馬鹿試合

Last-modified: 2021-06-20 (日) 20:33:54

両チームとも大量得点を挙げる乱打戦、またはワンサイドゲームのこと。
古くは野球ch時代から使われている言葉で、野球だけでなくサッカーなどの他の球技でも使われるが
近年では前者の用法で用いられることが多い。ワンサイドゲームの場合は「熱い死体蹴り」とも。
度が過ぎるともはや野球の試合扱いされなくなり、「ラグビーの試合*1」「花火大会*2」などと呼ばれることになる。

対義語はたこ焼き。しかし内容があまりにも寒い「たこ焼き試合」だと別の意味で「馬鹿試合」扱いを受けこれはこれで両軍のファンからの罵声を受ける。


解説

基準は人によって異なるが、野球板ネタスレ系では概ね5-5以上、近年では7-7以上が馬鹿試合の分かれ目とされている。
他にも「あまりに酷いワンサイドゲーム」「1イニングで大量得点」「スコアボードに現れない部分が馬鹿」など、様々なパターンの馬鹿試合が存在する模様。

馬鹿試合が起こる要因として

といった原因が挙げられる。

余談

馬鹿試合が数多く生まれるカードにはホーム球場の中でも共に狭い部類に入る横浜スタジアムでの横浜/DeNA阪神広島巨人オリックスと神宮球場でのヤクルト広島阪神・中日、「打高投低」の典型例である2018年以降の西武戦などが挙げられる。

また、福岡ソフトバンクホークスが毎年ホームゲームを2~3試合行う北九州市民球場は両翼92m・中堅119mと特に狭く、チームの実力差や集客を考慮してエースの登板を回避させるケースも多いため発生しやすい
2018年の北九州での試合は2試合組まれていたが、1試合に雨野が登板して中止となり、唯一の試合が5-12の大敗となったために試合を楽しみにしていたファンの怒りが爆発。メガホンが球場に投げ込まれたり、ペンライトをバスの前に投げ込まれたりと散々であった。

なお、例年ソフトバンクが主催試合で行っている『鷹の祭典』でも馬鹿試合が発生し易く*3、鷹(タカ)の祭典ならぬ「馬鹿(バカ)の祭典」と揶揄される事もある。

馬鹿試合の例

  • 1試合の例

~2010年

1993年5月19日 ヤクルト17×-16広島(神宮球場)

1993年5月19日 ヤクルト17×-16広島(神宮球場)
なにかととんでもない展開に縁のあるこのカードだが、その歴史は平成初期にまで遡る。
両先発が安定しなかったこの試合、ヤクルトは2-5で迎えた3回裏に池山隆寛の1イニング2ホーマー*4を含む一挙11得点の猛攻で逆転。大量リードを奪うも、その後広島にじわじわと追い上げられ、8回に四球を挟んで6連打を浴びついに同点に追いつかれる。
その後、広島・佐々岡真司とヤクルト・山田勉の息詰まる投手戦を経て、最後は14回裏*5のヤクルトのレックス・ハドラーによるサヨナラ打で決着した。
試合が終わったのはなんと日付も跨いだ午前0時6分。5時間46分、両軍合わせて42安打のこの試合は未だに馬鹿試合の代表例として語り継がれている。*6

1998年7月15日 横浜13×-12巨人(横浜スタジアム)

1998年7月15日 横浜13×-12巨人(横浜スタジアム)

桑田真澄斎藤隆が先発を務め、投手戦になるかと思われたこの試合。蓋を開けてみればMKT砲を擁する巨人とマシンガン打線華やかなりし横浜が激突した、両軍合わせて40安打・猛打賞8人の大乱打戦となった。試合後、権藤博監督に「もののけが取り憑いたような試合」と言わしめ、フジテレビでこの試合の解説をしていた豊田泰光にも「この業界45年いますが、こんなの初めて見ました」と評された。
マシンガン打線の象徴と言える「シングルヒット7連打で5得点」や、今でも横浜ファンの間で語り草になっている「佐伯の打ち直し2ラン」*7*8が飛び出したのがこの試合である。
なお、横浜がこの試合を機に調子を上げ38年ぶりのリーグ制覇・日本一を果たした一方、巨人は勝ち頭だったバルビーノ・ガルベスのやらかしもあって3位を確保するのがやっとで、オフには長嶋茂雄監督の進退問題にまで発展した。
この「ハマスタ巨人戦」というカードはやたら馬鹿試合に縁があるようで、ベイスターズの親会社が変わった現在もちょくちょくノーガードの殴り合いでなんJを沸かせている模様。

2003年7月27日 ダイエー26-7オリックス(福岡ドーム)

2003年7月27日 ダイエー26-7オリックス(福岡ドーム)
川崎宗則井口資仁城島健司らダイハード打線擁するダイエーと、イチロー田口壮がメジャーへ行き暗黒期真っ只中の末期ブルーウェーブによる馬鹿試合。初回11失点、1試合安打数のプロ野球記録となる32被安打を目の当たりにした当時のオリックスファンは、これが今季ワーストのゲームに違いないと確信したことだろう。なお5日後

2004年9月20日 日本ハム13x-12ダイエー (札幌ドーム)

2004年9月20日 日本ハム13-12ダイエー (札幌ドーム)
球界再編に伴うプロ野球ストライキ明け初戦となったこの一戦。

試合はダイエーが3回に6点を取るなど、9回表終了時点では9-12とダイエーリードだった。ところが、9回裏に日本ハム打線が反撃を開始し同点に追い付く。 そして、二死満塁の場面でSHINJOが起死回生となるサヨナラ満塁ホームランを放った!!

……のだが、田中幸雄と抱き合った際に回ってしまったことがランナー追い越しとされ、SHINJOのホームランはサヨナラタイムリーフェンス越え単打になってしまった。

しかし、この後のヒーローインタビューで、SHINJOは「今日のヒーローは僕じゃありません、みんなです!」という名言を残し、さらには「明日も勝つ!」と言ったところ、阪神が翌日から負けるという予想外のフラグ回収を見せるなど、まさに馬鹿試合の極みと言ってもいい試合になった。

2009年6月11日 ロッテ23-2広島(千葉マリンスタジアム)

2009年6月11日 ロッテ23-2広島(千葉マリンスタジアム)
6回裏だけで打者20人、15得点、3四死球を挟んで10打数連続安打。あの大松尚逸が日本プロ野球史上初の1イニング3打席(そして得点に絡まないアウト2つを献上)を達成したのがこの試合である。
この試合はロッテサイドにも深く印象に残っていたらしく、後に挑発ポスターで蒸し返されている。

2010年8月25日 阪神22-8広島(京セラドーム大阪)

2010年8月25日 阪神22-8広島(京セラドーム大阪)
6回までに8点を奪った広島が試合を優位に進めていたが中継ぎが炎上し、5-8となった7回裏に阪神は金本知憲が逆転満塁弾を放つなど*97点を奪って逆転。さらに続く8回裏は代わった梅津智弘から1イニング10点を奪う熱い死体蹴りを展開し、22得点を奪って大勝した。アチアチだった同年の阪神打線の威力を示す一戦として取り上げられることも多い。
また広島は20失点*10、1イニング10失点以上を2年連続で喫した模様。

2011~2019年

2013年5月10日 DeNA12×-10巨人(横浜スタジアム)

2013年5月10日 DeNA12×-10巨人(横浜スタジアム)
1ヶ月前に国民栄誉賞を受賞した長嶋茂雄が観戦に訪れたこの試合、両軍合わせて29安打、8本のホームランが飛び交う大乱打戦となった。
初回に巨人がDeNA先発高崎健太郎を攻め5得点。裏にトニ・ブランコ中村紀洋の2者連続弾で3点を取り返すものの、巨人が6回に3点、7回に2点と得点を重ね3-10と突き放し、もはやDeNAの敗戦は確実と誰もが確信したことだろう*11
しかし7回裏、白崎浩之のヒットを皮切りに計7連続安打、代打で登場した多村仁志の2ランもあって1点差とする。
そして9回裏。クローザーの西村健太朗から三たび打席が回ってきた多村が逆転サヨナラ3ランホームランを放ち*12、最大7点差あった試合をひっくり返しDeNAは勝利した。
この年連続最下位から脱出を成し遂げた横浜ファンにとっては象徴的な1勝であり、当時指揮を取っていた中畑清も「在任中一番印象に残った試合」としてこの馬鹿試合を挙げている。

2013年8月18日 西武12×-11楽天(西武ドーム)

2013年8月18日 西武12×-11楽天(西武ドーム)

初回、楽天は立ち上がりの西武先発・岸孝之を攻め2点を先制。対する西武は2回裏、楽天先発・ブランドン・ダックワースから四球やヒットなどで無死満塁とすると、炭谷銀仁朗(現巨人)・鬼﨑裕司のタイムリーで追い付く。なおも無死満塁の場面でエステバン・へルマンが満塁ホームランを放ち一挙6得点で6-2と逆転に成功。その後3回・4回はお互いに1点ずつ取り合い、5回終了時点でで8-4と西武の4点リードは変わらず進行していく。
しかし、6回表から西武が継投策に入ると状況が一変。まず髙橋朋己が1点を返され、7回に登板した岡本洋介が松井稼頭夫に3ランを被弾し8-8と追い付かれる。さらに8回表に登板したランディ・ウィリアムスがケーシー・マギーにまたも3ランを浴び*13、11-8と一気に試合をひっくり返されてしまう。
そのまま試合は進み9回裏、楽天は守護神のダレル・ラズナーを投入するがいきなり三連打を浴び無死満塁。
その後鬼崎に押し出し四球を与えてしまい、さらにへルマンのタイムリーで11-10と1点差に詰め寄られてしまう。
次打者の渡辺直人はホームゲッツーに倒れ二死二・三塁となるが、次の栗山巧がライト前にタイムリーを放ち、この当たりで2塁ランナーのヘルマンも生還し逆転サヨナラ勝ちを収めた(9回3点差で延長に入らずサヨナラ勝ちを収めるのは現在も球団記録)。
両軍計32安打・23得点と大荒れになったこの試合の終了は開始から4時間17分後だった。

2017年7月25日 ヤクルト9×-8中日(神宮球場)

2017年7月25日 ヤクルト9×-8中日(神宮球場)
お互いに点を取り合った後、最後は笠原祥太郎がストレートのサヨナラ押し出しで決着。
これだけなら割とよくある試合だが、勝ったヤクルトは3度のZGSを含む20残塁、負けた中日は11与四球*14とスコアボードに現れないところでツッコミどころ満載の試合である。
当然ながらお互いの得点方法はまともなものではなく、ヤクルト2本、中日3本の計5発がある以外はジエンゴ暴投押し出し失策のみで得点を挙げている
またヒーローインタビューに呼ばれたのは5打数無安打2四球2打点*15山田哲人であり、最後までネタに溢れた試合となった。

2017年7月26日 ヤクルト11×-10中日(神宮球場)

2017年7月26日 ヤクルト11×-10中日(神宮球場)
上述の試合の翌日がこれ
中日が5回までに10点を奪うが、ヤクルト打線総帥を始め竜達を火ダルマにされてしまい、8回裏だけで8失点、7回と8回の攻撃だけで同点に追いつかれる。そして試合は10回裏、代打・大松尚逸のサヨナラ本塁打で決着。実に20年ぶりのNPBタイ記録となる10点差逆転負けを喫してしまった。
前日の試合のダメージに加えて、記憶どころか記録に残る逆転負けを食らってしまった中日ファンのダメージは計り知れない。

2017年9月18日 西武14×-13ソフトバンク(メットライフドーム)

2017年9月18日 西武14×-13ソフトバンク(メットライフドーム)
山賊」と称される少し前の「炎獅子」*16
西武は初回に和田毅から4点を奪うが、先発のウルフが3回に追いつかれて降板。そして4回にガルセスなどの大炎上で7失点。
万事休す…と思いきや西武は徐々に追い上げていき、8回についに五十嵐亮太から森友哉のタイムリーで逆転に成功する。これで9回をクローザーの増田達至が抑えて終了…と思いきや先頭のデスパイネに被弾、同点に追いつかれる。
続投した増田はさらに10回にも失点、勝ち越しを許してしまう。今度こそ終戦、と西武ファンが落胆したのも束の間。なんとソフトバンクのモイネロも大乱調。またも森がタイムリーを放ち同点に追いつく。そして最後は金子侑司のタイムリーでサヨナラ勝ち。
なおソフトバンクはこの試合の前に優勝を決めたばかりであり、首位と2位同士の対決らしからぬグダグダな試合展開は両チームのファンを呆れさせた。

2018年9月4日 ヤクルト12×-9中日(神宮球場)

2018年9月4日 ヤクルト12×-9中日(神宮球場)
ヤクルト先発は小川泰弘。しかし、1回2回と3点ずつを失い、4回6失点で降板。その後も中日が試合を優勢に進め、9回表終了時点で9-3と中日がリードする。
しかし9回裏、登板した田島慎二が大乱調。武内晋一に2ランを被弾*17、2連続暴投などで3点を失い、1アウトしか取れずに降板。その後登板した祖父江大輔岩瀬仁紀も流れを止められず、福谷が大引啓次にタイムリーを打たれて9-9の同点になってしまう。
その後延長に入り11回裏、又吉克樹が上田剛史にサヨナラ3ランを被弾*18し、中日は2年連続でヤクルト相手に風呂試合をやらかしてしまった。

2019年5月3日 ソフトバンク12-11楽天 (ヤフオクドーム)

2019年5月3日 ソフトバンク12-11楽天 (ヤフオクドーム)
令和最初の馬鹿試合は、新時代に入って3日目の憲法記念日、ヤフオクドームで1回裏に松田宣浩が釜田佳直から放った、自身通算250号となる3ランから始まった。

この試合の両先発、楽天釜田とソフトバンク武田翔太は、ともに大乱調であった。3回表に武田がエラーが絡んだとはいえ2四球と4本の長短打で一気に6点を失うと、釜田はその裏に2四球からタイムリーを打たれて直ぐ1失点。続く4回表に武田が負けず?に浅村栄斗から2ランを被弾し降板すると、釜田はさらに負けず??にその裏にアルフレド・デスパイネに2ラン、松田にこの日2本目となるソロアーチを連続で浴び、8対7の1点差に詰め寄られて降板する。

ソフトバンクは6回裏に、ジュリスベル・グラシアルが森原康平から3ランを放って逆転に成功。しかし8回表、ルーキーによる開幕からの連続無失点試合数日本新記録を13まで伸ばしていた甲斐野央が、山下斐紹と茂木栄五郎による2本のソロHRを打たれ、試合を振り出しに戻してしまう。

そして楽天は、10回表に登板した嘉弥真新也の初球を、先頭打者山下斐紹がこの日2本目となるソロHRをライトスタンドへ叩き込んで再びリードを奪う。ところがその裏に登板した宋家豪がこれを守り切れず、内川聖一にタイムリーを打たれて、また振り出しに戻してしまう。結局、両軍合わせて29本の安打、8本の本塁打が飛び出した4時間55分の激闘は、12回裏一死満塁、デスパイネのサヨナラヒットで幕を閉じることになった。

2019年6月13日 ヤンキース17-13レッドソックス(ロンドンスタジアム)*20

2019年6月13日 ヤンキース 17-13レッドソックス(ロンドンスタジアム)
ヨーロッパで開催されたメジャーリーグ史上初の公式試合で事件は起きた。
まずは1回表、レッドソックスの先発、リック・ポーセロが1回途中6失点KO。さらに、ここまで安定したピッチングを見せていたヤンキース・田中将大も大乱調。6点のリードを帳消しにしてしまい、こちらも1回持たずにKO。
1回終了時点で6-6はメジャー30年振りとなる事態だった。その後も乱打戦が続き、試合は17-13でヤンキースが勝利した。更に第2戦も12-8の打撃戦となり、こちらもヤンキースが勝利している。*19

2019年9月19日 DeNA11×-8広島(横浜スタジアム)

2019年9月19日 DeNA11×-8広島(横浜スタジアム)
2019年シーズンの横浜対広島最終戦。共に逆転優勝の可能性が残っている両球団にとって負けることのできない試合だった。
これまで広島をカモにしていた今永昇太がこの日は大乱調、広島は初回に2本の適時打で3点、3回に鈴木誠也のソロ、5回に長野久義の3ランで計7点を取り今永を5回途中でKOする。
しかしそれまで無四球完封ペースで抑えていた床田寛樹が6回裏に突然炎上。走者を2人貯めたあとにネフタリ・ソトにまず3ランを被弾。その後連打で途中降板となってしまう。*21
先発がメインだったがこの日は中継ぎ待機していた九里亜蓮が後を引き継ぐが四球を出した後に梶谷隆幸が満塁ホームランを放ち、わずか1イニングで7点リードを全部吐き出してしまった。
その後、8回に會澤翼がソロを放ち再び広島がリードするが、その裏に梶谷のタイムリーでまたDeNAが追いつく。
最終的に11回裏、回跨ぎの今村猛からソトがこの日2本目となるサヨナラ3ランを放ちDeNAのサヨナラ勝ちとなった。
この試合で広島の優勝が完全消滅したことで監督批判が加速し、オフに辞任することとなった。
一方のDeNAは11打点全てを梶谷とソトの2人だけで稼ぐ珍事となった。またこの試合の勝利でCSへの進出がぐっと近づき、最終的にDeNAになってからは最高順位の2位となっている。*22なおCS

2020年~

2020年6月19日 ヤクルト7-9中日(神宮球場)

2020年6月19日 ヤクルト7-9中日(神宮球場)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年シーズンはこの日がシーズン開幕となったが、ここだけは折からの悪天候もあって開幕戦にも関わらずノーガードの殴り合いに発展。ヤクルト打線が序盤に中日の開幕投手大野雄大を打ち込み*23ノックアウトするが、中日打線も中盤からヤクルト救援陣に襲い掛かり9回裏終了時点で7-7のスコアで延長戦に突入する。
10回表、中日は堂上直倫の犠飛と阿部寿樹の適時打で2点を勝ち越し。しかし直後の10回裏、中日の守護神・岡田俊哉が簡単に二死を取ってから3連打を浴び二死満塁のピンチを招いた挙句4番・村上宗隆に打順が回ってしまう。結果は空振り三振で中日が逃げ切ったものの、開幕から凄まじい劇場っぷりを見せつけられた中日ファンからすれば最後まで胃に悪い試合となった。
結局試合終了が22時49分(18:00開始)、両軍合わせて35安打、両軍とも三者凡退は2イニングのみ、両軍合わせて登板投手15人、投手を除く両軍スタメンで無安打は塩見泰隆のみ*24というスコアボードで見えない部分での馬鹿試合となった。

2020年7月11日 中日4-19広島(ナゴヤドーム)

2020年7月11日 中日4-19広島(ナゴヤドーム)
1-1で迎えた3回表に広島打線が中日の先発勝野昌慶に襲い掛かり、この回だけで先発野手全員安打、打者14人、ヒット11本(球団タイ記録)の猛攻で後を受けた三ツ間卓也も含めて火ダルマにし9点を奪う。さらに7回には中日の4番手でマウンドに上がったルーキー橋本侑樹から3点、8回には5番手鈴木博志からこの日2度目の打者一巡で6点を奪い、最終的には23安打で19点を奪った広島が大勝した。
一方の中日はこの4日前の珍采配によってファンがフラストレーションを溜め込んでいたところにこの試合結果*25、さらに6回に安打を放った高橋周平が走塁で負傷交代する不運も重なり、4日前の一件以来高まっていた与田監督の采配能力を疑問視する声が高まる結果となった。

2020年7月28日 ヤクルト5-20阪神(神宮球場)

2020年7月28日 ヤクルト5-20阪神(神宮球場)
阪神が初回からヤクルト先発のガブリエル・イノーア自滅もあって3点を奪うと、その後はジャスティン・ボーアジェリー・サンズの両新外国人が両者とも満塁弾含む5打点を挙げるなどヤクルト投手陣を滅多打ち。ヤクルト側が与えた四死球も12にのぼり、終わってみれば18安打ながら20得点という展開になった。
ボーアとサンズに飛び出したアベック満塁ホームランは、球団では2010年5月7日の対広島戦でのマートン城島健司以来10年振りの出来事で、両者外国人となるとNPB史上42年振りの出来事。両選手とも来日1年目は史上初のケースとなった。

一方のヤクルトは阪神先発・秋山拓巳に対して9安打5得点を挙げるも完投を許す結果に。なおヤクルトもヤクルトで5得点を全てホームランで稼いだ模様。

2020年7月28日 ロッテ13x-12楽天(ZOZOマリンスタジアム)

2020年7月28日 ロッテ13x-12楽天(ZOZOマリンスタジアム)
上の試合と同日、こちらは両軍打ちまくりの乱打戦が発生。
ロッテは2回裏、井上晴哉の2ランなどで4点を先制。3回にも井上はソロを放つなど3回終了時点で6-1とロッテがリード。4回表、ステフェン・ロメロの満塁本塁打で1点差に詰め寄られるも、その裏安田尚憲の2ランなどで9-5と4点差に広げる。しかし一点を入れられた直後の5回裏、1回以来の三者凡退に終わると、6回表に3番手・石崎剛が5失点の炎上で9-11と試合をひっくり返される。それでも9-12で迎えた8回裏、守護神から降格した森原康平から中村奨吾のソロと井上の今日3本目のホームランとなる2ランで追いつく。そして9回裏、一死満塁で楽天・シャギワが中村奨吾にサヨナラ押し出し死球を与え決着。両軍合計31安打、7本塁打の激戦の末、ロッテはサヨナラ勝利を掴んだ一方、楽天は自慢の中継ぎ陣(と先発の石橋良太)に不安が残った。

2020年9月3日 巨人13-4DeNA(東京ドーム)

2020年9月3日 巨人13-4DeNA(東京ドーム)
折からの過密日程の影響でDeNA、ヤクルト、西武の3チームがブルペンデーを選んだ*26この日、巨人は2回にDeNA先発・スペンサー・パットンに襲いかかり、松原聖弥のプロ初ホームランを含む2本の本塁打を浴びせパットンをKO。投手が武藤祐太に代わっても勢いは止まらず、この日巨人先発の田口麗斗にもタイムリーが飛び出し、最後は坂本勇人のホームランで勝負あり。結局この回だけで巨人は10得点、序盤で試合を決めた。
パットンは自身の暖簾にかけて「壮絶な討ち死にを遂げた」などと言われた。

余談だがこの日ブルペンデーを選んだ3チームは全て負けている
また、パットンはこの年53イニングで自責点29、防御率4.92で退団となったが、この試合さえなければ防御率は3.31(51 .1イニングで自責点19)と十分な数値だっただけに改めて「あのオープナーが失敗だった」という声が出ている。

2020年9月4日 広島12-12DeNA(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)

2020年9月4日 広島12-12DeNA(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)
上記の試合の翌日に行われた試合。DeNAにとっては2日連続の馬鹿試合となった。
広島は森下暢仁、DeNAは井納翔一の両先発。
3回表、まずはDeNAが広島先発森下から打者9人の猛攻で5点を奪い早くも森下をKO。
しかし4回裏、今度は井納が突発炎上。広島は同じく打者9人で5点を取って追いつき井納をKO。
5回表、先頭のソトがソロホームランを放ち勝ち越し、その後倉本寿彦がタイムリーで3得点。7回表にももう1点加えこの時点で5-9となる。
7回裏、DeNAは山﨑康晃が登板するも、この年の不調を象徴するかのような炎上で3失点。*27
しかし8回表にDeNAは再び3得点しこの時点で8-12。この時点でも相当な馬鹿試合だがこれで終わらない

8回裏にマウンドに上がった石田健大を広島打線が攻め立て、1点を奪ってなお満塁とするが、ここは前倒しでマウンドに上がった三嶋一輝が犠牲フライこそ許すも1点に凌ぐ。
9回裏も回跨ぎの三嶋がマウンドに上がるが、広島打線は三嶋を再び攻め、菊池涼介のタイムリーで遂に12-12の同点に。
10回表裏はヘロニモ・フランスアとエドウィン・エスコバーの両助っ人左腕がともに抑えて規定により引き分けとなった。

両軍合わせて33安打、残り投手は広島1人DeNA2人、ホームランはソトのソロ1本のみという壮絶な殴り合いとなり、試合後には合同反省会スレ「スコットパットン*28が立つ始末だった。
DeNA投手陣はこの2日で25失点であり、防御率換算すると11.8となってしまった。

余談だが、この試合の15時間後に行われた翌日のデーゲームも広島・大瀬良大地が8失点と炎上。かたやDeNAは大貫晋一が広島打線を9回1失点に抑え、プロ完投勝利を飾る。
この試合の結果は10-1 となり、DeNAにとっては3試合連続で馬鹿試合となった。
ちなみにこの3試合のDeNAの得失点差が0と言う快挙?も達成している。
また広島はこの翌カードの同球場でのヤクルト戦でも10-10というまたしても両チーム2桁得点での引き分けをやっており、ある意味強打と投壊という今シーズンを象徴する試合となった。

2020年10月30日 中日3-17広島(ナゴヤドーム)

2020年10月30日 中日3-17広島(ナゴヤドーム)
8年ぶりとなるAクラス入りの気運が高まっていた中日と5位に低迷していた広島による馬鹿試合。またしても対広島戦で、しかも同じナゴヤドームで3ヶ月前と同じような惨劇をもう一度見せられるとは中日ファンも予想していなかったことだろう。
この日の中日は先発のヤリエル・ロドリゲスが5回2失点にまとめ、6回も又吉克樹がきっちり抑えて3-2。ここまでは締まったゲームだった。
10月に入ってから好調で、特に6回終了時にリードを取った試合では37連勝中*29だったこともあって、この時点で勝利を確信した中日ファンは少なくなかった。
ところが与田剛監督が3番手に谷元圭介を送り出したところで歯車が狂い始める
谷元は先頭の堂林翔太はセカンドゴロに仕留めるも、その後ヒットと四球で一死一、二塁のピンチを招くと、ここで登場したこの日ベンチスタートの代打・鈴木誠也に痛恨の同点タイムリーを浴びてしまう。さらに続く1番の大盛穂にも三塁打を打たれ、結局一死しか取れず4失点で降板。逆転を許してしまった。
後を継いだ藤嶋健人や佐藤優も悪い流れを変えることができず、藤嶋は回跨ぎの8回に2被弾し4失点、9回のマウンドに登った佐藤は打者1巡の猛攻を浴び7失点。終わってみれば7回以降だけで計15失点だった。
中継ぎが派手に燃えて大敗という過去が蘇ってきたかのような試合展開に、暗黒期の終焉を夢見る中日ファンが頭を抱えたのは言うまでもない。
また、7回以降の失点数が4→4→7と綺麗に並んでいたことも話題となり、「334ならぬ447だ」とネタにされたほか、セ・リーグではこの日広島以外の全球団が3点しか取っておらず、残る2試合が両方とも3-3の引き分け*30*31だったこともあって広島がKY扱いされてしまった。

2020年11月22日 巨人2-13ソフトバンク(日本シリーズ・京セラドーム大阪)

2020年11月22日 巨人2-13ソフトバンク(日本シリーズ・京セラドーム大阪)
日本シリーズでの馬鹿試合。
巨人先発・今村信貴は2回途中4失点でKO、代わった戸郷翔征も流れを変えられず、3回にジュリスベル・グラシアルに2ランを浴び早くも合計6失点。更に5回に田口麗斗が1点を失うと、7回に鍵谷陽平がトドメとばかりにアルフレド・デスパイネに満塁ホームランを打たれここまでで11失点。9回には守備の乱れで2点を失う大惨事となった。
一方の打線はソフトバンク先発・石川柊太の前に5回のゼラス・ウィーラー*32の2ランのみに抑えられ、その後は5投手の継投の前に抑え込まれてしまった。
ソフトバンク側はデスパイネがシリーズタイ記録となる1試合6打点を記録、さらに栗原陵矢が5打数4安打の大暴れを見せた一方、巨人は球団ワーストのシリーズ1試合13失点の惨状に、試合後には原監督のインタビューが39秒で終わるなど完全に意気消沈モードになっていた。

日本シリーズの中の1試合にもかかわらず、両リーグの首位同士の対戦らしからぬあまりに一方的な展開に巨人ファンのみならずセ・リーグファン全体から大きく失望の声があがった。*33
ちなみに、これだけの死体蹴りをしておきながら試合時間は1-5でソフトバンクが勝った第1戦と6分しか違わない3時間40分であった。

2021年4月1日 ロッテ16-5楽天(ZOZOマリンスタジアム)

2021年4月1日 ロッテ16-5楽天(ZOZOマリンスタジアム)
ここまで開幕5戦5敗という惨憺たる内容だったロッテと4勝1敗で首位タイだった楽天とのこの日唯一のデーゲーム。
ロッテは初回にレオネス・マーティンのソロで1点を先制するも直後の2回表にこの日プロ初先発の本前郁也が2本のホームランを浴び3失点、あっさり逆転されてしまう。
だがその裏にロッテ打線は楽天先発・瀧中瞭太を攻め一挙8得点。さらに2アウトから菅野剛士のツーベースで瀧中をKOすると、代わって登板の菅原秀の初球が暴投になり菅野が長駆生還。この回9点目を奪う。
その後も菅原を筆頭に楽天投手陣は荒れに荒れまくり、終わってみればロッテは12安打ながら16得点、楽天投手陣は合計で11四死球を与えるというワンサイドゲームになった。なお、本前は5回4失点でプロ初勝利を挙げている。
さらにロッテは翌日の日本ハム戦でも16点を叩き出し、この試合が打線爆発のきっかけになったようだ。

ちなみに楽天は同日の二軍戦でも西武に対し2-14の大敗を喫し、この日一軍・二軍合わせて30失点となった。

2021年4月1日 DeNA11-11ヤクルト(横浜スタジアム)

2021年4月1日 DeNA11-11ヤクルト(横浜スタジアム)
上述の試合と同日、数時間後の出来事。
横浜は外国人選手を欠いてなお打線は好調だが投手が絶不調*34、特にセットアッパーの石田健大が登板毎試合で失点しここまでの防御率19.29という打たれっぷりで開幕から5戦4敗1引き分けとロッテに負けず劣らずの惨状。一方のヤクルトは開幕カードの阪神戦では3タテされるもそこから2連勝、しかし西田明央の新型コロナウイルス感染により濃厚接触者と認定された青木、内川、川端が離脱と戦力不足が否めなかった。
ヤクルトの先発山野太一、DeNAの先発上茶谷大河がいずれも乱調で序盤から殴り合いに発展。2回に打者11人の猛攻で7点を奪うなどの攻勢を掛けたDeNAが4回までに11点を奪って試合を優位に進めたが、ヤクルトも徐々に追い上げ、ついに7回表に4番手で登板した石田(と平田真吾)を打ち崩して4点を奪い11-11の同点に持ち込む。その後は両軍の中継ぎが踏ん張り、延長回に入らない2021年特別ルールの影響もあって、試合はそのまま引き分けに終わった。
結果、両軍合わせて28安打13四死球、三者凡退で終了したのは7回裏と9回表だけという壮絶な殴り合いの試合に。DeNAはまたしても勝ちを逃し、開幕2カード終え白星なしと大きくつまずいた。
なお、新型コロナウイルスの影響により、首都圏1都3県では営業時間の短縮要請が出ていたことを考慮して、NPBとDeNAでは試合開始時間を当初の予定より15分早めて17時45分とし、21時までの試合終了を目指していた。しかし、21時になっても試合は続き、結果的には22時5分(試合時間4時間20分)に試合終了する長時間ゲームとなった。

2021年4月1日 ロイヤルズ14-10レンジャーズ(カウフマン・スタジアム)

2021年4月1日 ロイヤルズ14-10レンジャーズ(カウフマン・スタジアム)
メジャーリーグ開幕戦。レンジャーズは初回に幸先よく大量5点を先制するも、その裏に開幕投手を任されたカイル・ギブソンが1アウトしか取れず5点差を追いつかれノックアウト。39年ぶりとなる開幕投手が0.1投球回以下で降板という不名誉な記録に名を連ねてしまう。
その後も両軍点を取り合い両軍15安打・10四死球ずつを記録した乱戦は14-10でロイヤルズが制した。

2021年4月2日 日本ハム4-16ロッテ(札幌ドーム)

2021年4月2日 日本ハム4-16ロッテ(札幌ドーム)
前日の試合で勢いに乗ったロッテ打線はこの日も幸先よく2点を先制し、2回も2アウト満塁の好機を作る。ここで打席が回ってきた中村奨吾は三ゴロに倒れるが、日本ハムの三塁手・野村佑希が痛恨の悪送球で走者一掃、続く安田尚憲が2ランを放ち一挙5点を獲得、日本ハム先発の吉田輝星を2回7失点(自責2)で引きずり降ろす。
その後のロッテ打線は3回から登板した北浦竜次に3回を完全救援されるも、続く福田俊には5安打を浴びせ4点を奪うと2回までの勢いを取り戻し、最終的には日本ハム投手陣に計17安打を浴びせ2試合連続の16得点で快勝した。

2021年4月27日 ヤクルト11-14巨人(神宮球場)

2021年4月27日 ヤクルト11-14巨人(神宮球場)
東京都に緊急事態宣言が出された影響で無観客で行われた一戦、巨人は相手先発・田口麗斗を攻め立て2回までに4点を先取。対するヤクルトは2回に村上宗隆のソロで1点を返しさらに一死二三塁から元山飛優が放った当たりが右翼手・梶谷隆幸の前で大きく跳ねて頭上を越える三塁打となり1点差、次打者・田口のスクイズで4-4の同点に追いつく。
3回表に巨人は大城卓三のソロで勝ち越すがその裏無死一二塁となったところで巨人ベンチは先発・畠世周を諦め大江竜聖にスイッチ。一死後ホセ・オスナの放った当たりはレフト前に落ち、これを止めようとジャンプしたこの日がデビュー戦となる巨人の左翼手エリック・テームズが止められずに後逸し同点、テームズは着地時に右足を負傷し担架で退場。初出場試合で負傷交代という驚愕のデビューとなってしまった。
そして次打者・青木宣親の犠飛でヤクルトが6-5と勝ち越しに成功したが田口は安定せず4回表に岡本和真に同点タイムリーを浴びる。
巨人は4回から6回まで野上亮磨のロングリリーフ*35、ヤクルトは5回を今野龍太、6回を近藤弘樹で繋ぎ6-6で迎えた7回、巨人は岡本とジャスティン・スモークの連打でチャンスを作るとテームズに代わって左翼に入ったゼラス・ウィーラーの2点タイムリーで勝ち越すがその裏に鍵谷陽平山田哲人に同点2ランを浴び8-8に。
8回表裏はヤクルトスコット・マクガフ、巨人中川皓太が走者を得点圏に進めながらも無得点に抑えて迎えた9回、ヤクルトの抑え石山泰稚からウィーラーがバックスクリーンへのソロを放ち巨人が四度勝ち越し、その後守備の乱れもあり一死一三塁としたところで石山は降板、ヤクルトは梅野雄吾に火消しを託すが梶谷に3ラン、岡本に2ラン*36を浴び8-14と大きく突き放される。
裏の攻撃では村上の2ラン、塩見泰隆のタイムリーで3点を返すにとどまり、両軍合わせて7本塁打33安打で試合時間も4時間を越した死闘は巨人が制した。東京都の各店舗に時短要請がされている状況下での開催だったこともあり、上述のDeNA-ヤクルト戦ともども時短拒否打法などとネタにされてしまった*37

2021年5月9日 エンゼルス11-14ドジャース(エンゼル・スタジアム)

2021年5月9日 エンゼルス11-14ドジャース(エンゼル・スタジアム)
試合は3回終了まで0-0と締まった試合だったのだが4回表にエンゼルス先発・ディラン・バンディが2巡目に入ったところで崩れ、代わった投手たちも次々と打ち込まれこの回打者14人・被安打8・四球(敬遠含む)2で一気に8点を取られてしまう。
5回にも5点を取られ0-13となった6回裏、エンゼルスはクレイトン・カーショウが降板した後のドジャースの中継ぎを攻め立てて4得点。さらには7回には大谷翔平が相手エラーで出塁するとそれを起点に6連打で7得点を浴びせ追い上げるも反撃はここまで。両チーム合わせて28安打、ホームランは1本のみという大味な試合になってしまった。なお大谷は5打数1安打。

2021年6月19日 DeNA11-12広島(東京ドーム)

2021年6月19日 DeNA11-12広島(東京ドーム)
オリンピック開催の都合、DeNA主催試合でありながら東京ドームで行われた試合。
DeNA先発、ピープルズは不運な当たりもあったが初回から3失点。対する広島・森下暢仁も1回裏に伊藤光とタイラー・オースティンのソロホームラン、2回に大和のタイムリーで計3失点とイマイチな立ち上がり。
3回、ピープルズは連打を浴びて無死1・3塁のピンチを作ると、5番林晃汰への初球を投げた所で突如倒れ込み緊急降板。急遽後を継いだ櫻井周斗はピープルズの残したランナーをすべて返して5-3。
広島は5回以降、小刻みに点を加え、9回には砂田毅樹を攻めて3得点し計12得点。一方のDeNAは8回にバードの押し出し死球で1点を加えたのみであり、9回裏開始時点では4-12と広島の楽勝ムードが漂っていた。
しかし、9回裏、1アウト後、平凡なファーストゴロを堂林翔太がファンブル。
するとここから広島の3番手・高橋樹也が崩れ、四球と内野安打で満塁にすると、佐野恵太こそレフトフライに打ち取ったが、その後オースティンに押し出し死球を与え、宮﨑敏郎に満塁弾を被弾。その後ネフタリ・ソトにもヒットを打たれて降板となった。なお、これだけの炎上をしても高橋の自責点は0点だった
セーブシチュエーションとはいえ急遽登板となった栗林良史も調子が上がらず、楠本泰史と大和に連続タイムリーを浴びて2失点。9回裏開始時点で4-12だったスコアは、11-12となっていた。
最後は柴田竜拓を一ゴロに打ち取って何とか逃げ切ったが、まさかの9xになりかける*38という9回裏の展開に困惑するファンが続出することに。
また、DeNAは11得点したにも関わらず敗北という珍記録を樹立。投打ともにアチアチ交流戦初戦以降のDeNAを象徴する試合となった。


また、翌日も10-8と馬鹿試合に*39なり、借屋で友達と火遊びをしてるとネタにされた模様。

関連項目


*1 特に神宮球場は日本ラグビーの聖地である秩父宮ラグビー場が隣接されており、「試合する場所を間違えたか」などとよくネタにされる。
*2 ホームランを花火に見立てており、各種メディアも使用することがある一般的な表現である。なお、一部の屋外球場では時期によってホームランが出ると花火を打ち上げるイベントを行うため、試合展開次第では本当に花火大会になる。
*3 逆に投手戦になると極端なたこ焼き試合になりやすい。0-1決着も何回か確認されている。
*4 これと同時に1951年・飯島滋弥(大映)以来42年ぶり2人目となる1イニング最多タイの7打点も記録している。
*5 1990年から2000年までのセ・リーグの延長戦の規定は「延長15回まで、時間制限なし、引き分けの場合は再試合」であった。2001年以降は両リーグとも原則「延長12回まで、時間制限なし」となっている。
*6 なお、この試合は最多得点1点差試合の日本記録である。
*7 8回裏2死1塁、巨人の守護神・槙原寛己が佐伯をライトフライに打ち取ったと思いきや、打ち取った際の投球にボークが宣告されており、ライトフライは取り消されて打席やり直し(ちなみにボークとなった投球を打ち安打などの打者が有利な打撃結果となった場合はボークよりもこちらが優先される)。その後被弾し同点に追いつかれた。なお回を跨いだ槙原は波留敏夫にサヨナラ打を打たれ、敗戦投手になっている。
*8 なお槙原が打たれたペナントレースの行方を左右したホームランには有名な1985年阪神の「バックスクリーン3連発」がある。この98年横浜とは「久々の優勝(阪神は21年ぶり、横浜は38年ぶり)」「日本シリーズでは西武を4勝2敗で破って日本一(加えて初戦からの星取はどちらも○○●●○○)」「優勝から数年後長期低迷に陥った」「この年を最後に日本一がない」という共通点がある。また巨人はその年3位、翌年2位、さらにその翌年に優勝している点も同じである。
*9 この他、平野恵一NPB史上3人目となる1イニング最多タイの2死球を記録している。
*10 ちなみに広島はこの2ヶ月前にも福山市民球場でオリックス相手に10-21というスコアを記録。余談だが、広島はこの日を最後に福山での公式戦は2020年現在行われていない。また、この試合でオリックスは10者連続安打を記録したが、同日にロッテもヤクルト戦で10者連続安打を記録した。
*11 このシーズンはDeNAはここまで巨人に未勝利だった。
*12 このホームランで、7回途中代打出場ながら猛打賞を達成した
*13 なお、これがこの年ウィリアムスが浴びた唯一のホームランである。NPB通算でも在籍3年で2本しかホームランを打たれていない。
*14 10回に登板し敗戦投手となった笠原だけで3与四球。
*15 サヨナラを含む2度の押し出し四球で2打点を挙げた。
*16 レギュラーシーズンの一時期に着用する赤いユニフォームのこと。この年の西武は、この「炎獅子」の期間に13連勝している。
*17 武内は自身4年ぶりの本塁打、またシーズン終了後に引退したためこれが現役最後の一発となった。
*18 上田にとっては2年ぶりの本塁打、またサヨナラ弾も自身初。
*19 こうなってしまった原因として、開催地ロンドンの気候が挙げられている。ロンドンは打球の飛距離や変化球の動きに影響を及ぼすほど湿度が低く、こうした環境が投手たちの苦戦につながったのではないかと考察されている
*20 2012年のロンドン五輪のメイン競技場であり、サッカーのプレミアリーグ(イングランド1部)の「ウェストハム・ユナイテッドFC」の本拠地でもある。
*21 この時床田はベンチでグラブを投げている
*22 横浜と広島のゲーム差が1だったため、結果的にはこの試合で勝った方が2位、負けた方が4位だった。引き分けの場合3チームが貯金1となり、勝率と直接対決成績の関係で阪神(.504)が2位、横浜(.503、12勝11敗)が3位、広島(.503、11勝12敗)が4位。
*23 1回にいきなり打者1巡で3点追加し、4回にも3得点。
*24 5打数無安打。ちなみに延長戦を除くと平田良介も5打数無安打である。
*25 19失点は本拠地移転以降ナゴヤドームでの最多失点記録。
*26 しかし西武先発・平井克典は前回の先発で5回無失点の好投をした上での再びの先発登板で、本当にブルペンデーだったかどうかは不明。また、ヤクルトは先発の風張蓮(現DeNA)が2回を投げて降板後普段先発で投げる高橋奎二がマウンドに上がり、風張は正真正銘の「オープナー」として起用された形となった。また同日はオリックスも主にリリーフで投げていた増井浩俊を先発させているがこちらは本格的な先発転向だった。
*27 ちなみにこの試合での失点がプロ6年目にしてマツダスタジアム初失点である。
*28 なお、この試合には両名とも登板していない。
*29 リリーフ陣のうち福敬登・祖父江大輔・ライデル・マルティネスの3名が勝利の方程式として機能していた事が大きかった。ただし守護神のR.マルティネスはコンディション不良から21日に登録を抹消されていた。
*30 ちなみにこの日は巨人がリーグ制覇を決めたのだが、引き分けでのVは球団史上初の珍事だった。マジックの対象はこの日土壇場で追いつかれた阪神だったのだが、2位争いを繰り広げていた中日も決して無関係とは言えないため、あくまで結果論だが竜虎同盟が宿敵の優勝をアシストしてしまう格好になった。
*31 ついでに言うとパ・リーグの試合も全て1点差のロースコアゲームだった。
*32 2020シーズン中に楽天からトレード。第1戦も打点はウィーラーの犠牲フライのみであり、あわせてここまでパ・リーグ21-0セ・リーグとネタにされた
*33 シーズン中にソフトバンクに13点とられたパ・リーグのチームはなく、これがソフトバンクの2020シーズン最多得点試合であった。
*34 試合開始前の時点でチーム打率.274は12球団トップであったがチーム防御率は5.65と12球団ワースト。この試合後にはチーム打率.292まで上げたがチーム防御率も6.40に上げている。
*35 この登板で通算1000投球回を達成。
*36 通算100号。
*37 なおこの日は珍しく地上波のフジテレビでも中継があったのだが、19時から21時の地上波中継内での得点が7回の各2得点だけ、開始前と終了後に大暴れという形だったため、表面上では時短協力しているとこれまたネタにされている。
*38 もし達成していれば最終回での逆転サヨナラ勝ちの最大点差記録を更新していた。
*39 守護神を投入したのに薄氷を踏む展開になるところまで前日と同じだった。
*40 一軍の広島戦(神宮)では色々あったりしたため話題が流れがちだが、試合結果的にはヤクルト投手陣が7回・8回に大爆発し2-13で敗戦、二軍のDeNA戦(戸田)は先発のイノーア始め投手陣がこれまた大爆発、打線もDeNA先発・平良拳太郎の前に手も足も出ず0-17で敗戦、合計スコアは2-30あれに肉薄するスコアとなった。
*41 10月10日の一軍の対巨人戦、翌11日の二軍の対オリックス戦で2試合が行われたが、2試合とも中日投手陣が炎上。特に11日の二軍戦は先発梅津晃大が4回5失点でKOされたのを皮切りに後を受けた岡田俊哉三ツ間卓也佐藤優などの救援投手陣も尽くオリックス打線に燃やされ爆発炎上し、最終的に5得点したものの二軍では16年ぶりの20失点以上となる22失点を喫し大敗。1-7で敗れた一軍の試合も合わせると6-29という有様になり、「ジョイナスの闘争心が味方を燃やした」「成仏拒否」「球団が喪に服した」等々言われる羽目になってしまった。
*42 一般にオープン戦は打者より投手の方が仕上がりが早いことからワンサイドゲームにはなりにくいとされている中、同年の中日は3月上旬に2度も1試合14失点を喫するなど投手陣が軒並み大乱調。開幕投手に指名されていた福谷浩司も対西武戦で3回10失点と大炎上し、前年沢村賞を受賞した大野雄大がスロー調整をしていた上、打線も軒並みヒエヒエだったこともあって選手の仕上がりが不安視され続ける結果となった。DeNAとヤクルトが敗戦数だけならさらに多かったこともあってオープン戦最下位は免れたが、開幕直前にも下馬評の低かった日本ハム相手に11失点を喫した上に散発3安打で完封負けするなど、幾度もワンサイドの馬鹿試合に発展していた。