グリムリーパー

Last-modified: 2019-11-30 (土) 00:53:37

グリムリーパー【ぐりむりーぱー】(BOSS)

  • エイヴォンの看守。エイヴォンを脱獄したシェイクスピアを追い回している。
    死神を連想させる、幽鬼のごとき風貌に巨大な鎌を携えた姿をしており、見るものを恐怖に陥れる。
  • G13、及び演劇ミッション「エイヴォンの守護者」のボスとして登場する。

概要

  • 中型サイズのボスで非のけぞり・非ダウン属性を持つ。鎌攻撃はどれも事前動作が大きく見切りやすいが、動作そのものは素早い。攻撃中などで身動きが取れないときはダメージを受けることもよくあるので、できる限り敵の行動中の隙を狙ってダメージを与えていくといいだろう。
  • 最も注意すべき点は、攻撃範囲が見た目よりも広いことと、ダメージ判定がかなり長く残る点。特に後者は、画面上で鎌を振り終わったあたりで攻撃範囲に入るとダメージを食らってしまう。後述する潜行回転斬りはタイミングによっては2回ダメージを受けるという非常に理不尽な性能を持っている。特に演劇ミッションでは攻撃を受けたくないだけに、慎重に慎重を重ねるくらいの心構えで臨みたい。
  • 歩行移動を行わず、通常時はゆらゆらと漂いながらその場で攻撃を繰り返す。移動時は瞬間移動を行い、どの位置へどのタイミングで移動するかは全く予測できない。ちなみに眠っていても失明状態でも自在に移動できるため、動きを封じたからといって油断しないように。
  • 基本的に行動を途中で中断させることはできない。失明状態やスタン、凍結、睡眠、戦闘不能でも一旦攻撃モーションに入った時点で必ず攻撃判定が出現し、完了まで動作プロセスが行われる。ただし、メインストリーム(およびメインストリーム準拠のAIである試験の洞窟仕様)の場合のみ、一定の攻撃を短時間に加え続けることで魂が抜けていくような怯み状態にすることで行動を中断させることはできる。ただしこれは発生が確実なものではないため、出たらラッキーくらいのものである。
  1. 鎌なぎ払い(仮称)
    一旦鎌を引き、前方180度に横一文字の衝撃波を放つ。ヒット時は吹き飛び状態になる。鎌振り下ろしに移行する場合は若干スキが短縮される。
  2. 鎌振り下ろし(仮称)
    鎌を大上段に引き、後ろ向きになるほど反り返ってから前方一直線に衝撃波を放つ。横範囲は狭いものの、縦に長射程を持つ(突進と同程度)。鎌なぎ払いに移行する場合は、こちらもスキが短縮され、より素早く次の動作に移る傾向がある。
  3. 潜行回転斬り(仮称)
    クルクルと回転しながら地中に潜り、一時的に全ての攻撃を受けなくなる。その後ターゲットの足元近くまで瞬間移動して出現と同時に自分中心360度に鎌を振り回す。地中に潜りきってから数秒後に、その時点でのターゲットのいた座標へ出現するため、むやみに走り回っていると避けきれない。特に足の遅い人間だとこの攻撃はほとんど回避できないほどの追尾性能だったため、騎乗ペットを出して逃げるなどの対策が必要だった。
    • G16前後で修正が入り、現在はとにかくまっすぐ走り続ければ避けられるようにはなっている。
  4. 瞬間移動(仮称)
    前動作なしに突然ランダムな距離へ移動する。あまり攻撃頻度の高くないグリムリーパーなのでただの移動だが、仕切りなおしという意味では地味にいやらしい。
    メインストリーム戦では用いないか、または使用率が低くなっている。
  • 総じて背面側が死角となっているため、攻撃時は回り込むように動くといいだろう。

備考

  • メインストリーム戦と演劇ミッションではほぼ別物となっているため、G13ではラスボスとして戦うことになるが、「マビノギ史上最も弱いラスボス」とも言われていた。
    • これには理由があり、演劇ミッションと比較して耐久力が段違いに弱くなっており、累積ごとに難易度が変化するシステムを鑑みてもかなり撃たれ弱い部類に入る。純粋な生産キャラクターでもなければ、最大火力の攻撃を2、3発当てれば倒せてしまうほど。
    • また、AIの違いもあり、メインストリームのグリムリーパーは魂を放出して何もしなくなる状態になったり、攻撃の頻度も低い。
  • メインストリームと演劇ミッションのグリムリーパーの最も大きな相違点は、演劇ミッションで登場する個体の攻撃を受けてしまうと、キャラクターに苦悶の表情を浮かべた魂が体を覆うようになり、約10秒間、ライフ・マナ・スタミナがどんどん減少してしまう効果がある。これはいかなる防御でも無効・軽減ができず、最大数値の30%ほどを消失させられる。直接の威力が大きいことも勿論だが、この効果で見た目以上にダメージを受けていることになる。
    まして、攻防に用いられるマナや、ほとんどの行動に必要なスタミナまで減らされるという二段構え、三段構えの攻撃で、非常にやっかい。これらの回復にポーションを使っていてはあっという間にポーション中毒になってしまうだろう。
  • できる限り攻撃を受けずに倒したいものの、上記のように回避しづらい攻撃がそろっている。
    しかし、緩慢なAIの非のけぞりMOBの哀しさか、例によってスマッシュ&ウィンドミルの繰り返しでAIをリセットさせ続けることですんなり倒すことができる。
    • GENESISによる戦闘システム改変のあおりを受け、ウィンドミルに非常に長いクールタイムが追加された。そのため、上記ウィンドミル連発の作戦を用いて一人でクリアするのは実質的に不可能になった。プレイヤーでは二人いてもクールタイムが間に合うかどうかといったところだが、ペットやゴーレムであれば改変の影響がないため、これまでどおりの戦術で攻略できる。

その他

  • G15でも最後に少しだけ姿を見せるが、残念ながら戦闘にはならない。
  • G14で同じく最弱ラスボスであるブランが登場。メインストリームでは甲乙つけがたい弱さだが、演劇ミッションでは比較にならない強さを誇るグリムリーパーに軍配が挙がるか。タフネスさではブランも負けてはいない。
  • シェイクスピアによれば、エイヴォンの守護神はこのグリムリーパー以外にも3体いるらしい。
    • G14でブラン、G16でメロウが登場。最後の一体はG16およびC4が終了した現在でも不明のままである。また四天王?
  • 2010/11/13の演劇ミッション実装当時は不具合により出現しなかったが、2010/12/16に修正された。
    それまで「エイヴォンの守護者」は「新しい王の頼み」と比べて報酬が多く更にボスが出現しない美味しいミッションと評されていたが、修正後は評価が一変してしまった。
  • 2015年4月のマビノギ10周年記念イベント「マビランド」のアトラクションのひとつ「試験の洞窟」の8人目のボスとして登場。
    • 攻撃力などは演劇ミッションハード相当となっており、かなり手強いボスとして登場する。
    • 特にスリップダメージがきつく、10連戦という長丁場のなかでポーション中毒の危険性を考えるとなるべくダメージを受けない戦い方が必要になる。
    • 基本的にはメインストリームや演劇ミッションと同じ立ち回りになるが、重要なことはグリムリーパーの次はマスターリッチのため、特別な手段がない限りは四隅で倒すことが必須になる。何しろグリムリーパーを倒した瞬間にマスターリッチが出現するため、直後に認識されてしまう。そうなればすぐさまガストを呼び出され、あっという間に倒されてしまうだろう。
    • ちなみに演劇ミッションでは不可能な戦術として防護壁を立てるとあらゆる攻撃を無効にすることができる。潜行回転斬りは壁をすり抜けて直接攻撃を受ける可能性があるものの、縦切りも横切りも完全に無効化できるため、ランク5以上あれば壁を盾に一方的に攻撃を加え続けられる。

♪BGM「deux ex machina(機械仕掛けの神)」Boss_GrimReaper

  • 「機械仕掛けの神」とは、舞台などの物語の最後に現れとんでもない力で幕を下ろす存在の事。
    超展開、夢落ちなどをイメージするとわかりやすいかもしれない。
    • なお、実装当初より戦闘時にBGMが流れない不具合がある。曲データは存在するため視聴は可能。

余談

  • グリムリーパー(Grim Reaper)とはGrim=残忍な、冷酷な Reaper=鎌、刈り取るもの、という意味で、日本語にすれば「残忍な鎌」「冷酷な刈り取り人」といったところか。
  • 概ね死神(Death)を連想するおどろおどろしい姿をしているが、実は死神とグリムリーパーは別のものとされている。
    • 死神は農耕の神であり、豊穣を意味するものである。片手には大きな鎌を、もう片手にはランタンを手にした姿で描かれることが多く、本来人間が現世での生を終え、人という実った稲穂を、手にした鎌で魂を収穫するものであるという。刈り取られなかった作物は地に落ちて腐ってしまう。そうならないように「収穫」するのが死神の役目なのだ。また、手にしたランタンは往く道を照らして魂が迷わずにあるべきところへと行けるように導くためのものであるという。そのため死神は必ず灯明とともに描かれる。(グリムリーパーはこの導くためのランタンを持っていない)
    • 死神と言われて喜ぶ人もいないだろうが、そうした嫌われ役を、どんな悪人のところにも「実った魂を刈り取り」に行く慈悲深い神であるとされる。