横浜DeNAベイスターズにより展開される、通常ではありえないミスの連鎖。またはそれによって負けた試合のこと。「ベイス★ボール」とも表記される。
概要 
ベイスボールの7大あるある
- 大量安打少得点
- 絶対にエラーしてはいけない場面でエラーする
- 2アウトまで来て大量失点
- 先発が序盤に炎上
- 後続が炎上し先発の勝ち星消失
- 追いつかない程度の反撃
- あり得ない守備のミスで失点
TBS時代からこういった試合が多く見られ、いつの間にか「ベイスボール」と表現されるようになった。特に守備での珍プレーは「ベイスターズにしかできない、もはやベースボールとは言い難い芸術」とまで言われている。
「ベイス」と「ベースボール」をかけた造語で、「ベイス」の侮蔑的なニュアンスは薄れ略称としてやむを得ないとするDeNAファンは多いが、ベイスボールという単語はより侮辱的なものとしてファンの苛立ちを招いている。
しかし語呂の良さからか、DeNA時代からは主になんJ外で真逆の意味で使われるようになり、現在では打線爆発時などポジティブな意味でも使われるようになっている。
ちなみにBaystarsというチーム名は造語だが、英語のbaseのaとbayのayの発音は共通(片仮名で書くと両方とも「エイ」)で、実はbaseballの発音も片仮名表記すれば「ベイスボール」に近い。
baseballがベースボールという表記で定着しているのは古い外来語ではbaseのaなどにエーが当てられる傾向があったためである。
よって野球がベースボール、横浜の試合運びがベイスボールの呼び名で定着したのは歴史の偶然のめぐり合わせの産物ともいえるだろう。
月刊スカパー!2012年4月号
http://www.skyperfectv.co.jp/service/guide/ppp.html(リンク切れ)
熱いぜ★ベイスボール
「☆(白星)」ではなく「★(黒星)」になっているのがポイント。
他球団の守備のミスとは異なり、ベイスターズは選手全員の守備力が低かったことから、一人のミスをきっかけに次々とミスが重なる連鎖的エラーが大きな見せ場となっていた。
ここから「ベイスボールは伝染する」とも言われ、相手チームのミスまで伝染扱いされることがある。
また、毎年1人は守備の上手い選手が台頭するが怪我して離脱し、その代替選手が守備難であるケースもしばしば。
あまりに「お粗末プレイ=『ベイスボール』」という認識が広まったからか、近年は直接の対戦相手だけでなくベイスターズが関わっていない試合でも酷いミスが起こると、一部から親会社の本業や名前をかけ下記のように揶揄されるようになった。
球団名 | 蔑称 |
読売ジャイアンツ | ラビットボール |
東京ヤクルトスワローズ | ヤ球、草ヤ球 |
中日ドラゴンズ | ドラゴンボール*1 |
広島東洋カープ | コイノボール |
北海道日本ハムファイターズ | ミートボール |
東北楽天ゴールデンイーグルス | ゴールデンボール |
千葉ロッテマリーンズ | チョコボール*2 |
福岡ソフトバンクホークス | ソフトボール |
2018年頃からは阪神が守備難チームの代名詞になり、「やーい、○○の守備阪神~www」が誕生。現在ではこの派生形が用いられることが多くなり、これらの呼び方はあまりされなくなっていた。
しかし相変わらず元祖のDeNAが守乱となった際は「ベイスボール」を用いる場合が多い様子。
なお、池田純球団社長(DeNA初代社長)はこの用語を知っていた。
"THE PAGE"2016/09/25掲載 「横浜DeNAの球団初のCS出場の背景に革新的経営力」
「いい流れになっているとは思います。もはやファンの方々に“ベイスボール”“横浜クリニック”と残念がられてきたような野球はやっていません。上位と肩を並べるくらいのラインには来ています」
現在は暗黒を脱出してまともに順位争いをするチームに成長したDeNAだが、それでも暗黒期を彷彿とさせるプレーが飛び出すこともしばしばある。
実際に、下記のGIFはすべてDeNA時代のものである。
実例 
★ベイスボールGIF大全集★
http://raptor.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1461989496/
ちなみにこのベイスボールGIF大全集は、エラーに関与した選手のポジションが打線に反映されている。