カオル【Kaour】
冷たさの象徴のように固く閉じられた口からは温かい言葉など期待できそうにない。
漆黒の髪の間に見える透明な瞳さえ相手に対する無関心を示しているようだ。
しかしその瞳の中にはそこはかとない虚無感と寂しさが感じられる。
概要
- ベルテン特別班における見習い騎士の一人。
メンバーの中で最初に選ぶ事ができない。 武器はデモニックイリュージョンハンドル。
優秀な能力を持っていながらも、その能力を更に研鑽して騎士団員になる事を目標としている少年。
競争生活を送っているが故に他人へ心を開かない事から、仲間にするのが特に困難なキャラ。
初期能力は非常に優秀。ただ、会話の好みが特にない事から最後に加入するメンバーになりやすい。
- 性格は冷たい氷そのもの。冷静や冷徹どころか冷淡に相手と接して、他人に対して心を開かない。
また、他人と過ごすより、自分一人で修行や訓練を積んだ方が時間の無駄にならないと考えている。
その分、私心より組織の為に動くことが第一と考えている真面目な少年である。- プレイヤーにはあまり関係ないことだが、特別班の見習いメンバーの目的は「正式なアルバン騎士団」になる事である。
その事を最も強く意識しているのがカオルであるが、それ故に彼の視野は狭くなってしまっている。その視野を拡げて大きな人間へと導く事がプレイヤーの役割。
- プレイヤーにはあまり関係ないことだが、特別班の見習いメンバーの目的は「正式なアルバン騎士団」になる事である。
- 周囲からは上述のように「優秀だけど孤独な人」と思われている。
実際この評価通り、他メンバーと違って問題を起こすことはないが、逆に「問題が起こらない」という問題を抱えている。
若い見習いという立場であるうちに、失敗も含めた多くの経験を積んだ方が後の為になる。
それを自分から狭めてしまっている彼はエルシィとはまた違う意味で問題児なのだろう。- 他人に対して壁を作る理由は、メンバー全員が「正式なアルバン騎士団」になれるかわからないから。
勝気なアイリース、臆病なエルシィ、凡人のローガン、不真面目なダイ、馬鹿なカンナ。
この見習い騎士メンバー全員が、他の見習い騎士との競争に勝利し、その結果ここに選ばれたのだ。
そんな優秀なメンバーに負けない事もそうだが、何より彼らと仲良くなり友人となった場合に「友人を蹴落とす事」になるのを恐れたという面もある。
過去に友人を傷つけてしまった経験もあってか、それが顕著に現れる。
しかし、その友人と仲直りした時、手引きしてくれた事に感謝する様子から、本当は優しい少年だとわかる。 - 私心なく正式な騎士を目指しているだけあって能力は非常に優秀。
合計数値はアイリースに負けるが、専門分野が出来てる事から本当に即戦力として重宝できる。
- 他人に対して壁を作る理由は、メンバー全員が「正式なアルバン騎士団」になれるかわからないから。
- 他人に対して心を閉ざしているカオル。しかし、上述を見れば逆に最も他人を意識している人物と言える。
他人を意識しない為にも自分一人で過ごし続ける。そんな彼は「可哀そうな人」だろう。
そんな彼がプレイヤーに対して本当の意味で心を開くのは、好感度LV5へ変わる、最後のクエストが終わる瞬間。
そして、その過ちに気づいた時、彼は真の意味でのスタート地点に立つ事ができたのだろう。- 他メンバーと違い、カオルは自分個人の問題を抱えておらず、強いて言うなら親しい相手を競争で蹴落としてしまう事が彼個人の悩み。
しかし、それさえも最終的に解決した事から彼はようやく一つの壁を壊して、皆と同じ場所に立ったと言える。 - カオルは好感度を最も上げ辛いキャラなので、最初から加入を狙って集中的に交流していなければ必然的に加入が最後になりやすい。
その関係か、彼のクエストはシュアンも入れた全メンバーに出番がある。締めくくりに相応しいといえよう。
一人の少年を「スタート地点」へ導いたプレイヤーが正に本当の意味での「班長」になった瞬間ともいえる。
- 他メンバーと違い、カオルは自分個人の問題を抱えておらず、強いて言うなら親しい相手を競争で蹴落としてしまう事が彼個人の悩み。
- 上述の通り、彼は非常に優れた初期能力を持っている。その能力は無駄を嫌う彼らしい能力となってる。
優秀な二人より訓練ポイントに必要な能力値が高く、早い段階で難易度が難しい任務を任せる事ができる。
加入させるまでが非常に厳しいが、それに見合った最高の活躍が出来るはずだ。- 加入が困難といわれる理由は、好感度キーワードにパターンがないからである。
アイリースは任務・訓練、エルシィは遊び・恋愛が選ばれやすいようになっているのに対し、カオルは全ての選択肢が均等に設定されてるのだ。
- 加入が困難といわれる理由は、好感度キーワードにパターンがないからである。
- 余談だが、アップデート記念イベントの「見習い騎士たちを助けよう!」で見習い騎士団と一緒にギルガシを討伐する。
それぞれメンバーが固有の武器を手にして戦うが、カオルだけ何故かフルートショートソードで戦う。
もちろん、腰にはデモニックイリュージョンハンドルを装備しているままだ。
NPCのAI動作の関係もあるが、もっと別の武器を装備させてあげたりできなかったのだろうか…。