 32勝26敗(.551) |
対ヤクルト | 35勝23敗(.603) |
対中日 | 38勝18敗(.678) |
対パ・リーグ | 20勝16敗(.555) |
対阪神以外 | 170勝110敗(.607) |
対阪神 | 18勝39敗(.315) |
合計 | 188勝149敗(.557) |